FC2ブログ
Jyosetsu Gaiden

Jyosetsu Gaiden

拙きが如し。 そんな私ですが、北海道の色々な釣りを楽しんでいます。

 

スピーカー修理その2

エッジが届くまで、他の作業をしておきました。

img2018-5-S-180A-09.jpg

ツイーター部分に見えているのは、スピーカーケーブルです。
当時、奮発して買ったものですが、接触不良気味だったので接点を磨きました。
線を覆っている透明なビニールのような材質の表面は、こちらも劣化のせいかいくら拭いてもベタつきがとれないので、これはもう構わないこととしました。

エンクロージャーの中を覗いてみました。

img2018-5-S-180A-10.jpg

吸音材は思ったよりも少ないですね。
中はいたってシンプルです。
ウーファー以外のスピーカーは問題なく鳴っているので、アンプなどとは違って長く使えそうでした。

スピーカーの設置位置の関係で逆さまに設置するので、エンブレムを逆さまにしようかと考えました。
そこで、アッテネーターを中から覗いてみました。

img2018-5-S-180A-11.jpg

これはカメラを奥まで入れて撮影したものなので、アッテネーターを逆さまにして、更にエンブレムも逆さまにするのは無理の様でした。
しかも、位置的にスコーカーを外して作業しなければなりません。
簡単に諦めることにしました。

そうこうしているうちに、ファンテックから物が届きました。
送料が300円なので心配していましたが、折り曲げることなく箱入りで届きました。

img2018-5-S-180A-12.jpg

エッジが2枚入っています。
接着剤を同時購入の人には、エッジ交換説明書が付いていました。
この説明書には助かりました。
というのも、ネットで知った接着方法ではセンター合わせが上手くいかなかった可能性がありました。

img2018-5-S-180A-13.jpg

特殊な接着剤らしく、すぐには固まらないので使いやすいそうです。
この筆がなかなかの優れもので、適度な硬さが使いやすかったですね。

失敗したくないので、イメージトレーニングをしました。

img2018-5-S-180A-14.jpg

接着剤を塗らずに、実際に取り付けをしてみます。
サイズがあっているので、さすがにピッタリとはまります。

では作業本番です。
まず、エッジのコーン紙側に接着剤を薄く筆で塗ります。
次に、コーンの接着部分に接着剤を多めに塗ります。
コーン側は見えない部分なので、多少はみ出しても問題はありません。

img2018-5-S-180A-15.jpg

コーンの見える側に接着剤が付かないように、慎重に合わせて行きます。
もしも接着剤が付いても、まだ拭き取りができるので心配は要りません。

img2018-5-S-180A-16.jpg

裏からも抑えて、しっかりとコーンとエッジを貼り付けます。
最低30分~1時間乾燥させます。

乾くと、白い接着剤が透明になります。

次に、念のためにコーンとエッジの端に接着剤を厚めに流し込みます。

img2018-5-S-180A-17.jpg

エッジとコーンがしっかり接着されていれば必要ないかもしれませんが、説明書通りに作業を進めました。
ここで1時間、完全に接着されるのを待ちます。

接着したら、次はエッジの外側部分と金属の接着です。

img2018-5-S-180A-18.jpg

この作業で大事なことは、センター出しという重要な作業です。
ただ、このS-180Aに関して言えば、ほとんど問題なく作業出来ると思います。
金属部分に接着剤を塗り、筆で均等に広げます。
これも隠れてしまう部分なので、はみ出しても全く差支えはありません。

センター出しとは、中央のボイスコイルが触れてしまわないようにコーンを手で押さえて確認します。
あらゆる方向から押してみて、擦れることがないか確認します。

この専用接着剤は普通の木工用のボンドのようですが、ゆっくりと確実に接着できます。

img2018-5-S-180A-19.jpg

片側の作業が済みました。
エッジの色が違います、美しいですね。

一台目で一通りの作業がわかったので、もう片方は幾分楽にできました。
念のため、丸一日乾燥させました。

エンクロージャーに、はめ込み固定します。

img2018-5-S-180A-20.jpg

我ながらうまくできたと思いますが、よく見ると粗探しができます。
初めてで最後の作業だと思いますが、ボンドはまだまだたくさん残っています。



いよいよ音を出す時が来ました。

img2018-5-S-180A-21.jpg

昔よく聴いていたJAZZから、コルトレーンのMDがあったので・・・。
低音の出方が小気味いいですね。
低音が安定すると中音も良くなるのでしょうか、バランスがとれています。

ミニコンポやBluetoothスピーカーでは聴こえなかった音が聴こえてきました。
ひとつ気付いたことがあります。
FMってそれなりに音がいいんですね。
そういえば、昔FMから録音したオープンリールデッキの音がやけに良かったことを思い出しました。









スポンサーサイト
 
 

