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Jyosetsu Gaiden

Jyosetsu Gaiden

拙きが如し。 そんな私ですが、北海道の色々な釣りを楽しんでいます。

 

7月26日 アキアジGet!

先週、モリさんがアキアジを釣ったと聞いて、堪らず前日からの出発で現地に到着しましたが、初めての場所だったので暗い中では何もわからず明るくなってから釣り場に向かうことにしました。



明るくなってから釣り場に向かうと、イノケンさんから聞いていたポイントは空いていましたので、この日の釣り座は簡単に確保できました。
早速準備を始めた時には朝日が昇り始めたので、少し出遅れた気がしていました。
近くで垂らし竿の人にアキアジが釣れたので、今シーズン初めて見た迫力の光景に興奮してしまいました。
しかし、全体40人もいる釣り人や竿数100本以上のどの仕掛けにも、なかなかアキアジはヒットしませんでした。



それでも1時間に一本程度のペースでポツポツとアキアジが釣れているので、その都度やる気が出てきて楽しい時間を過ごします。
遠くに見える砂浜にはブッコミ釣りの竿も並んでいますが、シーズンが始まったばかりのせいかまだまだ空いている場所はいくらでもありそうです。



曇り時々晴れの過ごしやすい天気でしたが気温は低く、朝のうちは半袖では寒いほどでした。
この日は11時過ぎまでに10本のアキアジが釣れていて、私達の近くやKさんの隣の方にもヒットしていましたので期待しますが、なかなかアタリはありませんでした。
お昼少し前にようやく私にヒットしましたがKさんはお昼寝中で、隣の方が私達のタモを持って手伝いに来てくれました。
久しぶりのアキアジの重量感はとてつもなく重く、そのパワーも充分堪能して時間がかかりましたが何とかネットイン!



77cm・4.3kgの超銀ピカのオスをGetすることができました。
半分は諦めていただけにうれしい一本になり、昨年の8月17日の記録を大きく更新する早い時期のアキアジとなりました。


                    画像をクリックすると拡大されます

この日はこのまま納竿して温泉で汗を流し、夕方は焼肉を楽しんでこれから到着するイノケンさんを待ちました。



すっかり暗くなってから到着したイノケンさんと釣り場の確認をしていると、何と!キッシーさんから近くまで来ていると電話がありました。
Kさんはすでに寝ていましたので、3人で翌朝の皮算用をしながらの一杯を楽しみました。


 翌日・・



昨日とは違って暗いうちに起きて出発しましたが二人の姿はすでになく、早くも臨戦態勢の二人に出遅れること30分後にようやく第一投!
昨日と違ってまだ誰も釣れておらず、海は静かで湖のようです。
青空が空一杯に広がっているので暑くなりそうな空でしたが、アキアジが釣れないので釣り人は涼しげです。


海はやや濁りも入っているし、イルカがうろついているので力が入りません。
ウグイばかりがたくさん目の前で跳ねていました。



この日は全体でも2本しか釣れておらず、自然とキャストの回数は減るので確率も低くなるのは否めず、完璧に準備を整えてアタリを待つイノケンさんとは対照的にマグロ状態で釣りをするキッシーさんと、・・・やっぱり寝ていたKさんの姿はほのぼのとしていました。



結局、10時には片付け始め釣り場を後にしました。
まだまだシーズンは始まったばかりだし、その前にカラフトマスも待っていますのでこれからが本番です。







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7月20日 カレイ釣り大会

毎年恒例となりつつある海の日釣り大会に、昨年もご一緒したシーバスさんは奥様連れで、キッシーさんは初参加となります。
能取湖は波が全くなかったのですが、昨日から降り続いていた霧雨が時々降っていました。


