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Jyosetsu Gaiden

Jyosetsu Gaiden

拙きが如し。 そんな私ですが、北海道の色々な釣りを楽しんでいます。

 

2013年の夏休ー5日目(6)

宝厳寺本堂から短い石段を上ると、朱塗りの三重の塔が見えてきます。

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これは、江戸時代初期に焼失したといわれる三重塔を、平成12年に約350年ぶりに復元したものです。
見上げると美しくみえるような計算がされているのでしょう、朱色が鮮やかでした。

その隣にある「宝物殿」に入ります。

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さほど広くはありませんが、このような場所に建っているだけでも違って見えます。
宝厳寺に伝わる仏像や仏具、書状などが展示されていました。

帰りがけ、宝物殿の管理をしている方が声をかけてくれました。
私のカメラを見て倍率の高い望遠レンズだと思ったのでしょう、スズメバチの巣を見せてくれると言います。
宝物殿の軒に40cmくらいでしょうか、確かにスズメバチの巣がありました。
コンパクトカメラの方が倍率が高いのでそれを使って撮影しましたが、大きな蜂がブンブン飛んでいました。

次は石段を下りる途中に、国宝の「唐門」が見えてきました。

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前側の唐破風の方が唐門で、奥が観音堂です。

この唐門は、秀吉を祀った京都東山の豊国廟に建っていた極楽門を豊臣秀頼の命により片桐且元を普請奉行として移築されたものです。
移築の際、土地の条件から観音堂に接して建てられています。

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桧皮葺(ひわだぶき)、建物全体を総黒漆塗りとした上に金鍍金(きんめっき)の飾金具が散りばめられ、虹梁中央の蟇股の周囲には鳳凰や松・兎・牡丹の彫刻を、二枚の大きな桟唐戸や壁には牡丹唐草の彫刻を極彩色塗りとして飾っています。
豪華絢爛と言われた桃山様式の唐門の代表的遺構です。

一番気になったのは、この寺の開祖様でしょうか?
木像が風化してなんとも味わいがありました。
手を触れないようにと書かれていますから、みなさんついつい触っちゃうんでしょうかね?

中に入ると観音堂ですが、ここは撮影できません。
観音堂は千手観音菩薩を納めたお堂で、天井裏にも昔の絵天井の名残りがあります。

その先に進むと「船廊下」です。

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国宝と書かれていますが、重要文化財です。

観音堂から都久夫須麻神社に続く渡廊・船廊下は、朝鮮出兵のおりに秀吉のご座船として作られた日本丸の船櫓(ふなやぐら)を利用して作られたところから、その名がついています。
これも唐門、観音堂と同時期に桃山様式で作られたものです

ここは現在修復中で、その様子が見学できるようです。

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檜皮を丁寧に木の釘で打ち付ける地味な作業です。
このようにして美しい屋根が出来ているのです。

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この島はほとんどが石段でつながっています。
いつの間にか陽も傾き、届いているのは上の方でした。



 
 

2013年の夏休ー5日目(5)

カフェから彦根駅までは20分程かかり、天気が好くて汗ばむほどでした。

予定通りの電車で数駅、長浜駅に着きました。

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駅舎は近代的ですが、駅前は閑散としていました。

お腹の調子が悪くなって時間を食ってしまったので、少し急いで湖方向に歩きます。
歩いている人は皆無で、思ったよりも遠く感じる道のりでした。

ようやく着いたのは、長浜港・琵琶湖汽船乗場です。
ここから「竹生島クルーズ」に出発です。
着いたのが出航8分前だったので、急いで受付をして慌ただしく乗船しました。

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客船は想像以上に大きくて立派でした。
一階の180度見渡せる席に座り、これから向かっている竹生島のビデオを観ながら琵琶湖の景色を楽しみました。

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長浜港から竹生島までは30分のクルーズで、太陽が客室まで入り込んできて暑いくらいでした。

しばらくすると竹生島が見えてきました。

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ひょうたん島のような形です。

やがてその島はどんどん大きく見えてきて、向ったそのままの中央部分に小さな港がありました。
桟橋に接岸し、乗船客は20人くらいだったでしょうか、期待を胸に桟橋を歩きます。

