先週はまだ氷が張っていたと聞くサロマ湖ですが、一昨年はとっくに釣れていたので強行出撃しました。
自宅から丸瀬布までは積雪の国道を走り、その後は雪が消えて一安心。
すっかり明るくなった漁港に着くと、私達が好きなポイントに釣り人は僅か二人しかいませんでしたが「釣れていますよ!」と、にこやかに教えてくれました。

しかし、釣れているのはブラーを使った足元ばかりで、所々に氷が浮かんでいるような水温の低さにカレイの反応は鈍いらしく、投げ竿にはなかなか反応がありませんでしたが、私達は投げ竿しか用意していませんでした。

キッシーさんが到着してブラー竿で釣り始めた頃に、Kさんがようやく1枚目を釣り上げて私にも同じようにカワガレイが釣れました。
久しぶりのワカサギとは違ったリールを巻く手応えと、投げ竿から伝わってくる重量感は気分が良いものです。
しかし後が続かず、Kさんにばかり釣れていました。

ブラーロッドを置き竿していたキッシーさんも釣ったので、全員が釣果を得て坊主は回避されました。
8時半過ぎになって、陸揚げされていた漁船を海に降ろす作業が始まりました。

クレーンが小さいので少々危なっかしい作業でしたが、意外と簡単に降ろされて作業は終了。
港内に浮かんでいた3mほどの氷に向かって進行しようとしましたが進めず、後退してから水を得た魚のように港内をぐるっと一回りしていました。
晴れ間が見えかけていた空でしたが気がつくと雪が舞っていて、車内で暖まりながら時々竿先をチェックするといった集中力に欠けた釣りでしたが、寒さには勝てません。

9時半近くなってKさんが重たそうにリールを巻いていました。
釣りあがったきたのは、何と30センチ近い身の厚いクロガシラでした。
こんな大きなカレイが釣れるのならばと張り切って釣り始めたのですが、そう簡単に大きなカレイが釣れるはずもなく、時々釣れるクロガシラやクロガレイと、珍しく少なかったトウガレイ、頻繁に釣れるカワガレイの引きを楽しみました。
これは大物かとずっしりとした引きに期待しますが、カワガレイのダブルが多くてなかなか型の良いクロガシラは釣れませんでした。
次第に釣り人が増えてきて、近くでは白鳥の浮かんでいる姿や華麗な飛行が見られ、賑やかになってきました。

お昼近くになるとアタリは遠ざかり釣り人も減っていきましたが、本格的にブラー釣りを始めたキッシーさんにカワガレイが入食いにヒットします。
天気は陽射しが見え始めていましたが大方曇で寒く、漸く風がなくなったのは14時を過ぎていましたが、久しぶりの投げ釣りに満足して15時過ぎには納竿しました。