スピーカー修理その1

我が家にあった、40年近く前のフロア型スピーカーを修理したお話です。


パイオニア「S-180A」は、当時一本が55.000円のフロア型スピーカーで、メーカー各社本格的なフロア型に力を入れていた時代のものでした。
本当に欲しかったのはJBLのスタジオモニターでしたが、一本が15万円から30万円以上もしたので単に憧れのスピーカーでした。
それでも、選び悩み購入に至ったS-180Aには満足して聴いていたのでした。

しかし、このスピーカーのサランネットを何十年か振りに外してみて・・・・・愕然としました。
何と!ウーファーのエッジが触っただけで崩れ落ちてしまったのです。

img2018-5-S-180A-01.jpg

img2018-5-S-180A-02.jpg

スポンジ状のエッジが経年劣化して、お菓子のパイのようになっていました。

最近は、ミニコンポやBluetoothスピーカーに満足していたので不自由はなく、再びサランネットを納めてインテリアと化していました。


ところが先日、このS-180Aを鳴らしてみて驚きました。
低音は抜けてダメですが、中高音には驚かされました。
ミニコンポやBluetoothスピーカーとは、全く比べ物にならない本格的な音でした。

当初、ハードオフで売られているJBL4311Bの程度の好いものを購入しようか考えていました。
S-180Aとほとんど同じ時期のものですが、ネット上の評判は使えない部品が多く、当たりはずれも多いようでした。

スピーカーを自分で修理できることを知ったのは、それから数日のことです。
それならやってみようか・・・もしも失敗した時は、中古でもと考えていたのです。

ネット上を検索すると、このスピーカーのエッジ交換をしたブログもありました。
そこで出てくるのが「FUNTEQ・ファンテック」というスピーカー修理専門のメーカーでした。

img2018-5-S-180A-11a.jpg

修理もしてくれますが、DIYが格段に安く済みそうです。
左上のスピーカーエッジを選ぶと、サイズ別にずらりとエッジがありました。
あまりにもたくさんあるので、ページ検索に「S-180A」と探します。
すると・・・

img2018-5-S-180A-11b.jpg

ありますね。
思ったよりも値は張りましたが、しっかり治るなら仕方ないです。

これに専用の接着剤と筆のセットを注文しました。
送料は300円と良心的です。
後で気付きましたが、このファンテックは北海道石狩市にありました。


エッジが届くまで、作業を少しづつ進めておきます。

img2018-5-S-180A-03.jpg

ウーファーをエンクロージャー(スピーカーの箱)から外します。
重さが25kgあるので、大半はウーファーの重さかと思ったら、エンクロージャーが意外に重かったようです。
6角レンチで8本のナットを外し、コードは差し込み式のソケットなので簡単に脱着できました。
ソケットの形が違うので、プラスマイナス間違えることはありません。

いよいよエッジの除去作業です。

img2018-5-S-180A-04.jpg

指で押すだけで、ボロボロと粉々に落ちるほど朽ちていました。
コーンは紙でできているので、劣化などはなく問題はありません。

次にコーンに残っているエッジを取り除きます。

img2018-5-S-180A-05.jpg

カッターを使って慎重に切り取ります。
髭剃りのように、軽くあてると簡単にそぎ落ちます。
雑にするとコーンを切ってしまうので、ここは丁寧に行いました。
仕上げは刃の裏でこすって残りカスもきれいに落としました。
コーンの淵に残っている接着剤の硬いものはそぎ落としてもいいですが、音と見た目に影響が出なければそれほど気にしなくてもいいと思います。

次が、今回一番大変だった作業でした。
エッジの淵をゴムの輪で抑えて接着してありますが、これを取り外すのが一苦労でした。

img2018-5-S-180A-06.jpg

金属にたっぷり接着剤を使って接着してありました。
マイナスドライバーで、えぐり刺すように少しづつ剥がしていきました。
無理に引っ張るとゴムが切れたりちぎれたりするので、少しずつ確実に剥がしていきます。

img2018-5-S-180A-07.jpg

ようやく剥がし終わったところです。
ゴムやガスケットが残っています。
これが残っている限り、新しいエッジの接着はできません。

img2018-5-S-180A-08.jpg

カッターナイフ等を使ってそぎ落としますが、相手が金属なのでこの作業は楽でした。
しかし、隅に残っているゴムが一番大変でした。
カッターでは削れず、彫刻刀を使いました。

見た目にはよくありませんが、接着するに支障のない程度で良しとしました。
厳密には紙などで作ったガスケットを貼り付けますが、ゴムパッキンがあるので無くても音に影響はなさそうです。

あとは、注文したエッジと接着剤が届くのを待つのみです。


   つづく






 
<-   08 2019  ->
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

如拙(じょせつ)=とっち

Author:如拙(じょせつ)=とっち
北海道の釣り・キャンプ・旅行など、夫婦で各地を飛び回っています。
ブリジギング・ワカサギ・カレイ・ニシンやチカなどのサビキ釣り・アキアジ(鮭)の他に、ルアーやフライなどジャンルを問わず、面白そうなことは何でもチャレンジしています。

訪問者数
月別アーカイブ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive RSS