例年7月中には知床にカラフトマスを求めて釣行していましたが、今年は不漁年のために想像以上に厳しく、各地の有名釣り場でも日に僅かな釣果しか聞こえてきていませんでした。
それでも恒例のカラフト釣りに出かけたのは、出かけずに家で悶々としているよりはこの目で確かめてみたかったからに他ありません。
この日の朝、メガ弟さんが待望のカラフトマスを釣り上げていますので、希望も見えてきていました。

5日の釣り場風景
知床キャンプ場のベースキャンプから夕マズメの釣り場を視察するために、キッシーさんとメガ弟さんとで、車で15分ほど離れたポイントに着きました。
すでに入釣しているはずのdchiyanさんに電話をすると、早くも納竿して帰る途中だったそうで魚は少ないとのことでした。
結局、ポイントまでの道を確かめただけで帰ることになりましたが、dchiyanさんから翌朝のおすすめの別の釣り場を教えていただきました。
翌朝・・・
知床でもおそらく一番混雑する釣り場なので、目指すポイントには早起きして出かけました。
幸い希望のポイントはしっかり抑えることができ、3人でワクワクしながら夜明けを待ちます。

こちら側に20人ほど
夜が明けて少しすると、すぐ近くにいるメガ弟さんが「そこにも、あっちにも・・」とカラフトの群を教えてくれます。
河口に一番近い場所にいたキッシーさんはさらに多くの川に刺さる群を見ていたようで、次第に緊張感と期待が大きくなってきました。

河口の対岸には10人ほど
そんな中、キッシーさんにヒット!しましたが、すぐにバラシ・・・推定35cmくらいのカラフトだったというキッシーさん、残念です。
次はメガ弟さんが、同じような場所でヒット!しかしバラシ・・・。
それからすぐに、ウンの憑(つ)いているメガ弟さんに再びヒット!

なかなか元気なカラフトとのファイトを楽しんでいました。
暴れるカラフトを川に誘導して、群が散ることを防ぐ余裕も、さすがはメガ弟さんです。
しかし、再び海に走ったカラフトとのファイトを始めたその後にバラシ・・・残念です。
その後は見える魚の群をめがけてキャストするたくさんの人たちに、群も散り始めてしまいます。
私は食いの悪い見える魚を諦め通常のヒットゾーンを流し始め、もう無理かなあと思い始めた頃・・・ウキに反応が・・ウキが沈みこんだところで無意識にアワセを入れていました。

まさか食いつくとは思っていなかったので信じられない気持ちでしたが、短いファイトを楽しみ、すぐに足元の河原に引っ張り上げて無事Getです。
思ったよりも魚体は大きくオスかと思っていましたが、自宅で確認すると57cmのメタボなメスだったことが判明しました。

しばらくすると群は消え去り、そんな中でもウキルアーに変えてみたところ一度だけアタリがありましたがそれだけでした。
メガ弟さんは眠くなったと言ってベースキャンプに帰ってしまい、キッシーさんの新兵器「爆弾ウキ」や「ロケットウキ」などの性能を確認しながらその撮影をして、7時過ぎには納竿しました。

今回の釣り場は全道各地ばかりでなく、本州からの長期の滞在をしながら駐車帯に住んでいるような人が多く、釣りのマナーは決して好いとは思われませんでした。
具体的にはキッシーさんのブログで紹介されていますので省略しますが、これはこの釣り場のルールなのか?私には理解不能でした。
そんな厳しい環境?のなかでの幸運な一本は、数少ない今期の間違いなく想い出の一本となりました。
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