フルーツ・ラボの隣が國稀酒造です。

予想外に観光客が多くて驚きでした。
國稀酒造は、名前は知っていても中に入ったことはありませんでした。
車の運転があるし、日本酒が好きなので試飲を我慢するのが辛かったせいでもありました。
今回初めて蔵に入りました。

酒蔵らしい雰囲気が漂っていて、この畳の部屋にも入ることができます。
入口右には売店がありますが、随所に色々なものが売られていました。

ここで団体さんが入ってきて、奥へ向かうようなのでやり過ごしました。
一段上の畳の間に上がります。

12畳ほどの部屋が4部屋ありました。
ここにもオリジナルの商品が並べられています。
その左には特別なコーナーもありました。

増毛と言えば映画「駅・STATION」ですね。
高倉健さん主演の1981年に製作された名作です。

写真を見ていると、この映画の記憶がまざまざと蘇ってきました。
素晴らしい俳優でした。
もちろん、この國稀酒造の中でも撮影されています。
通路が静かになったので、酒蔵奥へ入って行きました。

この通路を見ても、酒蔵の大きさがわかりますね。
はじめに資料室がありました。

長年製品庫として使用していた石倉を、15年ほど前に作り替えたそうです。
酒造りに使用していた、道具や酒器や古いラベルなどの展示をしていました。

古いラベルの一升瓶は、長い間製品庫であったことを思わせる展示にしているそうです。
この建物は3階建てで急な階段がかかっていましたが、先が真っ暗で見えませんでした。
さらに奥には試飲コーナーがありました。

20本ほどの試飲用の日本酒があり、気に入ったお酒のカードが一番下に入っているので、これを売店に持って行くと購入することができます。
限定販売されている日本酒や留萌管内限定のお酒など、見るだけでも面白かったです。
気になったお酒のカードを取ってしまいました。
奥には酒のタンクが並んでいました。

もちろん、ここから先は立ち入り禁止区域でした。
入口近くの会計所でカードを渡すと、商品の引き渡しをしてくれました。

左は発売になったばかりの限定酒です。
北海道産の酒米きたしずくを使用し、ひと夏を酒蔵で過ごしまろやかな味になっていました。
飲みやすくて癖のない味でした。

もう一本は右の珍しいお酒で、ファーストムーンです。
こちらも北海道の酒米で、彗星を使用しています。
まだいただいていませんが、淡麗で微かに酸味を感じる味とのことです。
これまでの國稀にはない味に仕上がっているそうです。