11月7日 週末の天気は大荒れ。釣りができるのは土曜の朝マズメだけとなる可能性が高いのに、それでも網走を目指したのは、この日釣りに出かけていたメガ弟さんから「港内にサンマが入っていて、アキアジも朝のうちだけで10本ほど釣れている」そんな話を聞いたので、出かけない訳にはいかなかったのでした。
21時に到着すると、釣り人の車は10台程度しかなくて場所取りの竿立てがいくつか見えるだけでした。
さっそくライトを照らしてサンマを集めましたが、時々ニョロニョロと数匹が現れるだけだったので簡単に諦めて、師匠といつものように軽く一杯飲んでから寝ることにしました。
11月8日 風は微風、気温はマイナス、正面には斜里岳がはっきりと見えて、1時間後には朝日が見える好い天気でした。

沖を見ても波が6mとの予報は、この時点ではハズレとなるような静かな朝でした。
薄明るくなると近くで一本目が釣れ、期待しながらのリーリングを繰り返しますがなかなかアタリはきません。

2本目も同じような近くの人のヒットでした。しかし、やはりその後が続きませんでした。

朝日が昇る頃にはメガ弟さんが現れて、賑やかな釣り場になりました。
その時、師匠とKさんにアタリがありましたがアワセには至らないものだったそうで、Kさんにはもう一度アタリがあったそうです・・・いいなあ。
メガ弟さんは、私が昨夜用意していたサビキを使ってサンマを釣り上げて「ほーら、サンマいるでしょう!」と見せてくれてから仕事に向かいました。
アキアジは全体ではポツポツと釣れていて、10本ほど上がった頃でしょうか。私にアタリがあり、二度目のアタリで合わせることができました。
しばらくアタリも体験していなかったのでおっかなびっくりのファイトの後、Kさんのタモ入れで無事ゲットしました。

この日釣れるアキアジは銀ピカが多く、このメスもなかなかのきれいなアキアジでした。
冬用の防寒着に身を包んでいたのでさほど寒くはありませんでしたが、日が昇ると気温は少しだけ上昇して暖かく感じるほどです。
周りでは時々ロッドが曲がり、適度な緊張感が釣り場には漂っていました。
そして、再び私にヒットします。
合わせた後に軽くなったので乗らなかったと思いましたがヒットしていて、これまたフックアウトを恐れながらも無事ゲットです。

型の好いメタボなメスはトバ用に最適です。
次第に風が強くなり始めますが、天気は更に青空が広がり暖かくなってきました。

いつまで釣りができるのだろうかと、考え事をしていた9時半過ぎに3本目がヒットしました。
今度は自信を持って引き寄せて、これもKさんがタモ入れをしてくれました。

70cmほどの銀ピカメスですが、若干お疲れ気味なので黒くなる前にと急いで写真を撮ります。
久しぶりの複数本ゲットに先週の完全ボウズが報われた気分で、アキアジ釣りはつくづく運がすべてだなあとこの日の幸運を喜びます。

その後、師匠も釣り上げて名人の意地を見せていただきます。

しかし風は強くなるばかりで、港内の外海に近いところでは大きく波立ってきていて、外海はずいぶん波も高くなっています。
午前中のうちに雲が頭上を覆い始めたので、師匠と共に納竿を決めました。
強風の中でも時々釣れていましたが釣り人は少なく、車内で様子を伺っている人も多いようでしたが、この後は益々荒れる予報だったので帰る人がほとんどでした。
サンマ釣りを楽しむ予定でしたが、アキアジが釣れているとやはり大物釣りの誘惑には勝てません。
今シーズンはいつまでできるのか?まだまだシーズンは続きます。