先週も大物狙いで出掛けましたが、大物どころかワカサギも貧果に終わり、すっかりいじけていました。
最近は、どうも思惑が外れてしまいます。
さて今回は、基本に戻りワカサギ中心のポイント選びです。
ここのところ人気のポイントUですが、ピンポイント早いもの勝ちの場所なので、当然ゆっくりやってきた私たちには行けません・・・。
で、教えていただいたポイントがこちらです。

ご存じの方は少ないと思います。
ポイントHにしておきましょう。
先客の穴を使うのが嫌いな私は、ここでも全ての穴を自分ひとりの力で頑張ります。
これが今回は仇になりました。
雪深いうえに、いつもなら簡単に貫通する雪の層が硬いのでした。
それでも何とか穴を開けて、私は大物の穴あけに出かけます。
コツをつかむと穴あけは幾分楽になりましたが、それでも大変でした。
テントに戻ると・・・。

Kさんの仕掛けにワカサギが鈴なりです。
私が穴あけしている間に30匹くらい釣っていました。
釣れているKさんを横目に、大物仕掛けの準備をします。
やっと仕掛けの準備は済みましたが、どうもこの場所は大物がいない気がします。
仕掛けを準備するとその場所の地形がわかり、そこから判断するに大物はいないと思いました。
ということで、ワカサギ釣りに集中することにしました。
Kさんほどではありませんが、その半分くらいのペースで釣れます。
アタリは頻繁にあるので、久しぶりにワカサギ釣りを楽しんだ気がします。
静かな誰もいない場所なので、鳥や獣の声や音がすぐにわかります。
テントに近づいてくる足音が聞こえたので外を見ると、キタキツネがまたやってきました。

かなり人慣れしているのか2m位まで近づいても逃げず、逃げてもすぐに戻ってきます。
日中暖められた雪が極寒の夜から朝に固められます。
表面だけが固いのでその上を歩く動物の足音が響くのでした。
とてものんきなキツネで、野生を感じられません。
しまいには・・・。

近くで寝てしまいました。
この恰好のまま1時間くらいそのままでした。
あまりにも動かないので近づいていくと、ようやく起き上っていましたね。
そうそうこんなこともありました。
キツネが食べものを捕えたらしく、それを雪を掘って埋めようとしていたところにオジロワシが急降下して、一瞬にして奪っていきました。
キツネは何が起こったか理解できないらしく、穴を掘ったり空や周囲を見たりするのみです。
オジロワシは3羽もいて、上空を飛んでいる時にテントに巨大な影が映ったりして、大迫力をテント内でも感じられます。
ここは大自然のど真ん中だと実感しましたね。

雲がほとんどなく、テントの中はビニールハウス状態です。
もちろんストーブも必要なくなりました。
ある程度数が揃うと安心して、飲み食いして、そしてまた仕掛けを下ろす。
そんなのんびりした場所でした。

気が付くと、Kさんのバケツはワカサギが一杯です。
大物竿が全く反応なしでも覚悟の上でした。
時々テントの周りを歩くキタキツネと、小鳥のような声のオジロワシ、そして時々やかましいカラス。
朝方、少しだけ管理棟のスピーカーから案内の声が聞こえていました。
・・・ほんとに静かです。
外に出て空を見上げると、太陽に暈(かさ)ができていました。

これは、太陽に薄い雲がかかった時にその周囲に丸く輪が見える大気光学現象のことで、太陽にできたものを日暈(ひがさ)というそうです。
ワカサギは、朝も昼も午後からも関係なく釣れていました。
ただ、若干私の場所は反応が良くなかったような・・・。
負け惜しみです。
朝は7時頃でもマイナス15℃ほどありましたが、日中はポカポカ陽気です。
春を体一杯に感じながら、帰りのスノーモービルに乗りました。

15時でもまだこんなに陽が高いです。
帰るのがもったいないような納竿でした。
今期は4月初旬も営業予定ですが、この暖かさなら厳しいかもしれません。
もう一回くらいワカサギ釣りしたいなあ。
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