8月に予定していた紋別沖のブリ狙いは、台風の接近に悩まされた揚げ句に中止となりました。
昨年と違って、8月の爆釣は聞かれなかったのが唯一の救いだったとしても、やはり沖に出てみたい気持ちは強いです。
ということで迎えた、いつもの釣り仲間主催のチャータージギングであります。
今回は、数日前から天気の心配がなく、安心して前日の出発に至りました。
土曜日の、それも夏休み最終日前日のせいもあってか、国道は混雑していました。
暴走する車が多く、そんなに急いでも変わらないよと言っていたところ・・・。

私を抜かして行った暴走車が、見事に信号待ちしていました。
だから言ったのに・・・そんなに変わらないよって・・。
太陽は出ていませんが、ところどころに青空が見えるいい天気です。

予定よりも早めに着きそうなので、美幌の釣具店に寄ってみました。
ここはジギングの品揃えも好く、見ていても楽しいですね。
危なく無駄遣いをしそうになるのを我慢して、目の保養だけで店を出ました。

女満別を過ぎると、空の雲が少なくなりました。
いい天気で、翌日の天気を占っているかのようでした。
いつもの温泉は、意外に入浴客が少なめでした。
のんびりと温泉を楽しみ、友人と約束のスーパーで買い物をして、車中泊の場所で久しぶりに一杯やりました。
楽しい時間を過ごして、少々飲みすぎではありましたが寝ることにします。
5時間ほど寝たでしょうか、3時起きです。
この時間に起きても余裕があるので、ゆっくりと準備をします。
港に着いてみると、まだ薄暗くてライトが必要です。
間もなく、全員が揃っていざ出港です。

それでも、東の空が明るくなってきていました。
いつものように、安全運転の船長はゆったりと走ります。
港を出ると風が強く波もあり、予想外の状況に驚きました。

たぶんこの船に乗って、これまでで一番揺れたと思います。
と言っても波は1mもないとは思いますが・・。
いつもべた凪ばかりだったのです。
しかし、しばらく沖へ進むと波も風も収まってきました。
あの揺れが続いた場合、船酔いになってしまう可能性もあったので一安心でした。
ポイントに着いて張り切ってジグを操りますが、この日はなかなかアタリが来ませんでした。

釣れない時間が続き、場所も移動して、ようやく仲間にヒットしたのが6時20分過ぎのことでした。
仲間に釣れたので期待しますが、次々にとはいかずポツポツと釣れる程度でした。
そんな状況のなか、私より先に抜けだしたのがKさんでした。

強力な引きに耐えながら、ファイティングパッドに竿尻を挿し込んでいました。
格闘2分ほどで、船長が絶妙なタイミングで掬います。

長さはそうでもありませんが、腹がパンパンに太っています。
美味しそうなブリです。
6時54分のヒットでした。
それじゃあ次は私にと思っていたところに、またしても仲間にヒット!
うらやましく眺めていると、反応がありました・・すかさず合わせを入れますが、なんだか軽すぎます。
すぐに根魚だと確信しました。

毎度おなじみになったシマゾイでした。
このシマゾイは、プリプリで脂ものっていて美味しかったですね。
少しづつ仲間にもヒットが続き、アタリを待ちますがなかなか私には来ません。
ヒットが続く仲間のファイトをアクションカメラで撮影中に、私にもアタリが・・・すかさず合わせ・・ヒットです。

アクションカメラには、一連のイメージ通りの映像が撮れていました。
この日の魚は巻き上げる後半に極端なファイトをするのが多く、結構楽しませていただきました。
船長にタモ入れしていただき、ようやく釣ったのが7時20分でした。
さっそく新兵器の使用感を・・。

針に曲がった先を引っかけて、ジグを持って下に引きつつフックを持ち上げると、魚自身の重さで簡単に針が外れます。
ペンチを使っての針外しよりも、安全確実なのでおすすめです。

5kgジャストで、これもハラスのあら汁は鯛と同じくらい美味しかったです。
気が付くと、周囲には釣り船が点々と集まっていて、潮の流れは良くはありませんでしたが釣れている様子も見えていました。

天気予報とは違ってなかなか太陽が顔を出さず、どんよりとした空でした。
晴れているよりは暑くなくて結構なことですが・・。
8時16分、私に待望の2本目がヒットします。
しかし、半分ほど巻き上げたところでふっと軽くなりました。
思うに、アクションカメラのスイッチを入れる方に気が回っていて、柔らかめのロッドと言うこともあり合わせが甘かったのが原因と思われます。
20分後、Kさんにヒット!

アクションカメラに海水が付いて汚れていたので、ぼかしたような映像が残念でした。
ワラサでしたが、元気な青物らしいファイトでした。
この日のKさんは、初のパワーギヤのスピニングリールによるジギングを練習しようと用意してきていました。
電動の合間に、何度か試し釣りをして楽しんでいました。
先ほどのヒットから僅か10分後のことです。
電動リールからスピニングリールに交換して、二度目にジグを落したときにヒットしてしまいました。

本人としては予想外だったらしく、底の方でのヒットだったので大変です。
電動リールならロッドを支えているだけですが、巻き上げは女性には重労働でした。
それでも、青物とのやりとりは50本近くを経験しているので、うまくやり過ごしていました。

最後にジャンプした後にネットインです。
Kさん、かなり疲れてしまいましたが、いい経験になったことでしょう。
9時を過ぎて、同じポイントに釣り船が集結し始めました。

こちらは、以前乗船したことのあるつれたか丸ですね。
釣れる場所が限定されてきたようです。
船の間隔が狭く、この間を船が通り抜けることもありました。
いつの間にか青空が広がっていて、気温が低いので暑くはないのが幸いでした。

私たちの船は、いつも仲間が同じような釣果に恵まれるのですが、この日は違って大きく差が出ていました。
私はまだ1本なのでもう一本位釣りたいと思っていましたが、釣れるのは同じ仲間ばかりです。
それでも、12時を過ぎた頃、ようやく私にヒットしました。

5kgまではないワラサでしたが、ようやくの複数本ゲットに安堵の記念写真でした。
この日の魚は一番小さいのが4.5kgで、小さいのが少なくて太っていました。
一番釣った仲間は、7kg超えのブリを2本といういい釣果でした。

天気がいいので、遠く能取岬がよく見えました。
この後、一回だけ流しましたが反応なく納竿となりました。

雲はすでに高く、秋の空でしたね。
帰りは横になっているうちに眠ってしまい、夢を見ていました。
横で寝ていた友人も夢を見ていたと言っていました。
同じく寝ていたKさんも夢を見ていたそうですが、船代を払っていなくてどうしようか困っていた夢だったそうです(笑)。
期待した今回の青物は思った釣果は得られず、型はいいけど数が・・・上手くいかないものです。