                           漁港方面
集合場所は能取港。
乗船する船の近くに車を停めて、乗船して準備万端整ったところで出航を待ちます。



全員揃ったところで港を離れ、幅20mほどの船道をゆっくりと進みはじめると釣りへの期待が膨らんできます。



10分程度でしょうか釣り場に着くと、生憎の天気のために好い景色とはいえませんがやる気が出てきました。
パラシュートアンカーを流し終えると、船頭さんから釣り開始の声がかかります。
深さは12mほどで、昨年の3mとは違って釣りには丁度良い深さです。



始めはアタリがなかったのですが、やがて心地好いブルブルっとくるカレイ独特のアタリにアワセを入れると、身の厚いクロガシラが釣れてきました。
今回は24cm以上をキープと決めてスケールを用意していましたので初めの数枚はリリースでしたが、すぐに型の良いクロガシラやマガレイが釣れ始めました。
30cmほどの大物が釣れると船内に歓声が上がり、船釣り独特の雰囲気が漂います。



開始早々、キッシーさんに大物の手ごたえ・・・カメラを片手に待っていると、30cmを超えるクロガシラが2枚とマガレイのトリプルヒットでした。
キッシーさんの幸先の良いスタートはうらやましくもありましたが、この日はみんなが大物を釣ることができて良い船頭さんに恵まれたようです。
身の厚いクロガシラが30cmを超えると手ごたえがまるで違い、みなさん満面の笑顔で釣りを楽しんでいました。



もちろん外道も色々釣れました。
多い順にスナガレイ、コマイ、カジカ、ホッケ、ウグイ、ヒトデ、アブラコ、カワガレイを私達5人で手分けして釣り上げました。
私はアブラコ、ウグイ、ヒトデ以外は釣っていますので、うれしくはありませんが7種類達成です。



パラシュートアンカーを使っていましたので、ポイントを数回流して釣れなくなったところで場所移動すると、再び釣果が上がるといった繰り返しでした。
エサは新鮮なホタテのミミが無料で箱一杯に用意してありましたのでこれだけを使いました。
エサ持ちが良く、昨年はイソメと比べても変わらない釣果がありましたので、今年はイソメを持ってきていませんでした。



湖上は全くといってよいほど揺れはなく、酔い止めは必要なかったのではと思ってしまったほどでした。
しかし気温は低くて16℃程度だったし、時々霧雨も降っていましたので夏とは思えない天気でした。



楽しい時間はあっという間に過ぎて、11時に納竿となりました。
漁港に戻り、各自クーラーボックスから重そうなカレイを5枚選んで、その重さを量ってもらいエントリーします。
30cm以上を10枚以上揃えたKさんは別として、私とキッシーさんの小さな対決になりましたが、200gほどの差で私の負けでした。
Kさんは私達よりも1kg以上は重かったのですが、更に数人がその上を行っていましたので最後まで結果を聞かずに会場を後にしました。

今回は昨年と違ってマガレイも多く、サイズは明らかに大きなものが多かったのは、やはり船釣りは船頭さん次第ということでしょうね。
来年も良い船頭さんに当って、入賞を狙ってみたいものだと釣り大会の余韻に浸っています。







 
 

アシストフックの作成

海サクラマス釣りにはまっていくに従って、ジグミノーを使い始めるとアシストフックが必要になってきます。
完成品は非常に高価(大げさ?)ですので、自分で作ってみることにしました。



必要なものは購入したものから、ケプラーノットと呼ばれるよつあみの「ダイニーマノット?」の8号、セキ糸はフライ用のユニスレッド3/0を購入しました。
他はフライのタイイングに使っていたものが流用できますので、セキ糸に使うボビンホルダー、瞬間接着剤はこの製品が使いやすいのでお勧めです。
ボビンスレッダーは、ケプラーで輪を作る作業には使いやすい道具です。
フックはカラフトマスに使っていたフカセ16号です。
写真にはありませんが、バイスがあると作業が楽に進められます。



はじめにケプラーを必要な長さだけ切り取ります。
私は若干長めに10cmほど用意しました。
ケプラーは2重構造になっていて、使用する時には芯糸を抜いて使いますので、片方の切り口の外側をほぐすと2重構造になっているケプラーの芯糸が見えてきますので、芯糸を抜き取ります。


