夜明けは、日に日に早くなっています。
春が近づいているんですね。
いつもより30分早く出発しましたが・・・。

峠を過ぎると、こんなに明るくなってしまいました。
そうですよね、もう2月もあと僅かです。
いつもの幌加除雪ステーションに寄ります。

数日前に降った雪が残っていますね。
風も強かったみたいだし、予定変更は正解だったようです。
強行しても、たぶん、積雪で目的のポイントには行けなかったでしょう。
駐車場まで数分に近づくと、空の雲が朝焼けに染まっています。

この日の天気予報は、もちろん晴れです。
五の沢駐車場は思ったよりも車が多く、ソリに荷物を積んでいる間にも次々に釣り人がやってきます。
今回の忘れ物は、なくても困らない座布団でした。
クッションシートがあるからいいんですが、座布団がないとコンテナケースの上のドリルが動きやすいですね。
林の中は、積雪のおかげで幾分道がいいですね。
そして、湖上へのアプローチです。

川がすっかり現れていて、その川に沿って蛇行します。
以前はこの上を歩いていました。
振り返ると・・・。

山に朝日があたっています。
青空と朝焼けのコントラストが本当にきれいでした。

川に沿って厚い氷が崩れています。

この先を左に曲がるとテント村が見えてきます。
湖上中央のテント村に続く道は、しっかりと踏み固められていました。
しかし、テント村に近づくと霧がかかったように霞んできました。
湖全体の表面部分だけがもやっています。
目的の中央テント村の先の対岸ポイントを見ると・・・テントがありません。
誰も入っていないのか?
雪深くて先行者がいないのだろうか?
それでも対岸ポイントに行くことにします。
テント村の先は、氷の上に水が15cm位出ていました。
そしてその水がソリの底についてしまい、雪が解けてソリの底に凍りつきます。
ここからしばらく地獄が続きましたが、なんとか水が浮いている場所を抜けます。
ソリの底の氷を剥がし、それでも重かったのですがようやく目的地が見えてきました。
靄に隠されて見えなかった対岸ポイントは、10張り弱のテントがあるようです。
対岸から真っ直ぐに続く、踏み固められた道にようやくたどり着きました。

振り返ると、こんなに遠回りしていたんですね。
左の跡が私たちが牽いてきたソリの跡でした。

もうヘトヘトでしたが目的地は近く、一気にソリを引き、到着する頃にはソリの滑りも好くなっていました。
気温はそれほど下がっていないはずでしたが風が少しだけあり、これが結構冷たい・・。
それでも場所選びには妥協せず、電動ドリルで一息に・・・とはいかず何度か上下して貫通。

底にしっかり濃い魚影が写っていますね。
これは設営後の写真ですが、場所選びは一か所目で決まりました。
テントを立てる頃には太陽がテントを暖めてくれて、外とはまるで違っていました。
ここ最近の釣果と魚探情報を見て、なめきった仕掛けを使います。

どちらも昔買った古い仕掛けで、在庫一掃セールです。
Kさんがうきまろ、私は2.5号という大きな針ですが、ワカサギが大きいのでいいだろうと適当丸出しです。
はじめのうちはスカが何度かあって、針が大き過ぎたかと2号に交換も考えましたが、結局やめました。

うきまろは5本しか針がないのですが、充分だったようです。
ワカサギも型がいいので重量感たっぷりでした。
私は間隔が広い7本針だったので、取り込みに苦労しました。

リールの位置に物干しロープがありまして、他の仕掛けなら問題はなかったのですが・・。
仕掛けを下ろしっぱなしにしていた訳ではなく、下ろしてすぐに上げてもこんな時もあります。
飲んだり食べたり、たくさん釣れるとあまり集中できません。
そうそう、今回はこんなの使ってみました。

可変アダプターのアンダーガイド用です。
プロックス製はネジを締めても動きやすいなどと、評判はいま一つでしたが、そんなこともなく使うことができました。
ただ、非常に小さい六角レンチネジなので、付属の安物レンチの角が増し締めで消えてしまいました。
Kさんも、可変アダプターを同時交換です。

こちらは、町工場製でネジも太くて使いやすいです。
これを使うとガイド位置が下向きになるので、厳寒時にガイドが凍りにくい利点があります。
今回一番効果が期待されたモノがあります。
そうです、前回の記事で紹介した自作のサシ用エサ箱です。

どうですか、見事にサシだけになっています。
木くずはほとんど金網を通って下に落ち、サシだけが残っています。
ここまでしっかり分離できるとは思わなかったので、正直その効果に驚きでした。
木くずと白サシの見分けがつきにくくて、苦労していたエサ付けが格段に楽になりました。
いつもは、気がつくと木くずが散らばっていたのですが、もう汚さずに済みます。
外の様子は・・。

マス釣りをしている人もいました。
たぶん、みなさん釣れていることでしょう。

雲がやや多めでしたが、ほとんど太陽が出ていました。
時々強い風が吹きましたが、パオは相変わらず8本のペグだけでビクともしません。
管理の河田さんがやってきました。

スノーモービルの手前の崩壊テントは、スクリーンタープですね。
河田さんが、今シーズンの終了は今月29日と告知します。
もうそんな時期なんですね。
湖へのアプローチ部分が危険になってくるので、2月一杯と決まったそうです。
今回は、10年ぶりにガスストーブを持ち込みました。

念のため、カセットガスはイソブタンにしてみました。
ガソリンストーブの燃料補給時に予備として使いましたが、火力の差は大きすぎます。
春先にはいいかもしれませんが、寒がりの私たちには厳しかったですね。
前回お邪魔した仲間のテントのロープを参考に、我が家でも使ってみました。

私は仕掛けのオモリを洗濯バサミで挟んで、エサ付けするのが一番重宝しました。
これは使えます。
お昼近くなっても魚影は変わりません。

相変わらず底にはびっしりいる様子。
しかも、食い気があってよろしい。
エサ切りは朝のうち少ししただけでした。

型がいいので、久しぶりにバケツの周りが濡れました。
14時前には、もう十分と納竿です。
袋に入れてみると、その量に驚きました。

家に帰ってから計量したところ、何と!3.76kgもありました。
ワカサギは700匹ちょっとですが、大きいのが多いからでしょうね。
片づけ時には風もなく、撤収は楽にできました。

まだ陽が高く、帰り道は吹きさらしの風によって幾分歩きにくくなっていました。
湖上を吹き抜ける風が冷たく、随分長く感じた対岸まででした。
途中、タウシュベツ橋梁に陽が射していました。

水位はこんなに下がっていたんですね。
少し遠いですがオジロワシも見えました。

番でしょうか。
違う角度からも見てみます。

左の方が雄でしょうか、常にこちらを注視していました。
もう少し近づきたいところですが、近づくと逃げてしまいます。
岬の下までたどり着き、ここからが大変です。

駐車場までは上り中心のアップダウンコースです。
何度か息切れをして、後から続く方に道を譲りました。
結局、対岸ポイントから45分もかかって到着です。
これがなければいい釣り場なんですが、大自然の釣り場はそう易々とは味わえないのでしょう。
最後の糠平湖、久しぶりに爆釣らしきものを味わうことができました。
スポンサーサイト