二日前の情報では、チカ釣りポイントの第2ふ頭でもニシンが爆釣しているようです。
確かな情報なので、これはもう行くしかないでしょう!
しかし、前日の情報では昨日よりもぐぐっと釣果は落ちたといいます。
それでも、ボウズはないだろうとニシン狙いで準備を進めました。
週末なので、遅い時間だと場所がないかもしれないということで、明るくなりかけた頃をめがけて走ります。

この時、雨がぱらついていましたが、釣り場に着いた時には止んでいました。
しかし、風が強くて車に乗っていてもわかるほどです。
港に着いて、右端から場所を探しますが・・・・・こんなに早い時間なのに一杯ですね。
ようやくスペースがあったのが、前回よりも更に左の巡視船ポイントという混雑ぶりです。

でも、ここに着くまでゆっくりと釣り人の様子を見ながら走ってきましたが、釣れている人を見ていないような・・・。
ほとんどの釣り人がニシン狙いらしく、一番近いご夫婦が唯一チカ釣りの様です。
準備中にも次々に釣り人がやってきますが、皆さん様子見らしくちらっと見てはすぐにその場を離れます。

雲がなければ朝陽が見られたかもしれませんが、この方が眩しくないし日焼けしなくていいです。
風は後方からだったのでキャストに影響はなく、仕掛けは風に乗って飛んでいきました。
キャストして誘いながらリールを巻いていると、ニシン特有の強めの引きが伝わってきました。
このグイグイブルブル感がニシン釣りの醍醐味なのです。
しかし、群れが小さいのか次々に数を増やして鈴なりヒットとは行きません。

多くても2匹まででした。
様子見に来る人たちと話していると、紋別のニシンンは他の釣り場とは様子が違うそうです。
この時期でも数の子入りで、脂も十分あるそうです。
更には、もう少しあとになると、脂が多すぎて焼くと燃えてしまうほどとのことです。
そういえば、何年か前にカレイ釣りに来た時にたまたま港で釣ったニシンは美味しかった記憶があります。

朝マズメは、期待外れでこれしか釣れていません。
一番下の小さい魚は、キュウリウオだったのでリリースしました。
キュウリ、チカ、コマイが外道でしたが、コマイは干して食べようと持ち帰りました。
コマイは、サビキ仕掛けでも釣れるんですね。
7時近くなると、ニシン釣りの釣り人はほとんど帰ってしまいました。

チカ釣りは、朝方は小さいガヤが鈴なりに釣れて困っていましたが、陽が高くなると安定してチカが釣れていました。
釣ったガヤは、持ち帰らないなら海に帰してあげるといいですね。
生き物だし、まだ子供ですからね。
私たちは、とりあえず何もすることがないのでキャストを続け色々試しているうちに、少ないながらもニシンはいることがわかりました。
誘い方によっては、食いついてくることも判明します。
ワンピッチジャークのあとにヒットするので、ブリ以外の魚、ニシンにも利くようです。

9時前には、もう十分ということで納竿しました。
家族で食べるくらいは釣れましたね。
オホーツク海側のニシン釣りのいいところは、撒き餌をしないことですね。
撒き餌は海の生物の餌になるとはいえ、限度を超えるとゴミ以外の何物でもありません。
釣った魚を食べるにしても、撒き餌を食べた魚と考えると少し躊躇してしまいます。
ニシンは背開きにして、塩水に20分ほど浸してから干します。

数時間で表面に脂が浮いてきます。
新鮮な魚ならではの美味しさが待っています。
釣ったニシンには、数の子と白子がしっかり入っていました。
干したニシンを取り込んだら、脂で手がピカピカに光っていました。
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