                        下が抜き取った芯糸

空洞になったケプラーにボビンスレッダーを通し、途中からボビンスレッダーの先を出します。
その先にケプラーの先を挟み、引き抜いて好みの大きさの輪を作ります。



フックにセキ糸で下巻きをしてから、フックの針先側にケプラーを合わせセキ糸で強めに巻きつけて、ウイップフィニッシャーやハーフヒッチャーで結んでカットします。
最後にケプラーに接着剤がしみこまないように注意しながら、満遍なくセキ糸に接着材をしみこませて完成です。

写真上の出来上がったケプラーに針先から通してチモトを覆うように固定する方法もありますが、面倒なのでこの方法で充分だと思います。
作ったアシストフックは、そのほとんどが来年までの長い眠りに入ります・・・。






 
 

ハーフダイム美園店

札幌へ向かう途中の岩見沢パーキングエリアに寄ってみると、「わかさいも」のサミットバージョンを見つけたので食べてみました。
パッケージはサミット風でしたがわかさいもはわかさいもでして、懐かしいあの味を久しぶりに味わうことができました。



札幌市内では以前から気になっていた「HALF DIME」の美園店に入ってみました。
ハーフダイムは、札幌に2店舗、川崎市に一店舗の全国でも3店舗しかないローストビーフ専門のチェーン店です。
気になっていたのは店構えで、何とも異様な大きさと造りに何の建物なのか札幌の友人に聞いてみたところ、レストランであることはわかりました。
その雰囲気はびっくりドンキーのようで、事実この店はアレフ系列だと後で知り納得しました。
全国でも、本格的なローストビーフを専門とするお店は少なく、このことを知ってからはその味がとても気になりました。



道央自動車道白石インターチェンジを降りて環状線を36号線に走ると、右角にその建物はありました。
ディズニーランドのような建物はアメリカ開拓時代の雰囲気で、階段を上って入口に立ちましたが、中へ入るには勇気が必要なくらい不気味な雰囲気も漂っています。



中は薄暗くて、もうひとつドアを開けて中へ入ると店員さんの声がしました。
晴れていた外から入るとほとんど真っ暗闇で、足元見えずボックス席の照明が僅かにポツポツ見えているだけです。



暗いので足元にお気をつけ下さいと言うとおり、本当に怪しげな店内でした。
席に案内されて説明を受けてメニューを見ますが、中央にあるわずかな灯りから外れるとメニューは読めません。
ランチメニューから「ローストビーフ&カリカリチキンセット」と「チーズチキンセット」を注文します。
料理を待つ間に目が慣れてくると、好奇心が湧いてきたKさんがトイレに行きました。



私も後で見てきましたが、こちらも野趣溢れる造りで洗面所の鏡はヒビが入っていました。
他のお客さんも戸惑ってる様子で、トイレを探してぐるっと店内を一回りしている人もいたほどです。
チーズチキンはカマンベールのような香りの強い癖のあるチーズがのっていて、チーズが好きな人には堪らない一品でしょう。
パンはごまがたっぷりとまぶされた、やや固めの大きなパンにバターがついています。



ローストビーフは目の前で店員のパフォーマンスとともに蓋が開けられ、大きな皿に厚さ1cmほどの大きなローストビーフと、グラタン皿にカリッと揚げられタレがかかった鶏肉がのっていました。
じっくり時間をかけて焼き上げたというローストビーフは、とろけるように柔らかくてこんなローストビーフは初めてでした。



ローストビーフ以外にも気になる料理が多かったので、次に札幌に行くときは是非もう一度寄ってみたいお店の一軒になりました。
結局、量が多いので全て食べ切ることはできませんでしたが、その味に満足して店を出ました。



それにしてもこの異様な外観だけでも、中はどうなっているのだろうと興味が湧き、思わず足を踏み入れたくなりますねえ。







 
 

