道北は真冬に突入しているというのに、車でほんの1時間も走ると別世界が待っています。
今回も、あの滅多に釣れないアキアジを求めて釣りに出かけました。
前回は運好く小爆釣に遭遇して、それなりの釣果に恵まれました。
現地情報では、今回も前日の釣果は最悪でした。
それも、一日の全体の釣果が10本程度というから悲壮な絶望感が漂います。
暗いうちに仲間が到着し、雑談に花を咲かせます。
この時間が一番楽しいかもしれません。
明るくなってキャストしますが、周囲でも誰も釣れません・・・。

東の空が赤くなってきました。
朝だけ雲がありましたが、その後はほとんど青空の気持の好い晴天に恵まれました。
しかし、アキアジは仲間の一本を含む数本しか釣れません。
気温はマイナスで、バケツの海水が凍ってシャーベット状です。
この時期はアキアジ釣りばかりではありません。
周囲のチカ釣りに混じってニシンが釣れています。
初めのうちは見ていただけでしたが、この時期は必ず車載したままになっているリールサビキをセットします。
すると・・・アキアジよりは遥かに強いアタリがあり、巻いているうちに重さが増してきます。

ニシンが鈴なりに釣れました。
サイズは23~27cmほどです。
足元に仕掛けを下ろすと・・・。

チカが鈴なりに釣れます。
深く下ろすと大型のチカが釣れました。
チカはすべてリリースして、ニシンのみキープしました。

この発砲スチロールの箱のニシンは、知人の釣果です。見栄えがいいので・・・。
ニシンは背開きで干すと、これが病みつきになる美味しさです。
しかし、ニシンは8時半頃には姿を消してしまいました。
数えてみると25匹です。
充分な釣果でした。
お昼ご飯が済んで、残り時間僅かな午後の部です。
アキアジとチカ釣りの中に少数のニシン釣り人が混在する、この時期ならではの光景です。
アキアジは朝から更に釣れず、全く釣れていませんでした。
それでもウキルアーを、時々続けていました。
グイと引っ張られたので、隣の仲間のニシンサビキに私のウキルアーが引っ掛かったと思いましたが、違うようです。
少し経ってもう一度引っ張られたので、仲間を再確認しましたが知らん顔なので、引っ張っているのはアキアジだったようです。

鼻曲がりでしたが、ファイトもしてくれて楽しめました。
トバ用のアキアジが欲しかったので丁度好かったです。
しばらくすると、再びニシンが姿を見せはじめました。
朝よりも型が良くなっているようです。

ニシンの居場所は、目の前だったり遠投気味だったりと神出鬼没です。
時間の経過とともにニシンが濃くなってきて、一度に5本もヒットすると大変です。
引き上げるのがやっとというくらいずっしり重くなります。

バケツに入りきらなくなったところで、15時前に納竿しました。
いくらでも釣り続けてしまうので、大人の納竿です。
後半の部では、チカも50匹ほどキープしました。
晴れの暖かい一日でしたが、帰りは途中から吹雪になってしまいました。
たくさん釣れるのは楽しいけれど、後始末が大変です。
翌日は干し網を二つも使って干したり、圧力鍋で甘辛い煮物作りなど楽しくも大変でした。