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Jyosetsu Gaiden

Jyosetsu Gaiden

拙きが如し。 そんな私ですが、北海道の色々な釣りを楽しんでいます。

 

ニシン狙いでしたが・・・。

釣れる可能性が高いのは留萌港で、次は網走港、もっとも釣れる確率が低いのが紋別港でした。
しかし、留萌港は猛吹雪の天気予報だし、網走港は第4埠頭が閉鎖になってしまいました。
釣れない確率が一番高い港なので、そんなときのためにとチカ釣りの準備もしてから出発です。

早朝、ベストポイントでニシンを狙って頑張りましたが、釣れても小ニシンとキュウリとチカだけで、アザラシまで現れるともう駄目です。
しかも、予報にはなかった冷たい風が指先を痛いくらいに凍てつかせます。

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火力発電所が稼働していますね。
陽が昇った頃には、釣り場を離れていました。

道の駅に寄って、休憩します。

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ここも温かい水が出るので、この時期は有難いですね。

落ち着いたところでチカが釣れている港に移動して、チカ釣りの様子を見ながら朝食です。
しかし、あまり竿の動きがありません。
後から聞いた話では、この後から釣れ始めたそうです。

食後、近くの釣具店でアミアミアミーゴを買います。
混んでいて人気の場所は満杯です。
ようやく見つけた端の方で竿のセットをしました。

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紋別にしては雪が積もっていて、除雪をしてからオキアミをセットします。

あまり期待せずに仕掛けを投入しましたが・・・。

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すぐに竿先が暴れ、チカが姿を現しました。

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雪の上だと、魚の写真もきれいに撮れますね。

釣れていると聞いていたので、使い古しの仕掛けで十分とは思いましたが、全く問題なく釣れます。
この日はずうっと風が吹いていましたが、太陽が出ていたので温かく感じました。
気温はプラスの4℃程だったと思います。

時には大きな群れが通ったのか、鈴なりに釣れることもあります。

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コマセ用のスプーンを忘れたので、撒き餌が出来ませんが問題なく釣れます。

気付いた時には、私たちが一番端だったのにその先にも20人ほどが並んで釣りをしていました。
隣の方が面白いおじいちゃんで、どう言う訳かカレイの船竿でチカ釣りをしていて、硬い竿なのでアタリがわからないと言います。
私たちがもう3桁釣れたかな?などと話していた頃、おじいちゃんの仲間がバケツの中を見て「なんだおい!まだ2匹しか釣ってないんでないか・・・」と笑いながら驚いていました。
仕掛もオキアミが付きにくいものだったようです。
そのおじいちゃんは、目標を10匹にと話していましたが、どうだったのでしょう?

お昼になったので、切りの好い所で納竿としました。

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150匹以上は釣れていると思います。
サイズも良かったので、結構な重さでした。


今年はこれが最後になってしまうのかわかりませんが、ニシン釣りたいですねえ。






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北海道新幹線で国宝拝観11

中尊寺入口は、バス停から眼と鼻の先でした。

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入口から坂になっていますが、これが表参道の月見坂です。
中尊寺は標高130mの長い丘陵にあるため、この坂を上って本堂や金堂へ向かいます。
観光バスなどは、金堂近くにある駐車場で降車するので、この風情は味わうことができない場合もあります。

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江戸時代に伊達藩が植樹した、樹齢300年を数える老杉が両脇に聳え立つ様は荘厳という言葉が最も似合うでしょう。
しかし、この坂はなかなかの急こう配でして、手すり替わりのロープまで備えてあります。

しばらく歩くと急こう配から緩やかになりました。

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門の横には売店があり、少し観光地っぽい雰囲気も出てきました。

平泉と言えば、義経や弁慶が思い浮かぶと思います。

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初めに現れたのが弁慶堂です。

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お堂の中を見ると、武蔵坊弁慶と源義経にまつわる像が安置されていて、もちろん弁慶像と義経像もありました。
藤原家と義経の関わりは、多くの方が御存じと思われますので割愛させていただきます。

