「恥ずかしい
海アメをなめきっていた 恥ずかしい私
海アメになめられた 恥ずかしい人間の私」
と、相田みつおさんならこんな詩を書くでしょう、そんな釣行になってしまいました。

この橋の完成が待たれる
前日の夕方に、とりあえずどんな釣り方なのか実践してみることにしました。
ポイントに着いてみると数人のアングラーがいましたので、さっそく情報収集してから適当なポイントでキャストを始めたところに、妻(Kさん)がカレイ狙いの投げ竿を持って到着です。
その後、キッシーさん、続いてメガ弟さんが到着しましたが、いつものようにメガ弟さんはタックルは何も持ってきていませんでした。
水面では小魚がウヨウヨいるようで、時々魚種は特定できませんが中型の魚も跳ねています。
期待してキャストを繰り返しましたが、2回ほど大きなアタリを感じただけでした。

妻が投げ竿をほったらかしにしてブラーフィッシングに夢中になっていたとき、キッシーさんが妻の竿に大きなアタリがあったのを見逃さず、手のあいていたメガ弟さんが巻き上げることになりました。
釣れたのは40cmオーバーの丸太ウグイで、その迫力にはウグイながらもみんなで感心してしまいました。

この目が何ともいえません
その後、奥から戻ってきた釣人が遠くからでもわかるシルエットで、一年ぶりに会ったウメちゃんでした。
彼は今シーズンも海サクラ、海アメを釣っているので、しばらくお話を伺いましたがとっても参考になりました。
その後、ウメちゃんとその友人と一緒にしばらくキャストしてみましたが、お腹が空いてしまったので納竿とします。

キッシーさん撮影
早朝4時過ぎには、すでに」数人のアングラーがキャストしていまして、7月にしては信じがたい13℃ほどの寒さの中で挑戦を始めます。
途中、レガオさんもやってきたので3人でキャストし続けてみましたが、昨日の夕方のようなガツンとしたアタリは全くありませんし、跳ねもほとんどない状態でした。
もちろん、昨日のアタリも姿を見たわけではありませんので、巨大ウグイだったかも知れませんし、アザラシか、或いはシカだったかもしれません。
時々霧雨のような悪天候の中でしたが、レガオさんから聞くこの釣りの事細かな情報をすべて吸収していきます。それにしても、興味のあることってどうしてこんなに素晴らしい記憶力を発揮できるんでしょうね。
しばらくするとレガオさんからアタリがあったと聞いて、何気なくルアーチェンジしたのが良かったのか偶然かはわかりませんが、やや遠投してすぐに強いアタリを感じました。
「ゴン!」と重くなったのですがすぐに軽くなって、それでも同じリーリングスピードで続けていた2秒後にさらに大きなアタリ・・・今度は強いアワセを1回入れてロッドを立ててみるとヒットしたようです。
その重さはマスとは違う、そう、アキアジのような重さといったほうが近いかと思います。近くで見ていたキッシーさんがアキアジが釣れたようにロッドが曲がっていたと、後から教えてくれました。
しかし、すぐに軽くなってしまいルアーの重さもなくなったことで、ラインブレイクとわかりました。

レガオさんから60アップも釣れているとは聞いていたものの、所詮オホーツクの海サクラ・アメマスは40cmくらいだろうから抜き上げだって可能かもしれないと、ロッドはアキアジ用に以前使っていたものだから、これはまだ許されるでしょうが、リールは以前使っていたものに巻いてあった古いラインを反対にしたもので、ショックリーダーも気休め程度の耐久力しかなかったようです。
ショックリーダーから切れていました。
新品のルアーと大きかっただろう海アメ?を逃したのはガッカリするはずなのに、私自身意外なほど落胆していませんでした。
おそらく、サケマスのように絶対に釣りたいと思ってやっていなかったせいなのでしょう。
しかし、反対にやる気が俄然出てきまして、この水中には大きな魚がいると思うととても釣りたくなってきました。
その後レガオさんが納竿して、私達も7時頃には諦めることにしました。

車内で朝食後、別のポイントに移動です。
次の場所は海サクラの可能性も大きいので期待してキッシーさんについて行きましたが、波の高さに少々やる気がなくなってしまいます。
ということは釣りにも悪影響を与えてしまうのでしょうか、2個もルアーをライン切れによって海中投棄してしまった時点で、完全に戦意喪失・・・・・妻が楽しんでいたカレイ狙いを手伝うことにします。
カレイ釣りは波が高くてアタリがわからず、それでも竿先が怪しい動きをしていた竿を巻き上げてみたところ、カワガレイが釣れていました。
その後はウグイしか釣れず、全くアタリすらなかったと納竿したキッシーさんが戻ってきたところで、投げ釣りも終了となりました。

キッシーさんと別れてから、網走市内へ走り第四埠頭を覘いてみたところ、空きスペースがあったので竿を出してみることにします。
広い第四埠頭ですが車の数は少なく、竿だけがずらりと並べられているのが気になりました。
お隣さんに聞いてみたところ「全然釣れていない・・」まあ、予想通りでしたが気にせず釣りをする前に車内で昼食タイムです。
私はこの時、食後は寝ようと決めていたのですが、食事が終ると眠気は吹き飛んでいまして気力は充分、投げ釣りの妻の横でロックフィッシュを楽しむことにしました。

私がソイ、ガヤなどを釣って楽しんでいると、妻はヒトデを最初に釣ってからは小さいクロガシラを釣り、その後はほとんど開店休業状態となったので私のロッドでロックを楽しんでいましたが、すぐに納竿となりました。
今回は期待していなかった状態でのヒットをバラしてしまったことよりも、その可能性に大きな衝撃を受けてしまう釣行となりました。
ヒットしたことも釣った人を見たこともなかった私が、体感してしまったためにこの釣りの魅力にとりつかれてしまいそうな予感と、それを必死で否定しようとしている自分が戦っている困った状態です。
「恥ずかしい、人間の私」
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