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入れ替わりに帰る客が乗船していました。

桟橋から見える竹生島の風景です。

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竹生島は西国三十三所札所めぐり第三十番札所「宝厳寺」のある島として、古来より人々の厚い信仰を集めてきました。
長浜港の他に今津港から、ほぼ等距離に浮かぶ周囲2kmの小島です。
また、国宝の宝厳寺唐門や都久夫須麻神社本殿、重要文化財の宝厳寺船廊下などの見どころもいっぱいです。
さらに竹生島はパワースポットとしても知られ、島全体が神秘的な空気に包まれており、パワーをもらいに多くの人が訪れるそうです。

桟橋から売店が並ぶ通りを抜け、石段の入口に受付があります。
ここから長くて急な石段が続いていました。

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帰りの便までは1時間半もあるので、のんびり観て回ることにします。

それにしても、連日石段ばかり上っていますね。
私たちよりも遥かに年上の方々もおられますが、皆さん元気です。

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天気が好いのは、こんなところではうれしくありません。
できれば少しの風と曇り空がいい、などと贅沢を言っている間に着きました。

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宝厳寺本堂です。

本尊が弁財天なので弁財天堂とも呼ばれています。
本尊の大弁財天は、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三弁財天」の一つで、その中で最も古い弁財天です。
そのため、この弁財天のみ「大」の字をつけ、大弁財天と呼びます。

内部に入って拝観すると白い印象の弁財天が見えますが、これは御前立像です。
本尊は秘仏で60年に一度の開帳で、次回は2037年とのことでした。



 
 

2013年の夏休ー5日目(4)

天主の右奥に内部への入口がありました。
入口付近からは琵琶湖を望むことができるので、皆さんここに立ち止まって写真を撮っていました。

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入口で自分の靴を袋に入れて持ち歩かねばなりません。

中に入って驚きました。

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こんなに曲がりくねった梁を見るのは初めてです。
不気味なくらいの迫力でした。

順路が決められていて、その通りに進むと上へ続く階段があります。

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手すりがなければ上ることができないような急階段です。
60度以上あるそうです。

これが一番上の3階です。

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襖が取り払われているので、明るく広く感じます。
見晴らしはいいですがガラス窓が見えずらく、絶景とはいきませんでした。
通柱がない造りなので、より広く感じるのかもしれません。

上りよりも下りるのが一苦労です。

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階段には必ず係員が付いていて、みなさん大変そうでした。

外へ出てから近景を一枚。

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この角度だと複雑な屋根がよく見えます。

ずいぶん新しく見えますが、1607年頃の完成です。
広場には茶屋があり、売店や自販機もあります。

広場からもう一度写真を撮りました。

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天主も石垣も美しく、国宝としては日本に4つしかない貴重なものです。
他の3城は「姫路城」「松本城」「犬山城」です。

来た道を引き返して内堀を歩いていると、屋形船がやってきました。

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このくらいの時期だと暑くなくて丁度いいかもしれません。

場内には二つの学校が建っていて、彦根西中学校と彦根東高等学校です。
お城の広さがお分かりになると思います。
彦根東高等学校の横を通って進むと中堀と石垣です。

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この橋を渡るとキャッスルロードという商店街になります。

平日のせいか観光客はまばらで、全ての店が開いている訳ではありませんでした。
お昼が近づいていたので、適当なお店を探します。

キャッスルロードの脇道に入ると広場のような場所があり、2階にある「GREEN STAR CAFE」に入りました。
店名通りカフェ風の店内に先客はありませんでした。

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軽くササッと食べたかったのでこの店を選びましたが、料理が出るまでにはかなり長い時間がかかりました。

こちらKさん注文のランチセット。

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かわいらしい盛り付けです。
手作りのハンバーグでした。

私はドリアを注文しました。

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男性には少量過ぎるかもしれません。
どちらも、可もなく不可もなくでした。