弁慶堂を過ぎて、右手に見晴らしの良い場所がありました。

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束稲山・北上川・衣川を眺望することが出来、こんな高い所まで上ってきたのかと気付かされます。
かの松尾芭蕉もここで一休みして、在りし日の平泉の栄華に想いを馳せただろうと言われています。

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杉林は続いています。
紹介したお堂以外にも、小さいお堂が途中途中にありました。

こちらは地蔵堂。

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おみくじやお守りなどの小さな販売所が隣にあります。

すぐ隣には薬師堂がありました。

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こちらは中が見えませんでした。

もうすぐ本堂がありますが、参道が賑やかになってきました。

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盆栽や鉢花が展示されています。
菊の一輪花もずらりと並んでいます。

そして、本堂への入口の門がありました。

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この石段を上ると目の前に本堂がありました。

広い境内には、たくさんの参拝客がいました。

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これが中尊寺の本堂です。

本堂は明治42年に再建されたもので、多くの法要や儀式、行事が行われているそうです。

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中央には線香を立てる大きな鉢があり、行列が出来ていました。

中は自由に拝観できるので、靴を脱いで階段を上ります。

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中央には大きな金ピカの仏像があります。
この仏像は、初代清衡が中尊寺造営の折「丈六皆金色の釈迦如来」を中尊寺の本尊に安置したことに倣って、平成25年に建立したものです。
どうりでピカピカなんですね。
本尊の両脇には、伝教大師最長より灯し続ける本山である比叡山延暦寺の「不滅の法灯」が分燈されています。







 
 

北海道新幹線で国宝拝観10

昨夜は早めに寝たので、5時半には目が覚めてしまいました。
備え付けの紅茶を飲み、6時にはホテルから頂いた入浴剤を入れてお風呂に入ります。

落ち着いたところで外を見ると・・・。

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朝陽が昇っていました。
今日もいい天気でしょう!
Kさんは、スピーカーを浴室に持ち込み、音楽を聴きながらリラックスしています。

7時半から惰性の朝ドラマを観て、その後に朝食に出かけます。

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3階で降りて、昨日と同じ朝食会場へ向かいましたが、思ったよりも混雑していました。
それでも、係の方が丁度いい席を見つけてくれました。

昨日の失敗を生かして、この日は少なめに軽く選んできました。

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私はご飯を少しと、昨日美味しかったおかずを食べます。
写真以外にも食べてはいますが、かなり軽めの朝食でした。

部屋に戻って窓の外を見ると、私は鉄ちゃんではありませんが、どうしても新幹線に夢中になってしまいます。

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スマホで時刻表を確認して、カメラを構えて待ちます。
はやぶさとこまちのドッキング写真を撮ってみたりします。

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この場所を新幹線が走ります。

いつまで見ていてもきりがないので、9時15分には部屋を出ました。

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駅前の歩道を歩いて、そのまま北へ向かいます。

途中には、昨夜スピーカーを買った家電販売店や居酒屋があります。

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この先の、歩道の最後で下ります。

信号を渡るとバス停がありました。

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さくら野前バス停といいます。

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一関と中尊寺行きのバス停がありました。
ここで間違いなさそうですね。

切符はどこで買うのかと見回すと・・・。

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後方のビルの外壁に券売機がありました。
高速バスで1700円ですね。

まだ時間は早かったのですが、好きな席に座りたかったので最前列に並びます。
並ぶとすぐに、他の方々がやってきて行列が出来ました。
グッドタイミングでした。

5分前くらいには、バスが交差点を曲がってこちらへ向かって来るのが見えました。

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希望の席は、一番見晴らしの良いこの席でした。
この日は天気は好かったのですが、気温が低くて少々寒さを感じていたので、温かいバスの車内にほっと一息。

バスが動き出し、15分ほどで市内を抜けて田舎道になります。
そして、高速道路に乗りました。
しばらく走ると、高速道路のサービスエリアでのトイレタイムの案内がありましたが、希望者が誰もいなかったので通過します。
それからしばらく走って高速道路を下りると、各駅停車のごとくあちこち乗客が降りはじめます。