海サクラについて

先日釣った海サクラはオスとメスでした。

筋子は未成熟で15cmほどの長さに、太さは1cm程度しかありません。
イノケンさんに聞くと、イノケンさんのサクラマスも同じような筋子が入っていたそうです。
筋子は醤油漬けにして食べましたが、とびっ子をもう少し大きくした大きさに、味はカラフトマスの筋子に似ています。



オスのほうは、これは白子だなあと思われる程度の細長いもので、本州では海から遡上するほとんどがメスで、北海道でもオスの遡上数は希少だと聞きますので貴重な一本となりました。
筋子や白子が未成熟なので当然ハラスは身が厚く、食べてみたところたっぷりの脂が口の中でとろけます。
荒汁も頭やヒレ元に脂がたっぷりあることと、鮭のように生臭さがないので湯通ししなくても美味しくいただけます。



現地で聞いたベテランさんの話では、2日ほど干してから焼いて食べると一層美味しくなると聞きましたが、貴重な魚ですので失敗を恐れて干すのはやめました。
塩焼きとムニエルで食べてみたところ、塩焼きの方がサクラマス本来の味がして美味しかったです。
例えるなら、キングサーモンの脂っこさに鮭臭さをなくしたような味・・・ちょっと表現が難しいですが、とにかく家族からは大絶賛でした。
食べた後の皿の上には脂がたっぷりと残り、この魚の美味さが視覚からも実感できます。






 
 

7月6日 海サクラを求めてシリーズ最終章(つづき)

南十勝の最人気ポイントは、50人以上の釣り人が全道ばかりでなく本州からもやってきていて釣り場に泊り込んでいる人までいるとの情報に、この日も昨日の夕マズメの釣り場に迷わず決定しました。
早めに起きて砂浜を歩くとすでに10人くらいの釣り人がいましたが、場所はいくらでもあるので何の心配も要りません。



昨日と同じポイントが空いていて、隣の毎週来ているというベテランさんに挨拶をします。
長い道を歩いてきたので、Tシャツ1枚になって早速キャスト開始です。
10投ほどした頃にいきなりアタリがあり、軽く合わせると引きが伝わってきてヒットです!



波打ち際まで寄せるとイノケンさんが「サクラだー!」と言うので、後ずさりしながら見ると確かにピカピカの魚体が見えました。
初海サクラマスは49cm、重さは量ることも忘れていたのでわかりませんが1.5kgくらいでしょうか。
結構いかつい顔つきのサクラマスでした。



次はその10分後でした。
動きが少なかったので最初は半信半疑でしたが、すぐに魚の引きが伝わってきてヒットだとわかりました。
こんなに時間をおかずにヒットするなんて・・・夢のような一時の後、砂浜から引きずり上げて見えたのは海アメでした。



55cmほどの丸々と太った海アメは元気一杯で、リリースするとあっという間に海に帰っていきました。
僅かな時間に海サクラと海アメの両方を釣ってしまい、なんだかまだまだ釣れそうな予感がしてきました。



この頃から朝日が昇り始め、しばらくの間は丸い太陽を時々見ながら爽やかな朝を味わいつつキャストします。
しかし波は相変わらず高く、目の前の波打ち際でドドーンと太い音を立てて砕けていました。



そして10分後、再びヒットです。
意外に元気な魚だったので、海サクラかと期待しましたが海アメでした。
サイズもさきほどの海アメよりも小さくて、これがあんなに引いたのかと海アメのパワーを改めて思い知ります。



次の10分後は、イノケンさんにヒットしました。
ヒットシーンの撮影は間に合わず、すぐに魚体が見えて海アメが姿を現しました。
これで今回の釣行者全員が対象魚を釣ってしまうという快挙達成です。