ただ、あまりにも遅いので、食後のデザートに頼んでおいたパフェはキャンセルしました。
予定よりも早かったので一つ早い電車に乗ろうと思っていましたが、結局予定通りになってしまいました。



 
 

2013年の夏休ー5日目(3)

彦根城の入場券と博物館のセット券を購入したので、フリーパスです。
表門山道という広くて緩やかな石段が目の前に立ちはだかります。

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石段の奥行きが長いので上りにくく、なかなか大変です。

少し上ると櫓の一部が見えてきます。
これが天秤櫓です。

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右が天秤櫓で、廊下橋が突きぬけるように架かっています。
この橋は非常時には落としてしまうそうです。

橋の下を通って反対側から見ます。

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左に天秤櫓が見えます。

天秤櫓はその名の通り左右対象の形をした櫓です。
日本の城郭で、このような形の櫓はこの彦根城だけです。

天秤櫓の中に入ってみました。

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下を見ると、廊下橋は意外と広くみえます。
左奥には売店もありました。

櫓の中はこんな感じです。

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床の張り替え工事中だったので、何もなくあっさりしていました。

ここからすぐに石段が続き、太鼓門櫓です。

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本丸への最後の関門となる櫓で、登城合図の太鼓がある櫓です。

ここを抜けると天主が見えてきました。

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すぐそこに姫路城天主があると思うとワクワクして石段を上りました。

天主のある場所は広場になっていて、全体を本丸といいます。

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天主は思っていたよりも小さく感じましたが、空の青さがその美しさを引きたてています。
いくつもの屋根様式を巧みに組み合わせた、美しい曲線の調和をみせています。
どっしりとした牛蒡積と呼ばれる石垣の上に、3階3重の天主がそびえていました。

天主の下に人だかりができていたのでそちらに向かいます。
人だかりはもちろん「ひこにゃんショー」でした。

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ゆるキャラの代表といえるほど、その名を知られたひこにゃんです。

ひこにゃんは、彦根藩の2代藩主・井伊直孝にゆかりのある一匹の白ネコをモデルとしています。

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このショーはラスト数分だったので、体力を使いきったひこにゃんが最後の力を振り絞って動いていました。
最後は中央から観客の間を通って退場しました。

ショーが終わって、次は天主内部へ進みます。


 
 

2013年の夏休ー5日目(2)

最初の部屋は、この博物館の中で唯一撮影が禁止されていました。
主に装束が陳列されていました。

次の部屋は武家らしい甲冑から始まります。

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「井伊の赤備え」として知られるもので、井伊直正は小牧長久手の戦いのときに先方を務めました。
そのあまりにも勇猛果敢な戦いぶりからこう呼ばれ、また「井伊の赤鬼」とも呼ばれます。

これはたぶんですが、ひこにゃんのモデルにもなったものだと思います。

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こちらは金箔を薄く切って貼る切金細工と蒔絵で表わした太刀です。

刀は、実際に使われたものもあるだけに、見ているとゾッとするときがあります。

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これもそんな太刀の代表のような光をしています。

展示物の次に広い屋敷の各部屋が紹介されていて、庭園もありました。

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さほどい広くはありませんが、池も橋もあります。

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藩主がここで一時の安らぎを得たのでしょう。
また、賓客を接待するにも適度な庭です。

そして、奥座敷にもたくさんの部屋がありました。

展示スペースが再び・・・。

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立派な漆の膳です。

こちらは井伊直弼(なおすけ)の書状です。

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家臣に宛てた手紙で、1851年のものです。
藩の弘道館は彦根藩の風俗かかわる大切な場所で、最近は礼儀廉恥の心が薄くなって「柔弱」に流れるなど、設立当時の趣意から外れていると書かれています。
手紙からは、彦根藩の立て直しを目指していたことがわかります。

見どころのたくさんあった博物館でしたが、もうひとつ重要なお宝があったのです。
それは入口正面の突き当たりに展示してあり、ガラス越しだったので光の反射で見えていなかった訳です。
うっかり見落とすところだった、あの有名な国宝の「風俗図(彦根屏風)」です。