一関中心部では、一関駅に到着しました。

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一関と言えば、懐かしいNSPですね。

実はこの日、このバスでの降車バス停が決まっていませんでした。
一つは、平泉駅で降車して世界遺産を巡るバス、るんるん号に乗って各地を巡る案。
もう一つは中尊寺で降車して、中尊寺を起点に世界遺産巡りをする案の二つがあったのです。
結局、一つ目の計画は時間がなくて中止となり、終点の中尊寺バス停まで行くことにしました。

国道4号線を走って、予定よりは随分遅れて中尊寺バス停に到着しました。

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ここが中尊寺の入口のようです。
さすがは世界遺産、観光客が多くて賑わっていました。






 
 

北海道新幹線で国宝拝観9

ホテルで休憩後、Kさんが好きなロフトに行きました。
実は、私も好きなんですけどね・・。
特に欲しいものはなかったのですが、見て回るのが好きなのでそれだけでも楽しいのです。

現在使っているBluetoothスピーカーはJBLなので、旅行に持ち歩くにはソフトなウーファーに気を使います。
と言うことで、SONYのサイコロ状のBluetoothスピーカーがいいなあと思っていたのですが、電器店で何気なく見た同じメーカーの新製品と聴き比べて、つい衝動買いしてしまいました。

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ネットの最安値よりもほんの僅か安くなったので、計画的ではありましたが仙台での購入となりました。
まあ、元々安かったら買おうとは話し合っていたのですが・・。
防水に加えエクストラバスが、この大きさでもパワフルな音を聴かせてくれます。
それでも後日聴き比べをしてみたところ、JBLと比べると音質に差はありましたが、気楽に持ち運べるところがいいです。
これで、日本シリーズのないこの日のホテルでの過ごし方が、豊かな音質で楽しくなりました。

さて、この日の夕食は何処かで適当にという予定です。
ホテルを出て、駅前をぶらぶらしているうちに決めた、居酒屋かっこ仙台駅前西口店でした。

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仙台駅前のヤマダ電機横ビルの5階にあります。

個室だと言うので、それなら落ち着けるだろうというのが決め手でした。

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半開放的な個室でした。
でも、これで充分です。

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早速飲み物を注文。
陶器のビアグラスが洒落ていますね。

まずはあっさりと刺身から。

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キハダマグロとアボガドの山ワサビ和え。
おいしくはありましたが、添えてある野菜にマグロとアボガドの味が消されてしまっていた感じです。

サラダは先に食べておきましょう。

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かっこ特製のベーコンの温玉シーザーサラダです。
葉物野菜がたっぷりでした。

店内は賑やかでしたが、個室なのでそれほど邪魔にはなりません。
ここで一番美味しかったのはこちら。

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串焼き盛り合わせです。
どれを食べても美味しかったですね。

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手羽先も量的に少なかったですけど、いい味していました。

コース料理だとどうしても多くなってしまうので、私たち小食にはこれがいいかもしれません。
ということで満足して、それでもお腹は一杯でした。

昨夜とは別のコンビニチェーンで、ご飯ものを買ってからホテルに戻りました。

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ピクルスと和ラーという津軽のカップめんと寿司を食べました。

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和ラーですが、どんな味だったか?もう忘れてしまっています。
まあまあ美味しかったような・・・。

SONYのSRS-XB2で音楽やラジオを楽しんで、旅の疲れを癒します。






 
 

北海道新幹線で国宝拝観8

さて次は、この日の本題である国宝の瑞巌寺です。

道が狭くて案内板も見当たらないので、スマホのナビを利用します。

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結構グニャグニャ道ですね。
このナビでは、人しか通れない民家の間をすり抜けるような道もありました。

やがて高い杉林が見えてきます。

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この池の先に瑞巌寺があります。
通常の反対側から入る形になりまして、それでも必ず受付は通らなければ入ることはできません。

