厳しくも楽しかったアキアジ釣りも、残すところあと僅かとなりました。
前回と同じ釣り場に着いてみると朝焼けが見えていましたが、厚い雲に覆われていたのでなかなか明るくなりません。
6時近くなってからようやくウキが見える程度でしたし、魚の跳ねも全くなかったので私達の周りではほとんど釣り始めている人はいないくらいでした。
風も波もなく暖かいくらいの天気は、自宅を出るときの雪が嘘のような天気でした。

釣り場全体でおよそ70人ほどでしょうか、いつもの人気ポイントから釣れ始めましたが、2本目は私の右5mの人にヒットしていました。
そして私達の周囲でヒットが連発しますがバラシも多く、連続6ヒット6バラシというすごい記録を作った人もいました。
6時15分には私にもアタリがあり、前回の教訓を生かしたアワセで一本目をゲット!
大きくはありませんがまずまずの銀ピカオスでしたので、隣にいた知り合いのスカリに入りました。

周囲では相変わらずポツポツと釣れていましたので、まだまだいけそうだと思っていた7時前にはもう一本追加することができて、意外にあっさりと久々の複数本ゲットに成功します。
このアキアジはサイズも状態も良いオスで、ファイトもなかなかのものでした。

今シーズンは毎回ここで終ってしまっていたのですが、今回は違いました。
7時半少し前に3本目がヒットです。
しかもなかなかの銀ピカメスで、これは下あごに2本の針がしっかりとフッキングしていました。
隣の知り合いに「3本釣っているのあんただけじゃないか?」と言われて少しニンマリしていたところ、さらに10時少し前には4本目がヒット!
食い渋りのアキアジがそう簡単に連続ゲットできるはずもなく、このアキアジは残念ながらバラシ・・・。
自分でもわかっていました・・つい早合わせをしていたおバカな私です。

青空が広がってすっかり暖かくなった10時半過ぎには、アキアジらしい明確なアタリから再びヒットです。
しかしこの魚はなかなか浮き上がってこなくて、しばらくの間はウキも沈んだままでした。
あまりにドラグを鳴らし続けるのでスレかと思っていたくらいで、ようやく近くまで寄せたときに大きなアキアジがしっかりと口にフッキングしているのがわかりました。
隣の知り合いの人がタモ入れをしてくれて無事ゲット!
80cmを超えた5.7kgのブナオスでしたが、最高のファイトをこの時期に味わえたことは幸運だったと思います。

この後は釣り人が10人弱に減ったほのぼのとした釣り場で続けていましたが、向かい風が強くなった14時半頃には納竿しました。
釣ったアキアジはすべて隣の知り合いに渡していましたので、身軽に車に戻ることができました。
この時期になって今シーズン一番の釣果というのは、やはり不漁年だったんだと思わざるを得ませんでした。
おそらく今期、もうこのような釣りはできないだろうと考えると、少し寂しくなりながら帰り道を運転していました。
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