鮭児はすでに幻の魚ではなく、毎年必ず釣れているのです。
私の知り合いも二人が釣りあげているし、実際に他の釣り人が釣り上げたのを見たこともあります。
私が釣ったのは、2010年12月初旬だったと記憶しています。
1万匹に一本というのは海の上の漁の話で、11月から12月にかけてのある時期には港で釣れる確率は高くなりますね。
しかし、キングサーモンはそうではありません。
私はこれまで、釣り場で釣れたのを見たのは2本だけです。
そして数日前に釣れた魚は写真だけですが、確かにキングサーモンでした。
さて、夢のお話は置いておいて、終盤となったニシンを狙いに出発しました。

先日ようやく雪が降りまして、朱鞠内などはすでに1mを超えているようですが、高規格道路はそうでもありませんでした。
ただ、路面が凍りついて滑りそうです。
それでも、峠を越えると雪は格段に少なくなりますね。

アスファルトが出ていると安心です。
現地に着いてみると、平日でも混雑していた釣り場が、どこでも好きな場所を選べるほど空いていました。
もちろんみなさんニシン狙いです。
話を伺うと、二日ほど前から極端に釣れなくなったとのことです・・。
早朝よりも、7時過ぎからとか真昼間の方が釣れているらしいです。
さて翌朝、釣り場に行くと、やはり結構な釣り人の数です。
しかし、まだまだ場所はたくさんあります。
現地の人は、港に来なくては気が済まないという病気なんだと笑っています。
まあ確かに、釣りしないで話をしている時間が長いようです。
ポータブルの石油ストーブで暖をとっている人もいますね。
朝方は、ほんの1桁しか釣れません。
もちろん見える範囲の全体の釣果です。

この朝も天気が好くて、美しい朝日を見ることができました。
この日のニシンのピークは8時過ぎでした。
ちょうど朝ごはんを食べているとぎだったので、指をくわえて見ているだけでした。
ほんの一時だったので、たぶん駆けつけても釣れるとは限りません。
その後、隣にやってきたおじさん(自分のことをそう言っていた)が話好きな方でして、色々話しているうちに先日のキングサーモンの話も出てきました。
キングサーモンを釣った人は○○の□□さんで、釣った証人になってくれと頼まれたと言います。
そんな話をしているうちに、その本人が登場しました。
顔は何んとなくしか覚えていませんでしたが、ダウンジャケットがそのときキングサーモンを持っていた時のものです。
体型も写真通りで、なんとなく誇らしげに見えましたね。
アキアジは、ニシンばかりでは疲れるので時々キャストしました。
しかし、お隣さんのウキが沈み、合わせ乗らないを一度見ただけです。
もうやめようかと思っていたところに、地元のおじいさんがやってきて撒き餌を始めます。
すると、30秒もしないうちにチカだらけになっていて、ポツポツ釣れていました。
そんなに簡単に寄ってくるんだと感心して、自分たちも真似したところ・・・確かにすぐにチカが集まってきました。

で、これです。
型の好いチカだけキープして、50匹ほど釣ったところで納竿としました。
ニシンももう終わりだなって、地元の人たちが話していましたね。
アキアジは釣り人も少ないですが、お昼過ぎまでで4本釣れていたそうです。