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右の建物が拝観受付で、写真の左側に白い工事壁が連なっていました。
もう少し早ければ、本堂は工事中だったそうです。

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松島と言えば瑞巌寺と言うほど有名でしたが、国宝だとは知りませんでした。
瑞巌寺は松島の歌で記憶にあったようで、由来も何も全く知りません。

受付を済ませて直進すると、国宝の本堂があります。

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瓦の修理もしたのでしょうか、色が違いますね。
本堂は1609年に完成し、38m×24mの大きさがあり、入母屋造りの本瓦葺きで10の部屋があります。
臨済宗妙心寺派の禅寺で、平安時代の初めに慈覚大師円仁によって開創された天台宗延福寺がその前身と言われているそうです。

江戸時代の初めに、仙台62万石の伊達正宗が現在の大伽藍を完成させたそうです。
正面から本堂内に入ります。

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中は薄暗く、金色に光る襖絵が目立ちます。
襖絵は、仏教誕生の地の鳥、孔雀が描かれていました。
右から冬→春→秋と変化し、世俗的時間を超越していることを示しているそうです。
筆者は、仙台藩最初のお抱え絵師である佐久間修理です。

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文王の間の奥、ここが藩主の部屋です。
黒塗框の豪壮な床の間・火頭窓・違い棚を備えた書院で、特に火頭窓等に施された飾金具がすばらしいです。
この部屋と上々段の間は、今はなき仙台城本丸大広間にも設けてあり、豊臣秀吉の聚楽第と並び称された仙台城大広間の豪華さを今に伝えているそうです。

廊下は本堂の周りを一周できる造りで、じっくり見てもさほど時間はかからないでしょう。

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こちらは正面東南端の部屋です。
松・桜を配し、尾長鳥や鳩などさまざまな鳥が描かれていますが、一見すると、この絵は上手なの?などと素人には見えてしまいました。

本堂を出て、来た道を引き返してすぐに左へ向かうと、庫裡が見えます。

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写真には映っていませんが、左右どちらを見ても工事の壁が景観の邪魔をしています。

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これも国宝で庫裡といい、禅宗寺院の台所です。
京都の相国寺にも似たような建物がありました。
庫裡は昭和34年6月27日、国宝に指定されたそうです。
日本三大庫裡の一つで、京都の妙心寺、妙法院がそうです。

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内部は法要を行う場所と書かれていて、庫裡としては使われていないのか定かではありません。

庫裡を出ると石畳の延長線上に宝物館があります。
しかし、宝物館よりももっと気になるものがありました。

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岩を削って建物の一部になっています。
松島を形成しているのは、第三紀凝灰岩層というもので、これを掘った洞窟は松島のいたるところに見られるそうです。
瑞巌寺内の、この一風変わった建物も同じように利用されているそうです。
街を歩くと、岩を削った車庫もありました。

さて、宝物館です。

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宝物館は正式には青龍殿といい、平成7年に完成しています。
本堂障壁画群と、寺伝来の什宝物を保存管理・展示・調査研究する為に新築された建物です。
この時は、毎年4月と10月限定の特別展示室にある上段の間、上々段の間を見ることが出来ました。

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東日本大震災で被害を受けた杉の大木ですが、残された木々が痛々しく見えます。
震災当時は、この瑞巌寺に多くの人が寝泊まりして救われたそうです。
ちなみに、地震発生後に津波の警戒情報があったので、遊覧船は出ていなかったそうですが、桟橋や小型船は流されて大きな被害があったそうです。

瑞巌寺を出て、街を歩きながら駅へ向かいました。

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角を曲がると、松島海岸駅が見えました。

14時42分の電車までは10分ほどで、小高いホームで待ちます。
ここでも台湾からと思われる観光客がたくさんいました。
列車の時間が近づくと、結構な混雑になってきました。

仙台駅に着くと、東口から出てみました。
こちらでは土産物店がたくさんあったので、気がついた時には予定していたお土産のほとんどを買っていました。
荷物が増えてしまったのでホテルへ戻ろうと西口に出てみると、雨がパラパラ程度ですが降り始めていました。
天気予報通りでした。