6枚で一局ですが、屏風なので全てを一枚には写せません。
2枚ずつです。

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左からいきます。

この絵は代々彦根藩主だった井伊家に伝来したために彦根屏風とも呼ばれています。

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これが中央の絵です。

江戸時代の風俗が傑出した作品として高い評価を受け、国宝に選定されています。
この右の絵は何処かで見たことがあると思います。

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最後に夢のような絵を見て、満ち足りた気分でした。

さあ、いよいよ彦根城に入ります。



 
 

2013年の夏休ー5日目

目覚めると、外が明るくて青空でした。
昨日の鬱陶しい雨を帳消しにしてくれそうな見事な晴れです。

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朝食はパンの種類がほんの少しだけ違う程度でしたが、無料なので文句は言えません。

予定よりも30分以上早くホテルを出発しました。
この日は初めて琵琶湖の北に向かいます。

瀬田駅から乗車、次の南草津ではほとんどの人が下車してしまいました。

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車内はこんな感じで、ゆったりしています。

左に時々琵琶湖が見えまして、その向こうには昨日上った比叡山が見えますが、雲に覆われていました。
この辺りは信長の本拠地でもあった戦国時代の歴史的な近江です。

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駅名も「安土(あづち)」です。
いいですねえ。

電車で1時間ほど、彦根駅に着きました。
駅前です。

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このあたりでよく見かける鳩マークです。
イトーヨーカ堂ではなく、平和堂です。

駅から琵琶湖に向かって歩くこと10分程で、彦根城の入口付近に着きました。

ここは外堀にあたるのでしょうか、普通に城の中に一般車両が入って行きます。

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こんな建物が街の一部なんですね。

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さらに進むとようやく観光客用の駐車場や観光バスが停まっているところに着きました。
はじめにみたのは重要文化財「馬屋」です。

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この馬屋は、全国の近世城郭に残る大規模な馬屋として例がないため、国の重要な文化財とされています。

中には作り物の馬が一頭いるのみですが、L字型に21頭もの馬を収容することができます。
ここからすぐ近くに内堀に架かる表門橋を渡ります。

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表門橋は明治期の写真や当時の文献を参考にして、平成になってから架けられたものです。

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渡って突きあたりを右に進むと、管理事務所と彦根城博物館がありました。

先に博物館に入ります。

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かつての「表御殿」を博物館にしたもので、建物は博物館らしくないですね。



 
 

2013年の夏休ー4日目(5)

京都駅に着く頃には暗くなりはじめていました。

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この頃には雨は上がっていて、ようやく雨から解放されました。

京都駅前は夕方の混雑時間なのか、人ごみに埋もれそうです。
予定していた夕食は中止にして、もう少し気楽に少量を楽しむことにします。

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駅前で見つけた「酔心」です。

入口にも、店内にも重厚な雰囲気が高級感を漂わせています。
ただし、メニューを見ると居酒屋安心価格の品揃えでした。

まずは蒸し牡蠣ポン酢です。

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見た目にも、味もいいです。

そして京都らしい生麩田楽。

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こんな味大好きです!

焼き物は外せません。

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三元豚ねぎや牛串おろしポン酢など、少しずつ美味しくいただきました。

漬物も美味しかったですね。

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茄子と胡瓜の一夜漬けです。

他にも色々食べましたが、もう覚えていないのが酒飲みの悲しいところです。
店を出て外に出ると、駅前の京都タワーが古都らしくない光を発しています。

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古都とはいえ駅もホテルも全て近代的ですから、京都タワーはそれなりに合っているのでしょう。

何度も京都行ってますけど、まだ一度もタワーに上っていませんでした。



 
 

2013年の夏休ー4日目(4)

バスは乗車してすぐに着いた・・・というほど近く感じましたが、歩くと15分程かかるそうです。

他には、下車した人が僅かに一人だけでした。
駐車場は閑散としていて、雨音だけが聞こえてきます。
建物などは一切見えず、ここかなと思える入口がありました。

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いかにも比叡山といった印象です。

やや下った道を200m程進むと左に曲がります。

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この先も道は続きますが、左右には小さな社やお堂のような建物があります。

杉林の中に大きな二つの建物が見えてきました。

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修行中ですので静かに、と書かれていました。

聖域に入り込むような気分で先へ進みます。
ここには対照的な形をした「にない堂」と呼ばれるお堂があります。

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こちらが「法華堂」です。

そしてこちらが「常行堂」です。

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二つのお堂は渡り廊下でつながっています。
どちらの建物からも何も聞こえてきません。
座禅でもしているのでしょうか?

