最近は、美味しいそばを求めて、あちこち食べ歩いています。
今回は上富良野町のそば屋さんに行ってきました。
これまで、ミシュランガイドに載ったそば屋さんに行きましたが、ほとんどが星付きにもう一歩という「ビブグルマン」でした。
なかでも、北広島市の「なかむら」は星一つでしたね。
今回訪れたそば屋さんも星を獲得しているそうなので、ちょっと期待して行きました。
場所は、松尾ジンギスカンを通り過ぎて左に曲がると坂になり、その坂を上りきった信号のある交差点を左折して100mほどのところにあります。
開店は11時で、混雑は嫌なので11時ちょっと過ぎに着きました。

ここでいいのか?そんな不安を覚えました。
というのも駐車場には一台も車がなく、車の位置からでは店であることすらわからなかったのです。
入口前に来て暖簾が見えたので開店していることが確認できました。
この店は玄関で靴を脱いで中へ入ります。

店内は明るくて清潔そうなフローリングです。
テーブル席と掘りごたつの席がありました。
天井がなくて梁が見える開放的な店内ですが、どこか一般住宅のような雰囲気もありますね。

メニューはいたってシンプルで、開いてみると2ページだけです。
あまりたくさんのンメニューがあっても迷ってしまうので、これくらいでいいのかもしれません。
私は「揚げもちみぞれそば(温つゆ)」が気になって注文しました。
約8分程で運ばれてきた頃には、他にもお客さんが入りはじめていました。

温つゆのなかに小さな餅が二つ入っていて、もっと食べてみたいと思うような美味しさです。
そばは風味が程良く感じられてコシもあって絶妙な美味しさです。
これぞ1つ星!といったところでしょうか。
3cm正方形の板海苔が別皿に付いていて、好みによって楽しむことができます。
ただひとつ残念なのは、セリがちりばめられていましたが、これがせっかくの出汁とぶつかり合って、というよりも出汁の風味を消し去ってしまっていました。
セリは嫌いではありませんが、香りを楽しむそばには私は苦手でした。
もう一品はKさんが必ず注文する鴨せいろです。

肉が厚くてまずまずの柔らかさです。
鴨肉は、まるでローストビーフのような赤さで、噛むと鴨肉の旨味がしみ出してきます。
このそばにもセリがのっていましたが、鴨の風味に勝てなかったのか邪魔になりませんでした。
出汁は少ししょっぱめでしたが、そば湯で味わうといい風味が出ていました。
帰る頃には待っている客も出始めたので、早々に店を出ました。
次は、豚ネギそばを食べてみたいですね。