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右端の建物が仙台駅です。

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赤い矢印がホテルモントレ仙台です。






 
 

北海道新幹線で国宝拝観7

すでに正午になっていましたが、昨夜と朝の食べ過ぎの影響が残っていたので、途中にある五大堂へ行ってみることにします。

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入口の紅葉が色付いていて、ここだけ秋のようです。

石段を数段上ると朱色の橋があります。

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色付いた紅葉と松の濃い緑が美しいです。
渡りきった左に売店があります。
商品の写真を撮るのはマナー違反だと警告の注意書きがありました。
でも、日本語だけじゃダメだと思います。

その向かい側には御堂らしきものが建っています。

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解説があったのか定かではありませんが、解説の写真も撮っていませんでした。

五大堂へは、もう一つ橋が架かっています。

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すかし橋です。
真上から覗くと、海面までは高さがあるので初めはゾッとしました。
当時は縦板はなかったはしご状だったそうで、恐ろしくて渡れない人もいたそうです。
気を引き締めてお参りするように、このような緊張感のある構造にしたそうです。

五大堂は海に向って建っていました。

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五大堂は瑞巌寺の一部で、本堂までは500m程あります。
伊達正宗が建てた、東北地方では最古の桃山建築です。
内部には五大明王が安置されているのが、この五大堂の由来なのでしょう。

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平安時代中期に製作された秘仏で、33年に一度しか開帳されず、次回は2039年の御開帳予定らしいです。

この小高い五大堂から見る松島の風景は絶景でした。

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再びすかし橋を渡って戻ります。
慣れると、縦板がなくても恐ろしいとは感じませんでしたね。

国道45号線を渡って土産物店を覗きながら東へ向かいます。

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この道が近道のようです。
人がすれ違うのがやっと程度の道を行くと、目的地らしい開けて賑わった場所に出ました。

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松島さかな市場です。
ここもグーグルマップで確認済みだったの、思った通りの雰囲気でした。

予定では牡蠣の食べ放題だったのですが、昨夜からの食べ過ぎのために定食メニューにしました。
13時は過ぎていましたが、土曜日のせいか混雑しています。

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ここで会計を済ませてから、カキ小屋という名のビニールハウスのような小屋に入って待ちます。

隙間だらけなので冬は寒そうですね。
海の家のような簡単な造りです。
番号を呼ばれて合図すると、定食が運ばれてきました。

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五大堂A、五大堂B定食です。
正直に言うと、ガッカリな味でした。
厚岸の牡蠣と比べてしまい、その差は歴然過ぎました。
大きな殻の割に親指くらいの牡蠣が、水分を絞り取られた細長い姿に涙が誘われます。
牡蠣汁は東北地方らしい濃いめの味で、底をかき混ぜるとマイクロ牡蠣が現れました。

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赤く囲ってある部分が牡蠣小屋です。
やはり穴が開いていましたね。







 
 

北海道新幹線で国宝拝観6

本塩釜付近まで来ると海が見え始め、町並みはまだまだ続いています。

その後は緑が多くなり、トンネルを抜けたところで松島海岸駅でした。

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乗降客の少ない電車だと思っていましたが、ここでは沢山の観光客が下車しました。
さすがは世界的にも有名な松島です。
外国人の姿も多く、特に中国語が多く聞こえてきました。

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松島海岸駅は高台にあり、眼下には駅前広場、その向こうには海も見えていました。

階段を下りて改札を抜けると、観光案内所の人でしょうか?観光船の切符売り場の案内をしていました。

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乗船する船は決めていたので、スマホの画面の割引き画面を見せて二人で300円安くなった切符を購入しました。

グーグルマップでこの近辺の様子は確認してあったので、ここから5分ほどの遊覧船乗り場へ向かいます。
駅で降りたほとんどの人が同じ方向に歩いているので、何も知らなくても行けそうでした。

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行く先の右は海、左は土産店や食べ物屋、そして宿泊施設が軒を連ねています。