かつて、弁慶がこの渡り廊下を天秤棒にして担いだという伝説から「弁慶のにない堂」と呼ばれています。

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釈迦堂への石段から振り返ると、にない堂の渡り廊下が見えます。

そして、この石段はさらに深い杉林にある「釈迦堂」へ続くのです。

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東塔と違って、石段は緩やかなので楽でした。
拝観者は数人のみしかすれ違っていません。

釈迦堂の前の広場に出ました。

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西塔の中心「釈迦堂」の本尊は、伝教大師が自ら彫った釈迦如来です。
釈迦堂は信長の焼討ち後、豊臣秀吉が三井寺から移築した、天台建築様式の山内最古の建物です。

中はやはり薄暗かったのですが、根本中堂よりは内部の様子が見えました。
バスの時間にはまだ早かったので、さらに奥へと進んでみます。

ここからは整備されていない道になります。

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雨が降っているので泥水になっていますが、私たちも修行のように坂を上り下りします。

道を間違えてしまったか?
そう考えてしまうほどの悪路でしたが、突然に石仏が現れました。

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弥勒石仏です。

比叡山でみられる石仏では最も古く、鎌倉時代初期に彫られたと推測されています。
光背と台座の一部が破損していますが、信長の比叡山焼き討ちの時のものと考えられています。

来た道を引き返しているときに、荒れた道を団体で拝観する一団が現れました。
近くに車道があるらしく、この荒れた道が近道のようです。

予定していた「横川(よかわ)」には、雨の為に行けませんでした。
西塔バス停から乗車して東塔バスセンターに戻り、ここから京都駅行のバスに乗りました。
道はカーブの連続で、京都市内に入った時には見たことのある通りでした。
そこは銀閣寺周辺で、ここからは意外に時間を要して京都駅に到着です。



 
 

2013年の夏休ー4日目(3)

昼食を済ませてから一階に移動して、売店を覗いて買物を少々。
当然のことながら、ごま豆腐は買いました。

根本中堂方面に戻る途中、こんな急な石段があります。

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この先には「文殊楼」があります。
食後の運動にこの石段を上ります。

これが文殊楼です。

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中に入ることができるようです。

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緑色の部分から入り、靴を脱ぎます。
そして、角度が60度くらいありそうなハシゴに近い階段です。
昇りきったところに、文殊菩薩が祀られています。

文殊楼の向こうには石段があり、その先には根本中堂がありました。

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上ったり下ったり、足腰が並み以上に必要ですね。

再び石段を上り、根本中堂の隣です。

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こちらは「大講堂」で、僧侶が法華経の講義を聞き、お互いに問答をする学問修行の場所です。
前庭には誰でも自由に撞ける平和の鐘があり、東塔にいる間中聞こえていました。

大講堂の横にある道を行くとバスステーションですが、その手前に国宝殿がありました。
ここは残念ながら国宝はなく、期待外れの建物となってしまいます。
せめて一点でも国宝を展示しておいてほしいですね。
その名に偽りがあってはなりません。

西塔へのバスの時間がまだあるので、「阿弥陀堂」へ向かいます。

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比較的新しい1937年に建立された先祖回向の道場です。
本尊に阿弥陀如来を祀り、日々念仏回向が行われています。

その隣には「法華総寺院東塔」があります。

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伝教大師が全国6ヶ所の聖地に建立した宝塔を総括している、根本中堂とともに重要な信仰道場です。
この日は生憎の天気だったので際立ちませんが、周りの緑と朱塗りの色の対照美が美しいそうです。