                         イノケンさんの海アメ

すでに3本連続のヒットルアーはKさんに渡していましたが、ルアーチェンジしたにもかかわらずイノケンさんのヒットから5分後には私にアタリがありました。
しっかり合わせて巻き始めると、海アメとは少し違うような引きが伝わってきました。
波打ち際をすり抜けて見えた魚体に再びイノケンさんが「サクラやー!」、私にも今回は同時に見えてすぐに安全な場所に移動します。



45cmと小振りのサクラマスでしたが、引きは強くて面白かったです。
幸運は続き、オスとメスのサクラマスを釣り分けてしまいました。
そして、その10分後にはついにKさんにヒットしました。



Kさんは昨日海アメを釣っているので、若干は余裕を持ってラインの先にいる魚とやり取りしながらファイトを楽しんでいました。
しかし、私が自分のルアーを回収してカメラを向ける前にバレてしまいました・・・残念。
どうやら海サクラだったらしく、Kさんの海サクラGetは来年にお預けとなりました。



この後は波も高くなり、釣りができないほどではありませんが体力が続かず納竿としました。
晴れていて天気は最高でしたが気温は18℃程度と、内陸とは大違いの気温ですので快適でした。



イノケンさんと別れてからのんびり走って、大樹町の前回気になった「龍月」に寄ってみました。
店員さんに聞くと、辛味噌ラーメンの五目が人気らしいのですが、辛いのは苦手な私は五目醤油ラーメンを注文。



Kさんは、これまた前回食べている人が多かった「中華丼」です。
醤油ラーメンはあっさり味で少々物足りないくらいでしたが、10種類くらいの具材がたっぷりと入っていたので全部は食べ切れませんでした。
中華丼は少し塩辛かったですが美味しかったですよ。
内陸に入ると気温は30℃を超えたので車から降りたくないような暑さが続き、この暑さは自宅に帰ってからも変わりませんでした。







 
 

7月6日 海サクラを求めてシリーズ最終章

足寄から池田を抜けて豊頃に入ると、30℃もあった気温が22℃にも下がっていました。
窓を開けると風が気持ち好いのですが、油断していると散布された牛糞の臭いが突然入ってきますので注意が必要でした。



豊頃からはほとんど住宅がない道に入り、温泉の看板に引かれて「晩成温泉」に行くことにしました。
晩成温泉は国道から海に向かって走ること数分で見えてきます。
意外に客も多く、長い廊下を進むと新しげな脱衣所に着き、中へ入ると強いアンモニアのような臭いが鼻を衝きました。
これは、温泉成分の中には珍しいヨードが含まれているからだそうで、全国的にも数少ない温泉とのことでした。


                           晩成温泉

外に露天風呂があるのかと出てみるとベランダのような見晴台で、すぐ前の海が心地好い風を運んできてくれてハマナスが花を咲かせていました。
釣り人の姿も見えていて、この人たちはすでにアキアジを狙っているとのことで、近辺の海岸では4日ほど前にカラフトマスが釣れたそうです。



温泉の後はいよいよ海サクラ釣りで、先に着いているはずのイノケンさんを探して先週の海岸を歩きました。
すると、川の対岸から話しかけてくる人がいたので近づくと、あの二投でヒットのsugaさんでした。
イノケンさんの居場所を教えていただき、激励されてその場を去ります。



漸くイノケンさんと再会して、この日の状況を聞くと、数本は海サクラが釣れているものの先週とは比べものにならない貧果とのことでした。
しかも、波の高さ1.5mとは思えないほど波打ち際に砕ける飛沫の高さがあって、最初は少し引いてしまうほどでした。
それでもキャストしなければ魚は釣れないので、一番大きなミノーをキャストします。



遠くに跳ねを見つけるとついついフルキャストが続くので大変ですが、海サクラのためなら不思議とやる気が出てきました。
ショアラインからスプーン、そして距離が稼げるジグミノーに変えていた頃でした。
Kさんの声が聞こえたので見ると、何と!Kさんのロッドが大きく曲がっていたのです。
すぐに自分のルアーを巻きとって、デジカメでのビデオ撮影を始めました。



