二日目 いつものことながら、早い時間に目が覚めてしまいました。
外に目をやると、目の前の湖に釣り人らしきボートが浮かんでいます。

遠くてあとから確認しましたが、二人乗りと一人乗りが浮かんでいました。
こちらに向かって手を振ってくれているボートもあったようです。
さらに、面白いものをみつけました。

眼下にある大木の上にカラスの巣がありました。
親が何度も飛び立って、エサを確保しては子ガラスに与えていました。
これも、肉眼でははっきりしませんでしたが、光学20倍カメラの威力でした。

朝食も同じ会場でしたが、庭の池に白鳥がいて夜とは違った風景を楽しめます。
温泉を楽しんでから、のんびりとチェックアウトです。
屈斜路湖は、何度来ても見どころはたくさんあります。

ここは砂湯で、岸際の砂を掘ると熱い温泉が出てきます。
手では長く浸かっていられないほどの熱さでしたが、雀が水浴びならぬ温泉を楽しんでいました。

猿が温泉に入っているのは見たことがありますが、雀は初めてでした。
屈斜路湖から川湯温泉に入ります。
ここには誰でも入ることができる足湯があります。

私たちが入っていると、本州の観光客らしき人たちが「無料ですか?」と聞いてきました。
料金所も何もないので遠巻きに見ていたそうですが、北海道の足湯で有料なんてありましたっけ?
本州では有料なんでしょうかねえ??
ここは、硫黄臭が強い私好みの温泉ですが、少し熱いです。
さてこの先にあるのは硫黄山です。

ここだけ別世界が広がっていて、観光客は10人ほどしかいなくて静かでした。
蒸気が噴き出し、その周りは硫黄で黄色くなっています。

もう10回以上は来ていますが、何度でも楽しめる観光地ですね。
ここからは急カーブが連続する登り坂が続きます。
はじめにあるのが摩周湖第3展望台です。

個人的にはこの展望台が一番いい眺めだと思います。
第一展望台は混雑する上に中島がやや遠く、木々に遮られて全体を見ることは難しいのです。
じっと湖面を見ていると、吸い込まれそうな怖ささえ感じてしまいます。
第3は駐車場が無料というのもいいですが、シーズンには小さい駐車場が常に満車になります。
さて、硫黄山と共通の駐車券を見せて第1駐車場に入ります。

丁度、青空が広がっていました。
砂湯でも、川湯でも、硫黄山でも見かけた観光客がいました。
同じルートを見て歩いているんですね。
屈斜路の街で、遅い昼食を食べてから帰ってきました。