来た道を引き返し、最後に「戒壇院」です。

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戒壇院とは、御存じのとおり僧侶に戒律を授ける場所です。
雨のせいか、より神聖な空気感が伝わってきます。
仏教で神聖というのも変ですね。

シャトルバス乗り場に移動します。

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土産物店や食堂などがあり、中は暖房が入っていました。

ここからバスで西塔へ向かいます。



 
 

2013年の夏休ー4日目(2)

比叡山坂本ケーブルは、昭和2年に敷設されたケーブルカーです。
ケーブル坂本駅と延暦寺駅間を、日本最長の2025mを11分で結びます。

中に入って受付をして、レトロな駅舎で時間待ちです。

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時が停まっているかのような舎内には、ポツポツと拝観客が集まってきていました。

時間が近くなると、改札がはじまりそうなので私たちも並びました。

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車両は当初の頃と入れ替わっているのでしょう、近代的な感じがします。

座席は下に向かって同じ向きに並んでいます。
私たちは一番前、つまり最後尾の見晴らしの良いはずの席に座りました。

時間になって動き出すと、ゆっくりと昇って行きます。
本来なら琵琶湖を望むパノラマの絶景が見渡せるはずなのですが、生憎の雨が全てを覆っていました。

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見えるのは運転席の前だけです。
線路の中央にケーブルが見えますね。

延暦寺駅に着くと、ここから10分程歩かねばなりません。
もちろん屋根などないので、傘をさしてのアップダウンの道のりでした。

ようやく入口に着きました。

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人ごみが拝観受付所です。
この先が延暦寺東塔です。
東塔(とうどう)は比叡山延暦寺の中心地です。

一隅を照らす会館という建物が全体の案内所で、売店などもあります。
東塔は、ここを中心に各堂へ広がっているような印象です。


ここで延暦寺の教えを紹介しておきましょう。
1200年前に、伝教大師最澄は日本の国の安泰と国民の幸せを祈って日本人に合った仏教を比叡山に開きました。
その教えの根本は「個々が思いやりの心を持って一隅を照らす人になる」ことです。
つまり、一人ひとりが相手の立場に立って考え、自分のできることを精一杯行うことが周りを良くすることにつながるということです。


こちらは根本中堂の方向です。

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一番はじめに、国宝の根本中堂へ降りて行きました。

太くて高い杉林に囲まれた神秘的な空間にそれはあります。

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「根本中堂」(こんぽんちゅうどう)は寺院の本堂にあたるもので、延暦寺に拝観した人が必ず訪れる場所です。

靴とカッパを脱いで中に入ります。
広い内陣の奥は土間になっていて、拝観する位置からは随分と低く見えます。
伝教大師自作の本尊・薬師如来像は暗くてほとんど見えません。
滋賀院で見てきた不滅の法灯が3つ、ぼんやりと見える程度の灯りでした。
抹香の香り漂う厳かな空間に身を置いて、心はしばしのタイムスリップを楽しみます。

お守りのお札を入手してから外に出ました。

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根本中堂の前から総合案内所方面です。

いつの間にか、お昼が近づいていました。
拝観の前に昼食をとることにします。

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宿坊・延暦寺会館に昼食の予約を入れてあります。

2階のレストランに移動して待ちます。

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こちらは「松花堂弁当」です。

精進料理ですので、肉や魚は一切使っていません。
それでも、肉料理の食感や味などが再現されています。
ごま豆腐は好物なので、本場の美味しさを味わうことができました。

もう一品は「比叡御膳」です。

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鍋やコンニャクの刺身、そしてごま豆腐ですね。

美味しい精進料理を味わいつつ、窓の外を眺めれば・・・残念ながら、杉林の向こうには何も見えません。



 
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プロフィール

如拙(じょせつ)=とっち

Author:如拙(じょせつ)=とっち
北海道の釣り・キャンプ・旅行など、夫婦で各地を飛び回っています。
ブリジギング・ワカサギ・カレイ・ニシンやチカなどのサビキ釣り・アキアジ(鮭)の他に、ルアーやフライなどジャンルを問わず、面白そうなことは何でもチャレンジしています。

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