ジギングのクーラーボックスですが、これまでは格安のクーラーボックスに不満はありませんでした。
しかし、前回の様な気温が高くて陽射しが強い時には、はたしてクーラーボックスとして役に立っているのか疑問を持ちました。
ジギングのクーラーボックスは、大型なのでより多くの氷を持っていくのがベストでしょうが、できれば最低限の氷の量で済ませたいものです。
現在使用しているクーラーボックスは蓋の部分の強度に不安があり、片手で押しただけで簡単にへこみます。
何か好いクーラーボックスはないかと考え始めたのは今回が初めてではなく、昨年から考えていました。
ダイワやシマノの釣具メーカーのものは重量的に難があります。
軽いクーラーボックスに慣れてしまっているので、これ以上重くなるのはいただけません。
かといって、軽めな外国製のイグル―とかコールマンでは造りが雑過ぎて密閉性に難があります。
これら外国製の最大のネックは、高さがあり過ぎるし、長さが足りないことでした。
調べているうちに、ジギングのクーラーとして絶大な信頼性の高いクーラーがあることを知りました。
㈱秀和の「ビッグレジャー」シリーズのクーラーボックスです。
元々は、マミヤOPという年配の方ならご存知の釣り具メーカーが製造していたそうですが、現在はこのメーカーが引き継いでいるそうです。
このメーカーの何がいいのか?は、これからお話しするとして、考え抜いた末に購入しました。

こんな形で届きます。
長さが1m弱あるので、とにかく大きいです。
しかし、これまで使っていた伸和の76Lとほとんど同じ大きさです。
荷物を受け取って驚いたのは、その重量でした。
量ってみると7kgを少し超える位と、軽いと思っていた伸和よりも1kgほど軽かったのでした。

箱の横には、ウレタン断熱についての説明も書かれています。
箱から出すと、ビニールに包まれていました。

これが本体ですね。
白ではない、グレーっぽいくすんだ色の蓋部分です。
そして華やかではない青系の地味な、あえて言うなら汚れが目立たない色です。
底は、しっかりゴムが入っていて滑りにくくなっていました。
中を見てみましょう。

蓋を抑える紐が左右に2本ありまして、これがまたクラシカルというか昭和の部品です。
内部には僅かな段差があるので、ピッタリの入れ物を探せば物入れも使えそうです。
このメーカーの人気の一つに、交換パーツが販売されていることです。

たとえば、このステンレスの留め金ですね。
蓋の部分のパッキン、更には蓋まで簡単に入手できます。
届いて蓋を開けようとした時、ぴったり閉じていてすぐには開きませんでした。
このクーラーの人気の一つには、密閉性がいいことです。

中が冷えると開きにくくなるので、写真の右にある部分に空気圧の調整弁がついているのです。
クーラーボックスに座ってみると、その硬さに驚きました。
いいウレタンのクーラーボックスは、叩いてみると好さがわかるといいます。
確かに硬いです。
ウレタンが、隙間なく全ての部分に入っているようです。
残念ながら、この密閉性を保持するためにちょい開き扉などなく、開閉はバックルを3つも動かさねばなりません。
保冷のためには、できるだけ開閉しないことが大切なのでいたしかたないことです。

大型のサイドハンドルも付いています。
ただ、持ち手が細めなので、中身が多い時は手が痛くなりそうですね。
このクーラーには車輪が付いていません。
オプションで他社のものもありましたが、9千円~というもので、ちょっと手が出ませんでした。
工夫すれば自作できそうな気もしたので、ゆっくり考えてみようと思っています。
実はこのクーラーボックスは、震災の時に自衛隊の宿営地に山積みしてあったそうで、自衛隊御用達の実績あるものであることを知りました。
価格は、ネットで買うと5千円ほど安くなりましたが、大手釣り具メーカーのものよりは2万円くらい安いでしょうか。
次回からの釣行で、その実力をみてみましょう。
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