ほどなくして、遊覧船乗り場への横断歩道がありました。

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国道なので交通量が多く、信号が変わるまでは渡ることが出来ません。
船の出航時間まで10分を切っていましたが、もう目の前に観光船が見えていました。

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大きな観光船は3隻で、他にもたくさんの観光船が見えています。

私たちの船は、右の一番奥にありました。

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仁王丸です。
調べている時に、仁王丸は2階席が見晴らしが好くていいと思ったからです。

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乗船は最後尾からです。
並んでいると、2階席の入場券は1階の売店で販売していますと案内がありました。

1階は座席が進行方向を向いて並んでいました。

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この後方に売店があります。

ここにあった売店で2階席の代金を支払い、階段を上って席を確保します。

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窓際に座ることが出来ました。
6人掛けの席でしたが、2階はさほど混まなかったので私たちだけでした。
中央には社員旅行と思われる団体が座り、風景などほとんど見ずに酒盛りをしています。
騒いではいないので問題はありませんが・・。

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こちらは、カウンターバー兼売店です。
出発から寄港まで、ずうっと混雑していました。

気付いた時には、船着き場を離れていました。

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船内放送では、松島湾の名所について解説が始まりました。

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穏やかな湾内をゆっくりと進み、大小260余りという島々が見え始めます。
松島は、平安時代から歌に詠まれたり絵画に描かれたりしたために、訪れる人は多くその名前も知れ渡っていたそうです。
その中でも有名なのが松尾芭蕉で、1689年に松島を訪れ奥の細道として現在でも多くの人に読まれています。

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このような中型の遊覧船もすれ違います。
牡蠣の養殖も行われていて、あちこちに牡蠣筏がありました。

遊覧船は大型ほど料金が安く、小型船は小回りか利くために大型船では入れない洞窟なども案内できるそうです。
その分、料金は4倍になってしまうコースもあるようです。

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これは松島らしい島ですね。

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こちらは最も有名な仁王島です。
口に煙草をくわえているとも言われていました。

島には人が住んでいて、港も整備されています。

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もちろん学校もありました。
ここは、すでに湾から外海に出ているようです。

気がついた時には引き返し始めていて、船内の解説も止まっていました。

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こちらは本土で、間もなく寄港するところです。

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到着しました。
曇ってはいましたが、寒くはなく過ごしやすかったです。

船が着いたのは、次の出航時間5分前位だったでしょうか。

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船を下りて歩いていると、仁王丸の反対側の船からどこかのおばちゃんが「おーい!こっちこっち!」と仲間に向って叫んでいましたが、仲間は仁王丸に乗船するらしく、そのおばちゃんは間違えて乗ってしまっていたようで大笑いでした。

この桟橋の基部に松島の観光案内所があって、ここでトイレを済ませて次に向いました。






 
 

北海道新幹線で国宝拝観5

さて、二日目の朝ですが、北海道よりも夜明けが遅いです。
昨日の疲れが腰にいくらか残っているのか、ややけだるい感じがありますがもう寝られません。

カーテンを開けて、見えた景色に少し驚きました。

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窓から見える方角は南だと思い込んでいたからです。
その風景に驚き、思わずKさんを起こしてしまいます。

入れたてのコーヒーと窓の外に見える新幹線を楽しみながら、これも旅の楽しみの一つと浮かれ気分でした。
風呂に入り、テレビを観てから朝食に向います。

朝食会場は3階の広いホールでした。

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思ったよりも混雑していましたが、まだ席は十分にあります。

係の方に席へと案内され、席が決まると目印のカードを席に置いてビュフェスタイルの朝食が始まります。
こちらが私が選んだものです。

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オムレツは目の前で焼いてくれます。
カレーは、仙台らしく牛タンカレーですが、欲張って肉をたくさん入れてしまい、食べ始めると中から10個以上出てきました。
柔らかくて美味しかったのですが、肉が多すぎました。

