タイミングが悪い時ってありますよね。
今年は、そんな年のような気がしていました。
峠に近付くとすっかり冬景色です。

それでも、透き通るような青空が気分を好くしてくれました。
峠を抜けると景色は一変します。

青空に変化はありませんが、雪がなくなっています。
こちらは、まだまだ冬の気配がありません。
まあ、いつものことですが・・。
前日からの現地入りで、状況を聞いてみました。
「朝はかなり釣れていたけど、9時くらいから全く釣れなくなってしまった・・・」と、誰に聞いても同意見。
来るタイミングが悪かったか・・・。
それでも。翌日に海が激変することを願って、車内でボジョレーヌーヴォーで願掛けします。

あっさりした口当たりにフルーティーな味わいは、いつもの熟成ワインとは全く違った美味しさがあります。
暮れるのが早くて明けるのは遅いので、夜はとっても長いのです。
さて、夜が明けました。
気温はさほど低くはなかったので、背中のカイロが暑いくらいです。
朝日が昇る頃までに釣れたアキアジは、全体見える範囲でたった一桁です。

昨日よりはいいけれど、自分にはアタリが来る予感ゼロ。
しばらくすると、地元のじっちゃんたちが次々に帰ってしまいます。
ところが、8時半頃から近くで釣れ始めます。
それも、群れの向きがわかるような次々と竿が曲がるヒットの仕方でした。

これは、割と近場でのヒットです。
怖い顔のオスなので写真は小さくしました。
次もブラックサーモンでした。

それでも、この時期に釣れるアキアジのロスケ種とは違い、見た目だけで判断は禁物です。
ロスケは小さくて細くて、味もいまひとつという代物です。
イクラの味噌漬け用のメスが欲しかったので、これはいいですね。

しかも銀ピカでした。
このアキアジは、合わせに乗らなかった時に、冷静に次を待って食わせたうれしい一本なんです。
まだまだ続きます。

はじめの2本と比べると、オスも状態が良くなってきました。
しかし、風が、向かい風が強くなってきています。
気温が低くなかったことと、釣れていることで帰る人はいません。
後から来た人にも釣り場所は充分にありました。
右から左から、或いは自分のところからとヒットします。

魚体は綺麗になってきているので喜びも倍増です。
ただ、アタリが微かなのでわかりにくく、冷たいので手袋は外せません。
ここからメスが続きました。

この時期は、このくらいの状態でも歯が出てきていますね。
そして次は・・・。

この日一番のピカピカメスです。
身は真っ赤ですが、ロスケなので魚体は小さめです。
でもやっぱり、銀ピカはうれしい。
隣のじいちゃんは銀ピカ釣れる度に「メジカでないか?」そう言って見に来てくれました。
最後はメタボなメスでした。

大きな筋子が入っていたので、味噌漬けに最高。
心配していたのがウソのような一日になりました。
たぶん、私たちの近くにボウズはいなかったのではないでしょうか?
早く帰った人は別として・・・。
スポンサーサイト