前回は海水の濁りが酷くて釣れる気がしないばかりか、誰にも釣れないという壊滅的な状況でした。
海が荒れたせいにして、まだまだアキアジはいるはずと、いつもの10月に回復していることを願って現地へ向かいました。
前回ほど寒くはなかったのですが、ひどい西風で砕け散った飛沫が飛び散っていました。
幸い選んだポイントは背中からの風ということと、壁があるので風の影響が全くない場所に荷物を置くことができました。
釣り人は30人ほどでしょうか、朝マズメのいい時間帯なのに誰にも釣れません・・・。
今回もダメかなと思っていたところ、Kさんに何かがヒットした様子です。
軽そうだったので、まさかこの時期にカラフトマスはないだろうと思いました。

ネットインしたのは、何とも小さな60cmちょっとのアキアジのメスでした。
しかも、すでにイクラがポロポロこぼれ始めていました。
すぐにリリースしてみると、なんとか無事に帰っていったようです。
昨夜は満月ということでしたが、正面からの太陽ばかり気にしていました。

振り返ると、まだ高い位置に月が輝いていました。
でもこの日は、大潮ではなく中潮になっていました。
この時間帯の潮周りもダラダラしていて、動きはよくありません。
そしてやっぱり、釣り場全体誰にも釣れていません。
そんなところに、左斜め前方でアキアジが跳ねました。
一回だけでも跳ねが見られたことでやる気が出ます。
そして、幸運は私にやってきました。
アキアジからのコンタクトを感じましたが、寒くなってくると早合わせをするとバラシが増えるのでタイミングを計ります。
なんとかヒットしましたが、やや軽めです。

痩せた、67cmのロスケアキアジのオスでした。
隣りの地元の釣り人の会話が聞こえてきました。
近くの漁港は釣り人は多いが、たった一匹真っ黒なアキアジが釣れていたとか、人気の漁港では立入禁止のポイントでも釣れていないとのことでした。

そんな中でも朝日は上ります。
この日は雲の動きが太陽にまとわりついて、朝マズメが終わってからは隠れることが多かったですね。
そしてこの日の朝マズメは、私たちの2本のみという悲惨な釣り場でした。

潮が動き出すのは9時頃なので、朝ごはんにします。
セコマオリジナルの、山わさび塩ラーメンです。
山わさびの香りがつんと鼻を突き、この香りが食欲を増幅させます。
今回はガスの充てんをしたてだったのですが、満タンにし過ぎてしまいしばらくは赤い炎が立ってしまいました。
はじめのうちは霧状のガスが出るし着火しないしで、火に弱い私にとっては恐怖でした。
風は次第に弱まり幾分穏やかになりましたが、アキアジは全く釣れていません。

海の水の透明度は前回とは全く違って、底までよく見えます。
しかし皆さん帰りませんね。
私たちは10時過ぎには納竿しました。
この時間までに釣れたのは、私たち以外には見える範囲ですが2本だけでした。
翌日は荒れて雨の予報なので、この分だとアキアジの数の期待もできないですね。
帰りに、またまたタンチョウがいました。

前回とは全く違う場所ですが、同じ3羽の親子連れでした。
車を横付けしても、車から降りない限りは無反応です。
アキアジ釣りも終盤です。
もう少しだけ釣りたいので、そのためには通い続けなければいけません。
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