28日に広尾入りして、釣りよりもキャンプのほうに重点を置いた旅なのだろうといわれても仕方のないスケジュールに、申し訳程度に夕方の海で海サクラ狙いです。
しかし、魚の気配もないなかモリさんによって、周辺の散策をしていたメガ弟さんやたった今到着して坂道を下りはじめたイノケンさんを巻き込んだ大捕り物劇となり、結末は単なる対岸のおっさんとのオマツリというあまりといえばあまりのオチを見せて終ってしまったのでした。
翌朝は、イノケンさんの情報網によって釣り人も少ない穴場ポイントに行きました。
釣れている情報はこの釣り場にも20人ほどのアングラーを呼んでいて、河口から離れた場所から始めて徐々に河口を攻めることにしました。

モリさんとKさんは同じ場所で続け、私とイノケンさんは移動しながら河口に近づいていきました。
行動的なイノケンさんは河口を渡って対岸に移動しましたが、私の左4人目と3人目の人に続けてヒットしていたので緊張してリーリングします。

急にゴツンと重くなってぐんぐん動き始めたので「サクラだ!」心の中で叫んでアワセを入れました。
初期のカラフトマスのような引き味を堪能しつつも、なかなか寄ってこないので何度かドラグを締めながら巻いているうちに、いつの間にか川を渡って走ってきたイノケンさんの姿も見えました。
ようやく寄せて見えた魚体は・・・・・残念ながら海アメマスでした。

計測すると57cmでしたが丸々と太っていて、これなら引きが強いのも納得です。
写真を撮ってすぐにリリースすると元気に帰っていきました。
次こそはサクラマスと再開しようとしましたが、リールに砂が入り込んでいたのでしばらくメンテナンスに時間を要しました。

しばらくするとKさんがライントラブルとのことで、モリさんと二人がいる釣り場に引き返したところ、何と!モリさんも一本釣っていたのでした。
51cmの海アメで、これでようやくモリさんのロッドにもトラウトの魂が入ったと喜んでいました。

雨はやみましたが気温は低く、反対に波はなく滅多にない好い条件だと言うので続けていたところ、ジグミノーで遠投していた着水直後にヒット!
はるか沖でヒットした海サクラが暴れているのが見えます。
しかしすぐにフックアウト・・・・・。

磨き上げていた針には鱗が一枚残されていて、残念なバラシでした・・・そう簡単には釣れないのが海サクラなんですね。
つづく