波が高いので、途中で一瞬フックアウトしたかに見えましたが大丈夫でした。
隣でいろいろアドバイスしてくれていた地元ベテランの方がKさんに指示してくれて、魚体が見えた瞬間にサッカーのように蹴り上げて安全な場所に瞬間移動しました。



45cmほどの海アメでしたが、これまであまり関心がなさそうだったKさんも意外に引く海アメの引きと重さにニンマリしていました。




その後は、跳ねが時々見えていましたので、私も同じようなジグミノーに変えてフルキャストし続けましたが、先ほどの方が丸々と太った海アメを釣っただけで他の人のロッドは曲がりませんでした。
18時過ぎまで続けましたが、隣のベテランさんが帰ってしまうと私達もそそくさと帰ることにしました。
町内で買物をして、今回はキャンプ場の予約もしていなかったので車中泊でした。
イノケンさんと3人で翌朝の相談をして、Kさんの初釣果を祝う楽しいひと時を過ごしました。
                                                      つづく
   



 
 

7月5日 再びヤマメ釣りへ

今回はKさんとの、前回いい思いをした川への再釣行でした。
釣り場へ向かう前に「道の駅まるせっぷ」に寄ってみると、たくさんの車が車中泊をしていました。
すでに明るくなっていて、出遅れたかなと少々不安になりました。



今回の釣り場もキッシーさんに連れて行ってもらった、いきなり堰堤のある雰囲気の好い大物が居そうなポイントです。



しかし、堰堤の上でも下でもほんの僅かな数しか釣れず、釣り人が全く居なかったのが納得できました。
それでもなんとか丹念に流して下っていきます。



一昨年は二度も来てしまった好ポイントでしたが、河川改修工事が済んだ後ではヤマメは住みにくいのか、あまり釣れませんでした。



帰りがけに釣り人を一人見かけただけで、釣れないポイントには人も居ないということでしょうね。



Kさんが「もういい・・・」と言うので早上がりして、早くも気温が上昇し始めたので木陰で仮眠をとりました。

すっきりと目覚めたところで北海道横断の旅ではないですが、南へ大移動の始まりです。
留辺蘂から本別に抜けた頃には気温が30℃にもなっていて、窓を開けると熱風が入ってきます。



しばれフェスティバルで有名な、冬季にはマイナス30℃以下になるこの地もプラス30℃でした。
ふるさと銀河線が廃業して、今は陸別鉄道が細々と営業していたので「オーロラタウン93道の駅りくべつ」に入ってみました。



無料で入ることができる構内2番ホームにはシンプルな客車が待機して、ディーゼルエンジンの音がカラカラと響いています。
3番ホームには、今では懐かしい銀河鉄道999の客車も停められていました。



足寄町には昼時に着いたので、国道沿いにあるドライブイン「あしょろ庵」に寄ってみました。
12時前でしたが客は多く、愛想の好い店員さんが席へ案内してくれました。



メニューは多くはなく、その中から「チーズカレー」と「天ぷらうどん」を注文します。



天ぷらうどんは腰がなくて食べやすく、味はキッコーマンのめんみなのか定かではありませんがこ慣れた味で、海老天は安全パイの冷凍物なのでこれまたお馴染みの味でした。
たくさんの観光客をさばくには一番の方法かもしれませんね。



さて、チーズカレーですが、ルーにチーズが混じっているのでスプーンですくうと糸を引く新感覚が素晴らしい。
カレーが刺激的なのでチーズの味はあまりしなくて、それでもチーズが糸を引いて主張しているので大丈夫です。
味はボンカレー好きの人はたまらないでしょう。
美味しくいただきました。



足寄といえば「松山千春」ですね。
レストランと併設する売店に続く展示スペースには松山千春の若い頃の写真がたくさんありましたが、年代を感じさせる色落ちした写真はそろそろ交換時期かなと思いました。
もちろん売店にも松山千春グッズコーナーもありました。
次々と観光バスも到着していて、外には学生らしき若者たちが地べたに直接座っていますが、お尻にはウンコも付いちゃってると思うと気持ちが悪くなりそうでした。
みんな平気なんですね・・・。
                                                   つづく







