カラフトマスを釣ったので、安心して、堂々と?太平洋のアキアジを狙ってみました。
イノケンさんガイドによる防波堤での釣行です。
今回は何と!師匠もアキアジ釣りに参戦とのことで、本格的にアキアジ釣りシーズンが来たなあと実感しました。

朝、目覚めると気温が低くて寒かったのですが、釣り場は竿数も多く熱気が伝わってきます。
ウキルアーをしているのは私達の他にはほんの数えるほどの人しかおらず、垂らし竿の数は数百本もずらりと並んで見事でした。

しかし、一定の場所ばかりに釣果があり、私達は誰の竿も全く曲がることなく時間だけがむなしく過ぎていきました。
しかも、横風が強くなり始めてしまったので、しばらくの間は一旦休憩して仮眠をとることにしました。

9時を過ぎると風は弱くなったので、再びウキルアーをキャストします。
すると、ようやくイノケンさんに私達の一本目のアキアジがヒットしました。
イノケンさん独特の、腰が入った豪快なファイトを見せていただきました。

その15分後には、私にヒット!
2週間前のあの強烈なアキアジの引きを楽しみ、無事オスの超銀ピカアキアジを釣り上げました。
超銀ピカと表現しましたが、ここのアキアジはほとんどすべてが鱗の飛び散るスーパーアキアジなのです。

それから30分ほどして、次はKさんにヒット!
アキアジのファイトに翻弄されながらも無事ネットイン。
これが、Kさんの太平洋での初アキアジGetとなりました。

5Kg弱の極太のメスで、メジカのような小さな顔が可愛らしい一本でした。

お昼近くなり、超遠投していたときにヒットした一本はなかなか浮き上がってこなくて、ようやくウキが見えた時点でも通常のヒットポイント程度の距離でした。
充分にアキアジのファイトを楽しみ、輝くばかりのメスをゲットしたときは、このまま納竿してもいいほどの満足感がありました。
そしてイノケンさんがもう一本追加して、私達の場所にも釣れる雰囲気が漂ってくると、この人が黙ってはいませんでした。
師匠に待望の一本がヒットしました。
ファイトを楽しみ、難なくイノケンさんの構えたタモにネットインして、師匠、太平洋のアキアジを初ゲットです。

さあこれからだと張り切っていた私でしたが、Kさんに外食と温泉の約束をしていたので、未練を残して釣れ始めてきた釣り場を去りました・・・。(涙)
昼食を済ませてから温泉を探してみたところ・・・ありました。
それも地元の人にしかわからないような、昔は温泉だったというかつての温泉です。

あの十勝沖地震で温泉が出なくなってしまったらしく、正確には温泉ではない温泉成分がいくらか残っているだけの沸かし湯でした。
という訳でいくら探しても「温泉」の文字が見つからなかったはずの、知る人ぞ知る温泉?なんです。
のんびりしてしまい、釣り場に戻ったのが16時過ぎでした。
仲間はたくさん釣っているんだろうなと戻ってみたところ、何と!午後から参戦したキッシーさんが、一投目で早くもアキアジを釣ってしまっていたという・・・驚きました。

そしてこれからが、イノケンさんのワンマンショーのような夕マズメが始まりました。
私達がキャンプ気分でだらだらとおしゃべりを楽しんでいても、イノケンさんの目は竿先に集中しているらしく、突然駆け出したかと思ったらいきなり竿を立てて大きくアワセを入れます。
そしてKさんやキッシーさんがタモ入れをして、ピカピカのアキアジを次々に釣り上げていました。

結局イノケンさんは、この日一人で6本もの釣果を上げて地元の意地をみせてくれました。
今回は全員がアキアジを釣り上げることができたし、暑いくらいの好天にも恵まれ最高の初日に大満足でした。
日が暮れると、涼しいというよりは寒くなった防波堤でのキャンプde宴会は、前夜の睡眠不足に耐え切れず早めに眠ることになってしまいました。

しかし、テントの中は暖かく、この日のために用意した寝袋と枕がいつの間にか深い眠りに誘(いざな)ってくれました。
スポンサーサイト