札幌へ向かう途中の岩見沢パーキングエリアに寄ってみると、「わかさいも」のサミットバージョンを見つけたので食べてみました。
パッケージはサミット風でしたがわかさいもはわかさいもでして、懐かしいあの味を久しぶりに味わうことができました。

札幌市内では以前から気になっていた「HALF DIME」の美園店に入ってみました。
ハーフダイムは、札幌に2店舗、川崎市に一店舗の全国でも3店舗しかないローストビーフ専門のチェーン店です。
気になっていたのは店構えで、何とも異様な大きさと造りに何の建物なのか札幌の友人に聞いてみたところ、レストランであることはわかりました。
その雰囲気はびっくりドンキーのようで、事実この店はアレフ系列だと後で知り納得しました。
全国でも、本格的なローストビーフを専門とするお店は少なく、このことを知ってからはその味がとても気になりました。

道央自動車道白石インターチェンジを降りて環状線を36号線に走ると、右角にその建物はありました。
ディズニーランドのような建物はアメリカ開拓時代の雰囲気で、階段を上って入口に立ちましたが、中へ入るには勇気が必要なくらい不気味な雰囲気も漂っています。

中は薄暗くて、もうひとつドアを開けて中へ入ると店員さんの声がしました。
晴れていた外から入るとほとんど真っ暗闇で、足元見えずボックス席の照明が僅かにポツポツ見えているだけです。

暗いので足元にお気をつけ下さいと言うとおり、本当に怪しげな店内でした。
席に案内されて説明を受けてメニューを見ますが、中央にあるわずかな灯りから外れるとメニューは読めません。
ランチメニューから「ローストビーフ&カリカリチキンセット」と「チーズチキンセット」を注文します。
料理を待つ間に目が慣れてくると、好奇心が湧いてきたKさんがトイレに行きました。

私も後で見てきましたが、こちらも野趣溢れる造りで洗面所の鏡はヒビが入っていました。
他のお客さんも戸惑ってる様子で、トイレを探してぐるっと店内を一回りしている人もいたほどです。
チーズチキンはカマンベールのような香りの強い癖のあるチーズがのっていて、チーズが好きな人には堪らない一品でしょう。
パンはごまがたっぷりとまぶされた、やや固めの大きなパンにバターがついています。

ローストビーフは目の前で店員のパフォーマンスとともに蓋が開けられ、大きな皿に厚さ1cmほどの大きなローストビーフと、グラタン皿にカリッと揚げられタレがかかった鶏肉がのっていました。
じっくり時間をかけて焼き上げたというローストビーフは、とろけるように柔らかくてこんなローストビーフは初めてでした。

ローストビーフ以外にも気になる料理が多かったので、次に札幌に行くときは是非もう一度寄ってみたいお店の一軒になりました。
結局、量が多いので全て食べ切ることはできませんでしたが、その味に満足して店を出ました。

それにしてもこの異様な外観だけでも、中はどうなっているのだろうと興味が湧き、思わず足を踏み入れたくなりますねえ。
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