久しぶりの道北キャンプは、朝からとても良い天気になりました。
今回は道北も最北端とまではいきませんが、海と温泉を同時に楽しめる天塩町を目指します。

絵本の里けんぶち
剣淵町の新しくできた道の駅に寄ってみると、絵本の町らしくゆっくりとくつろぎながら絵本を読むことができるスペースが用意されていました。
売店は地域の特産品の品揃えが良く、特に館内にある工房からの焼きたてパンの種類も豊富で、次々に新しいパンが焼きあがっていました。
一番奥にはレストランも併設されていましたが、時間が早かったために準備中でした。

けんぶち館内
名寄市内でキャンプの買物を済ませてから、いつも寄る「三星食堂」で昼食を食べて出発です。
高規格道路も美深町入口付近まで延長されていましたので快適に進み、音威子府ではこれまたいつもの「音威子府そば」を購入します。
天塩川沿いに進み、中川町の手前から日本海側にしばらく走ると海に出ます。
考えていたよりも早く天塩町に着くことができましたが、道路整備が想像以上に日々進んでいることを実感しますね。

天塩町の道の駅でつまみになるような珍味を購入しようと思いましたが、ふと見た賞味期限がとっくに切れていることでガッカリしてしまい、買うのはやめました。
たった一品の商品管理の不手際が店のイメージを落としてしまうんですね、残念でした。

予約をしていた天塩町鏡沼海浜公園キャンプ場に着くと、公園の駐車場には同じようなワゴンタイプのキャンピングカーが50台ほど停まっていました。
気になったので聞いてみたところ、旭川のキャンピングカーショップ主宰のオーナーズクラブの集まりだったようで、私達も仲間だと間違えられそうになりました。
受付を済ませて場内に入るとトレーラーハウスが一台あるだけで、この日のキャンパーは私達以外には僅か一組だけでした。
ここ鏡沼はシジミ獲りも楽しめる周囲500mほどの沼で、この時期は菖蒲が咲いていて散策用の広い木道が整備されていました。

鏡沼
お楽しみの天塩温泉は私達のサイトのすぐ横にありましたので、ひっきりなしに町民の利用がある様子が伺えます。
さてキャンプ場ですが、芝生はほとんど生えておらず黄色いタンポポのような花が咲き乱れてきれいなサイトは、広くも狭くのない標準サイズといったところでした。
炊事棟が中央部一箇所だけですので、少しだけ遠く感じましたが不便ではありません。
小高い沼の上のサイトからは漁港、その向こうには利尻岳が大きく見えていて、北海道の北にいることが実感できましたが、気温の割には暑く感じる最高の天気です。

夕映
夕食後に天塩温泉「夕映」に行ってみました。
何周年かの記念企画期間中で、入浴料金も300円とお安くなっていたせいか、館内はたくさんの入浴客で賑わっています。
大浴場に入ると、誰かが髪を染めているのか?強いアンモニア臭がします・・・。
まさか公共の温泉施設の中でそんなバカな?と思いながら、ぬるめの方のお湯に浸かってみるとさらにアンモニア臭が強くなったので、お湯の臭いを確かめたところで臭いの元がこの温泉だったことが判明します。
念のために他の浴槽を確かめてみましたが、どの浴槽からも同じ臭いがしました。
最後に、露天風呂から見える利尻富士の夕景を眺めて湯から上がりましたが、私にはこのお湯は少々きつかった・・・。

しかし、館内の休憩所はお祭りのような屋台が建ち並んでいて、雰囲気はとっても良かったのでのんびりくつろぐことができました。
テントに戻ってからビールでのどを潤して、すぐ近くから聞こえる鳥のさえずりとラジオを聴きながら過ごしていると、この時期のキャンプが気候的にも一番過ごしやすいといつも思います。
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