Kさんはこちらです。

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二人とも食べ過ぎてしまい、そのせいでしばらくお腹が苦しくてたまりませんでした。
食事が終わって、退席する頃になると会場は急に人が多くなっていました。

持ち帰り用のカップにコーヒーを入れて、部屋で朝ドラマを観ます。
今回のべっぴんさんは、演技が下手+演出や脚本がダメなので、久しぶりに面白くなさそうですが、ついつい観てしまっています。
その後は出発まで、新幹線を眺めて過ごしました。

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これは、はやぶさですね。

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こちらは、はやてでしょうか。
はやぶさに比べると、旧型なのか鼻の長さや窓の形が全く違いますね。

眺めてばかりいても仕方がないので、本日の予定に移ります。
ホテルを9時に出発という、団体ツアーでは有り得ない遅い出発時間です。
予定は、あってないようなものなので、変更はいつでも簡単にできます。

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ホテル前です。
駅方面から来る人たちに逆らって進みます。
これから出勤の人たちでしょうか?

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仙台は伊達正宗です、おにぎりと伊達武者のキャラクターですね。

少し迷いかけましたが、地下に下ります。

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こちらは仙台駅方面。
その反対側が、私たちの目指す駅です。

行き先が定まったところで、飲み物を買うことにします。

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仕切りのないファミリーマート。
並びますが、すぐに清算できました。

予定は、松島で遊覧船に乗り、昼食を食べてから国宝の瑞巌寺を観るという、いたってシンプルで簡単な一日です。
仙石線の始発駅、あおば通り駅に向いました。

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駅のホームに向うと、時間が早かったせいか乗客は少なく、松島海岸駅方面の電車はまだ来ていません。

ほどなくして電車がやってきて、乗客が全て下りると静かなものでした。

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発車までは15分ほどあり、時間が近づけば混むのかと思いましたがそのままでした。

9時55分に動き出し、次の駅が仙台駅だったので、ここでどっと乗客が増えました。
乗車から14駅目が目的の松島海岸駅で、途中にはよく聞く地名もありました。
対面の席には、幼稚園の子供たちが大人2人分の範囲に5人が座り、3人の保育士たちが世話をしていました。






 
 

北海道新幹線で国宝拝観4

さて、すっかり遅くなった夕食です。
20時に予約しておいた、ホテル内のレストランに向います。

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最上階の17階にある中華レストラン「彩雲」です。

レストランは二組の先客がありましたが、時間も時間なので少しすると帰ってしまい、最後に私たちだけになってしまいました。

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最上階なので眺めは好く、私たちの席からは残業中のオフィスが見えていて、仕事中の方には申し訳ありませんが、美味しい食事を頂きます。

予約していたのは「10月限定点心食べ放題」コースです。
ネットで見た内容では、コーヒーか紅茶をいずれか一杯サービスとありましたが、生ビールとノンアルコールビールもOKとのことです。

最初の料理は、冷菜盛り合わせです。

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沢山の食材が盛られているので、一皿で何度も楽しめます。
大ぶりの木クラゲが、特にコリコリ歯ごたえよくて美味しかったですね。

オーダーストップの時間が40分ほどと迫っていたので、先に点心が運ばれてきます。

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運ばれてきた時は3段に重なっています。
どれも熱々で、普段食べているものよりは大きめで、酢醤油のようなタレで頂きます。

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南瓜のスープは、やや塩味が薄い感じがしました。

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こちらは、餡まんのような点心です。
あんは少なめでした。

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中から肉汁があふれる、スプーンで食べる点心です。
海老蒸し・フカヒレ・大根餅・春巻き・シュウマイ・海老焼売の6種です。
そして、小龍包・叉焼包・桃饅頭と続きます。

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先の6種が食べ放題ですが、私たちには十分な量だったので追加はせずに次の料理に進みます。

一つは、海老と茸の色々四川ソース炒めです。

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甘酸っぱいソースが絡んで、どれも美味しいです。

もう一品は、鶏むね肉の蔵王クリームチーズ炒めです。

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見た目はあっさりですが、濃厚なチーズの風味と味があっさりした鶏肉に深みを持たせています。

