9月28日 北海道キャンピングレンタサービス工業さんのブログを見ていたところ、アムクラフト社の「コンパス・ドルク」が出展されていることがわかりました。
ドルク(DOLQ)は、これまでのバンコンの中では私の最も理想に近いレイアウトのキャンピングカーです。

釣りがメインのキャンプというよりは車中泊ですので、大型のクーラーボックスやタックル類、時には自転車や台車など重装備になってしまうので「居」・「寝」・「倉」の3スペースが独立したものが最も使いやすいのです。
しかし、こんな理想的なキャンピングカーがバンコンにあるはずもなく、現在の車はこの3つがごちゃ混ぜになっている状態です。

ドルクはカタログやメーカーのホームページなどで見ていましたが、やはり実物を見ないことには何も始まりません。
外見は運転席側の窓部分のはみ出しが目を引きます。

これはアムクラフト社が独自に開発した「エクステンションBOX」と呼ぶもので、これによって室内最大幅1860mmを確保し、横向きレイアウトのQueen size bedが常設可能となりました。

後方から前を見ると、セカンドシートは3人掛けで前後方向に向きを変えることができて、フラットにするとベッドになります。

セカンドシートの横に配された集中パネルから全ての操作をすることができます。

サードシートは二人掛けで、セカンドシートとの間に収納可能なテーブルを設置できますが、テーブルはやや小さめでした。

また、テーブルの上部に大型の照明が設置されているので、換気扇はやや後方になっています。
随所に配されたセンスの好い間接照明が、ビルダーの力量を示しているようにも思われます。

上の写真とシートの位置を比べてください
サードシートはスライド+リクライニング式ですので、上の写真のように4枚のベッドマットを1枚外すとリビングスペースが広くなりました。
オプションのテレビはやや小さめの9インチ液晶ですが、回転式なのでリビングからも寝室からも観ることができます。

横向きベッドは高さが充分に確保されていて窮屈さは感じませんが、起き上がるときに収納棚に注意しなければなりません。
もちろんサイズは186cmありますので、バンコンとは思えない広さが最大の魅力ですね。

ビルダーが選ぶナンバーワンカーだけあって、細部にわたって丁寧に作り上げられていました。
通常オプションになっているFFヒーターや電子レンジ、インバーターまで標準装備ですから、私が買えるかどうかは別にして価格は高いとは思いませんでした。
しばらくはこのキャンピングカーの写真でも眺めながら、きっと買える日が来るだろうと夢見て我慢しようと思いました。
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