阿寒湖のワカサギ釣果は好くないらしいことはわかっていても、もしかするといくらかでも良くなっているかもしれないし、ホテル下がダメでも硫黄山川ならどうか?
前回に続き網走湖でもいいかなと思いましたが、一番天気がいいのは阿寒湖と言うことで安易に決定!
前日からの出発で、良く晴れた天気でしたが層雲峡は雪でした。
さすがは層雲峡ですが、南からやってきた観光客はこの雪を見てさぞ喜んでいることでしょう。

そんな天気でも、大雪湖まで来ると青空が広がっていました。
いつもはこんなにしっかりと写せませんが、除雪中の一時停止があったので撮ることができました。
ここ大雪湖にワカサギが居たらなあと、いつも思います。
温根湯温泉まで来ると雪はほとんどないようなもので、国道はアスファルトが乾いていました。
北見市内をぶらついて、気付いた頃には陽がすっかり傾いていました。

この天気は、翌日は雲が多くなると予想されていました。
たとえ雪が降ったとしても一時的なものなので、今回の釣行は気が楽でした。
当日は土曜日なので、狭い駐車場であるしアプローチが楽な方がいいと早めに着きました。
しかし、曇っているせいかなかなか明るくなりません。
車中で食事をしていると、隣の車がこの日同行の友人と気付きました。
外は暗いと思っていましたが、車の窓がスモークなので暗く見えていただけで、すぐに出発することにしました。

駐車場は想像とは全く違ってガラガラで、今シーズンはずうっと釣れていないそうです。
友人の情報を頼りにポイントを決めて、すぐにテントの設営をしました。
というのも意外に風が強くて、気温が一桁程度なのに寒かったのでした。
毎度のことでしたが、準備が済むと魚探の画面からワカサギは消えていました。
それでも、底に潜むワカサギからの魚信はあり、心地よい引きとともに大きなワカサギが少しづつ釣れました。

外は依然として風が強く、寒さに耐えながらもテントから出て釣れるポイントを探している釣り人もいました。
集金の方は料金を幾分安くして対応しているようですが、阿寒湖に来はじめて数年ですが一番の不漁のようです。
三人揃うと、いつもの508A3台のストーブで、パオセミラージでも2台点火すると暑いくらいです。

釣れると時間が経つのも早いですが、この日はなかなか進みませんでした。
食事は済んでいたし間食は控えめにしていたので、軽く果物やひな餅をいただきました。

途中で気付いて撮った写真です。
イチゴはとちおとめですが、道東で栽培しているそうです。
もちろん味も良く、栃木ブランドを他の土地で作っていることもあることを知りました。
聞えるのは風の音ばかりでしたが、近くから家屋の解体作業をしているような、釘を抜くような音が聞こえ始めました。
ギギギギ・・・という、懐かしい音が気になって外に出てみると・・・。

自作の移動式テントの組み立て中でした。
もちろん、許可を得て撮影しています。
移動式ではカタツムリテントが一般的ですが、高さを確保したいというこの方の工夫が形に現れています。
岩屋防衛大臣によく似た名人の熱心な説明を聞いているうちに、我がテントが風の力によって押されてしまい、道具入れがひっくり返ってしまったようです。
水没したものがあるのか否かは未だに不明ですが、大事なものが紛失していないようなのでひとまず安堵しました。

天気だけでなくPM2.5などの影響があるのか、山は朝からずうっとくっきりとは見えませんでした。
風は止むことはないですが、気温が高い為テントに入っている限り寒くはありませんでした。
しかし、近くで観光客用のスノーモービルが走り出すと全く釣れなくなりました。

11時前には片付け始め、いつになく早い納竿となりました。
岩屋大臣のテントも完成し、ようやく釣りを始めたようでした。
早くやめた理由の一つには、前回寄ったパン屋さんにもう一度行ってみたかったからでした。
それと、早い時間帯ならクマヤキの売切れも少ないからです。
今年の阿寒湖は、解禁当初以外はずうっと釣れなかったようです。
シーズンも残り僅かですが、なかなか気合が入りません。
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