もうすでにお腹は満たされてしまっていましたが、炭水化物料理が残っています。

豚肉と松茸の細切りあんかけ焼きそばです。

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あとから、そういえば松茸入っていたんだったと、味わえなかったことを悔やみましたが、とりあえずは美味しかったということで・・。

そして・・・。

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私は担々麺です。
やや辛いですが、〆にはいいでしょう。
太い麺に濃い味が絡んで、量もハーフなので完食いたしました。
満腹です。

コースメニューを見ると、デザートプレートと書かれています。
係の方を呼んでデザートをオーダーします。

デザートも文字のみ見ていて、プレートと書かれていたことは目に入っていませんでした。

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三品もありますね。
しかも、他にカップに入ったタピオカまであります。

もちろん、甘党なので完食いたしましたが、どれも美味しかったです。
料理を運んでくれた女性も、責任者らしい男性の方も実にフレンドリーで、料理のことも観光の質問にも親切に教えていただけました。
仙台大観音についても、見える方角やその大きさや交通手段など、詳しく説明していただけました。

レストランを出て、ホテルの裏にあるコンビニで買物をしてから部屋に戻りました。

部屋の冷蔵庫には色々飲み物は入っていましたが、好みのものが入っておらず価格も少し高かったので・・。
ただ、「庫内の飲み物は必要に応じて取り出し使用してください」と書かれていました。
冷蔵庫の温度調整が出来ると好かったのですが、残念ながら付いていませんでした。

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部屋から見た左方向に駅前広場があります。

そして正面には、駅の屋上駐車場へ続く螺旋の道。

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その右には新幹線が見えました。
しばし、その新幹線を見ながら旅の疲れを癒しました。

お腹が一杯で苦しい・・・・・。






 
 

北海道新幹線で国宝拝観3

盛岡から仙台までは40分です。
着いた時には予定時刻よりは遅れていましたが、それでもいくらか早く着くことが出来ました。

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車両名も「はやぶさ・こまち」17両編成になっています。
この写真を撮った時は、はやぶさとこまちが連結して東京を目指すとは知りませんでした。

10時間近い、長い鉄路の旅でした。
新幹線のある3階部分から、エスカレーターで2階へ下ります。

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シックな落ち着いた印象の仙台駅です。
時間は、すでに19時40分を過ぎていました。

ホテルは駅から3分の好立地を選んでいたので、すぐにホテルに向います。

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外に出ると、仙台駅前は聞いていた通りの大きな街でした。
出たところは2階部分で、1階はバスセンターになっているようです。
この2階部分は駅前を広い歩道橋広場のように網羅していて、このまま歩くだけでホテル前の歩道につながっていました。

ホテルモントレ仙台はすぐに見つかり、チェックインを済ませて11階の部屋に到着です。

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ホテルモントレは札幌でも利用したことがあり、私たちの好きなホテルです。

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落ち着いた内装に、適度な広さがくつろげます。

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バスもゆったりと足を延ばせ、お湯はあっという間に一杯になります。
ただ、備え付けのシャンプーなどの香りが好みではありませんでした。

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私はほとんど使いませんが、アメニティグッズも充実していますね。

そうそう、チェックイン時にこんなものを頂きました。

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ウエルカムクッキーと入浴剤です。
クッキーはホテルのオリジナルで、なかなか美味しかったですよ。

このホテルは、セキュリティにも力を入れています。

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部屋側からは触れるだけで開きますが、エレベーター側からだとカードキーを差し込まなければ開きません。
このシステムによって、少しだけ安心です。





 
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プロフィール

如拙(じょせつ)=とっち

Author:如拙(じょせつ)=とっち
北海道の釣り・キャンプ・旅行など、夫婦で各地を飛び回っています。
ブリジギング・ワカサギ・カレイ・ニシンやチカなどのサビキ釣り・アキアジ(鮭)の他に、ルアーやフライなどジャンルを問わず、面白そうなことは何でもチャレンジしています。

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