最低気温がマイナスになってきたので、アキアジも少しは岸寄りを始めるかと予想しました。
ただ、人間の予想には限界があり、それがまた素人の予想となるとかなりいい加減な自分に都合の好い予想となりがちになるのです。
ということで、早朝のマイナス気温を覚悟しての出撃となりました。
前日の夕方に目的地の下見に行くと、夕マズメというのに釣り人は10人程度です。

釣り場が空いてて良かった!ではなく、この様子に絶望するのが本当ですね。
聞くと、朝から全体で5本くらいアキアジが釣れたとのことです・・・。
今日好かったから明日もいいということはなく、今日がダメでも明日には好くなることも・・。
そう思わなければやってられないのが、今シーズンのアキアジ釣りなのです。
さて、早寝早起きの寒い朝です。
釣り場は、想像通りまばらにしか釣り人はいません。
それでも、暗いうちからルミカ点けて頑張っている人たちもいます。
この日も天気だけは好く、陽が昇る方角から明るくなってきました。
私は腕組んで周りの様子を見ていましたが、まだ誰もヒットしていません。
Kさんに、もうタモ入れ出来るくらいに明るくなったからキャストしたら、と促します。
前回はウグイがうるさかったなあと話していたところ、Kさんのルアーにウグイのような反応があったと話しているうちに・・何と突然アワセを入れました。
ヒットです。
ウグイかい?と聞くとアキアジとのこと・・・。
そういえば、竿の曲がり方が半端ではない。

浜一ゲットのオスでした。
タモ入れの直後には、左となり数人目の人にもヒットしていました。
群れが通ったんですね。
5時20分でした。
その後、朝日が昇り始めました。

針の穴のような光が、1分足らずで大きな丸い朝日になると、随分暖かく感じます。
その後、やや沖目で私にもヒットします。
元気なアキアジで、ジャンプしましたがちょっと小さいようでした。
でしたというのは、寄せた直後に外れてしまったのでした。
6時10分、再び私にヒットしました。
これは暴走アキアジで、寄せてからも潜ってしまってなかなか浮上しないほどです。
9月のアキアジのようです。

怖い顔したオスですが、4kg以上はありそうな手応え十分なアキアジでした。
次はKさんの番です。
かなり近くでのヒットでしたが、うまく合わせを入れたようです。

これも良い型の、それもメスです。
アキアジの型が小さくなったと聞いていましたが、ここはまだ9月のアキアジですね。
8時になって、もう釣れないだろうと思っていたところ、これまた沖目でヒット。

60cm以下の小さなメスでした。
やはり、こんなロスケのようなのもいるんですね。
でも、ロスケは11月じゃなかったか?
筋子は熟成して大きかったですが・・。
その20分後、連続ヒット!
見えた銀鱗にバレるなよと心の中で叫びます。

これもまた、大きなオスでした。
周りでも、結構大きいのが釣れていましたね。
そういえば、先週隣で上がったのは90cmあったと言ってましたね。
この後は1時間に一度3本くらいパタパタ釣れて、その後は全く釣れなくなるの繰り返しになります。
しかし、全く釣れない訳ではないので釣り人は増えてきました。
そのパタパタの時に、釣れた位置から自分の前を通過する時間を計算してキャストします。
さあ来い!・・・・・ホントに来ちゃった。
思い切り合わせを入れると・・ヒット!
これがこの日一番のファイターで、走る走る。
私はいつもドラグはきつ目なのですが、それでもどんどん出されてしまうほどでした。
3年前から交換していないラインですが、その強度に惚れただけあって安心して任せられます。
これだけファイトしてバレたらカッコ悪いなあと思いましたが、なんとかネットインします。

大きさはこの日の一番ではなかったのですが、状態は一番好かったと思います。
その後はきりがないと、10時半には納竿としました。
アキアジたちは、海水温がぬる過ぎて岸よりしていなかったのか?
こんな魚体がスーパーファイトをしてくれると、本当にそうなのかと思ってしまいますね。