この日も土曜日だったので早めに起きて出かけましたが、その必要はなかったようです。
天気予報では雪でしたが、幸い曇り空で雪は降っていませんでした。
網走湖の女満別会場へは、温泉街を抜けてキャンプ場を過ぎると、すぐに舗装ではなくなります。
予想通りドロドロのデコボコ道ではありましたが、寒さのために凍っているのでまだ汚れることはありません。
前日に聞いていた仲間からの釣り場情報を参考に、奥までは行かずに湖のほとりの小さな駐車スペースに停めました。
釣り場の奥にはテントが見えましたが、この場所は誰もいませんでした。
たくさん釣ろうとは思っておらず、楽しむことができればそれでいいので、ここからスタートです。
準備中に車がやって来るのが見えて、しかも私たちのところに入ってきました。
こんな場所に入ってくるとは、誰なんだろうと不審に思っていると・・・何と!私たちがここにいることを知って急にやってきた友人だったのでした。

ということで、今回も三人で楽しむことになりました。
湖上は堅雪状態でしたが、体の重さで10cm程埋まり少しだけ歩きにくく、それでも運動不足解消と思い頑張ります。
探索しながら歩きますが、良さげなポイントは見つかりません。

結構歩いてきたなあと振り返った岸近くに、いきなり穴を開けてテントを立て始めたベテランの釣り人がいました。
もしかしてと同じラインを探ると、良い反応があったので即決でした。
積雪があったのでペグが利くかなと思いましたが、10cm下にはしっかりと氷がありました。
いち早く準備が済んだ友人は、軽快にワカサギを釣り上げていました。
私がいつものように一番遅れて、期待一杯に仕掛けを下ろしてみると・・・嫌な手ごたえが伝わり、やはりウグイでした。
しかし、ウグイはこの一匹だけで、あとはワカサギが次々に釣れました。

網走湖らしく大きいものも釣れますが、時にはマイクロワカサギも食いついてきました。
気温は高めだったので、はじめのうちは暖房も点けずにいたほどでした。
網走湖ならではの外道であるカワガレイは、友人が集中して釣ってくれたのでほとんど掛からず助かりました。
しかし一度だけ、コイかフナのような強い引きがあった後に糸を切られてしまいました。
外からはオジロワシのような鳴き声や、白鳥の声も聞こえてきました。
時々、女満別空港を離着陸する飛行機のジェット音もしました。

暖かいので、ストーブは3台ではなく2台態勢でした。
掃除をしていないので、カーボンがかなり付着していて炎の状態が良くないです。
そろそろ分解掃除をしなければなりません。
いつものようにおしゃべりは明るいのですが、天気は相変わらずの曇りで明るくなりません。

沖のポイントには、テントと外で釣りをする人の姿が見えました。

暖かいので野天でも寒くないのでしょう。
集金の方に聞くと、どのポイントもほどほど釣れているようでした。
ワカサギが大きいので仕掛けが絡むことが多く、Kさんは特に苦労していました。
私はやや離れていたせいか絡むことはありませんでしたが、針が伸びたり切れたりしたので仕掛けは一度交換しました。

予定では午後からもと計画していましたが、湿った雪が降り出したこととワカサギの釣果に満足したことで早上がりすることにしました。
この湿った雪はテントを1.5倍の重さにしてしまい、帰ってから干すにも時間がかかりました。

写真を見てお分かりかと思いますが、片づけるまでリールの落下防止ヒモの接続し忘れに気付きませんでした。
何事もなく好かったです。
某釣り大会のチャンピオンである友人は、軽く300匹を釣ってさすがに余裕があります。
ワカサギは抱卵ものの太い魚体が多く、から揚げ以外にも久しぶりに佃煮を作ってみました。
今回は煮崩れがほとんどなく、甘すぎた以外は良くできたと自負しております。
帰り道は湿った雪にソリも重く、5回ほど休憩しながら車にたどり着きました。

雪は降り続いており、この位置から湖上を見てもテントは見えないほどでした。
釣りの方は群れがいるのに簡単には釣れない時間帯もあり、そのぶん難しさを楽しむことができました。
呼人と違って僅かに深いので、電動リールの棚停止設定ができることもいいです。
そもそも、この深さで電動リールというのはいかがなものかという意見もありますが・・・。