 
 

7月3日 海サクラがダメなら川サクラ

川サクラといっても、一生涯川で暮らすヤマメのことですが、今回は解禁日が平日のためにこの日になってしまいました。
しかも、私一人の釣行なので少々不安もありました。
湧別川支流の有名ポイントを目指したので、平日といえども混雑しているのではと心配しましたが、釣り人の姿は全くありませんでした。
平日だからのんびりしているなあとゆっくりと準備を済ませて、さっそく川に入ってみます。
何度かヤマメのいそうなポイントを流しているうちに、今期の初物がビクに入りました。



ヤマメ釣りって魚は小さいですが、反応は鋭くて面白いんですよね。
1年ぶりの感覚を掴みかけてくると次々にアタリがあり、どこを流してもヤマメは「必ず居る」と言うと大げさかもしれませんが、順調に釣っていました。



1時間ほど釣り下がったところで大きなアタリがあり、合わせるとグイグイ引いてなかなか姿を現しません。
逃げ隠れできないくらいにテンションをかけておいて、近くの河原に釣り上げて無事Get!



カレイなら手の平サイズは小さいですが、ヤマメならこの川では大物扱いで、うれしい一匹に満足しました。



解禁から2日経っているのに解禁日のような魚の濃さは、昨年全く釣れなかった川とは思えないほどです。
一人ニタニタしながら釣り続け、気がついた時には空は青空、時々川に架かった鉄橋をJRの客車が走っています。



この日はとうとう釣り人の姿を見ることもなく、のどかな牧場に囲まれた川をじっくりと攻めながら下ったので、一箇所でしか釣りをしませんでした。
というのも、日が高くなるにつれて気温はどんどん上昇して暑くなり始めたからでした。
充分な数を釣って満足し早々に納竿となりましたが、もう一度来てみたいと思いながら車に戻りました。







 
 

6月29日 海サクラを求めて~続き

6時過ぎに昨日3本の海サクラをバラシたというイノケンさんたちの知り合いのsugaさんが現れて、何と!2投目にヒットです。
驚きながらもビデオ撮影をしながら様子を見ていたところ、上がってきたのは幅広の海サクラだったのです。



52cmだったか、記憶は定かではありませんが大きく見えました。
うらやましい一本でした。
7時半にはイノケンさんが納竿して、私達も一旦キャンプ場に戻ることにしました。


10時に再び同じ釣り場に戻った時には釣り人は僅かになっていて、この様子を見ただけでも希望は失せてしまいます。
釣り続けていたsugaさんも釣果はなく、あれから海サクラは一本も釣れていないとのことでした。



それでも希望を持って続けていたところ、12時前には納竿するつもりでモリさんと話し合い、残り5投にしようと決めたモリさんの一投目にヒット!
しかし写真を撮ろうとカメラを出した時には砂浜に魚体が見えていて「サクラだー!」とモリさんが叫んでいました。



38cmのかわいい魚体ですが海サクラには間違いないので、モリさんは一日にして海アメと海サクラの両方を釣り上げてしまったのでした。
私は時間だったのでそのまま納竿しましたが、もちろんモリさんはそのまま続けていました。

今回も海サクラは夢と消えましたが、その場で知り合いが釣り上げたことなど、現場のリアルな沢山のデータを得ることができたのは次につながる貴重な経験たったと思います。







 
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プロフィール

如拙(じょせつ)=とっち

Author:如拙(じょせつ)=とっち
北海道の釣り・キャンプ・旅行など、夫婦で各地を飛び回っています。
ブリジギング・ワカサギ・カレイ・ニシンやチカなどのサビキ釣り・アキアジ(鮭)の他に、ルアーやフライなどジャンルを問わず、面白そうなことは何でもチャレンジしています。

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