デマ以外の爆釣が聞かれない今年のアキアジ釣りです。
時化たし、そろそろ釣れるかなとオホーツクを目指します。
ただし、年々混雑がひどくなる一方なので、河口から離れたマイナーポイントにしました。
釣れる数は少なくなりますが、ブナも比較的少なくなるという利点もあるのです。
夕方に現地の方々に聞いてみましたが、「さっぱり釣れん」「朝方数本上がっただけ」「今日やっと波が収まってきた」と、いい話はありません。
しかし折角来たのだからと、様子見にブッコンでみました。
結果から言うと反応はゼロで、周囲でも一本も釣れません。
まあ、夕方の1時間だからと楽観して翌朝に挽回しようと思いました。
さて、その翌朝です。
Kさんに幸先良くヒット!
なんとか砂浜に引き揚げようとしたところでサヨナラ・・。
その後は小さな何かが餌をつついているアタリばかりです。
それでも、肝心要の朝マズ目という一番釣れるはずの時間帯にヒットしたのは。

黒ガシラ31cmです。
平物釣りなら満足の1枚なんでしょうけど、アキアジ狙いですよ!
キープしましたけどね。
周囲ではアキアジが数本程度というさびしい状況・・・。
友人も、銀ピカメスの腹太1本釣ってます。
幸い、雨の予報が先延ばし気味に変わって、パラパラ程度の雨はやみました。
でも、アキアジ釣りたい!
来た!
しかし、なんだか軽いのね・・。

下の大きいほうのカレイ、砂で見えないですか?
イシガレイ37cmであります。
だから、釣りたいのアキアジなんだって!
まいったなあ、もう誰の竿も曲がらなくなったし・・。
それでも、奇跡は必ず起こるのです。

ななんと、7時にようやくヒットしました。
しかもデカオス77cmで腹太だから重いです。
まあまあの銀ピカでした。
天気はさらに回復して、青空が広がってきました。
しかし、諦めて帰る人が増え始め、まったりとした空気が流れます。

海水浴場で竿並べている感じですね。
釣れそうな気配はゼロです。
しかし、不思議なことにアキアジは静かに接近していたのでした。
もうすぐ9時という、とんでもない時間でした。
Kさんがうまく合わせてヒット!しかし、狂ったアキアジはこっちに激走!
今度は見事にランディングしました。

68cmのオスでした。
これで仲間全員がゲットとなり、心に余裕が生まれます。

空を見上げると、見事な秋空の象徴であるスジ雲(卷雲)があります。
かなり高い所にあるのでしょうね。
1万メートル上空とか。
地上に目をやると、これまた見事なハマナスの実が真っ赤に生っていて、食べたくなるくらいの色です。

その後は全くアタリすらなく、雨雲が接近していたので、早々と納竿としました。
出撃のタイミングが合わず数釣りができませんが、これはこれでのんびりできるし楽しいものです。
ゼロか1か、この違いでしょうね。余裕というものは・・。