静かな漁港の近くに車中泊して、目覚ましよりも早く目が覚めてしまいました。
曇り空だったので、車外に出てもまだ暗くてどんよりしていました。
夏とはいえ、網走の朝は涼しく17℃程でした。
準備を済ませて、釣り船のある港へ向かって出発します。

信号で停止中に網走駅が見えました。
この駅に乗客の姿が見られるまでは、まだまだ時間がありますね。
雲がなければもっと明るくなっているのでしょうが、天気予報は9時頃まで曇りでした。

港に着いて空を見ると、雲はばらけて青空が広がっていました。
早い時間帯から太陽が顔を出しそうです。

今回は、この大きな船に4人です。
かなり広々としています。
メンバーが揃ったので、すぐに出港です。

常に安全運転の船なので、ポイントまでは気長に準備をしたりおしゃべりをして過ごします。
時々、プレジャーボートが猛スピードで追い抜いていきます。
湖口が近づくと、陽が昇ってきました。

釣り人の姿も見えます。
この時期、サケマスには早いのでショアジギングでしょうか?
網走沖の定置網には、まだマスは数えるほどしか入っていませんが、ワラサは結構な数が入っているそうですね。

オホーツク海に出ました。
朝陽に大漁を願いますが、ここ数日の釣り船の釣果は貧果のようでした。
どの船も一桁しか釣れていません。
もちろんボウズの釣り人もいるようです。
ポイントに着いて、期待してジグを振りますが、誰にもアタリはありません・・・。
ポイントを変えて5時半過ぎのこと、Kさんにヒットするも・・すぐにフックオフ。

しかし数秒後には隣の仲間やその奥の仲間、更には船長にもヒットしました。
この最高のタイミングに、私はカレイ竿でスロージグを振っていました。
慌てて回収してジグを下ろしても、すでに群れは通過した後でした。
仲間のヒットジグを聞いて交換中、今度はKさんに再びヒット!

またしてもタイミングが合わず、群れは去って、Kさんが強烈な引きを楽しんでいました。
ネットインしたブリは、計測すると意外に軽くて6kgでした。
しかし、腹が太くて美味しそう!
実際に食してみると、ハラスのあら汁はタイによく似た味の美味しい出汁が出ていましたし、刺身も醤油にさっと脂が浮きました。
ようやく美味しくなり始めた、といったところですね。
ここからしばらくアタリが消えます。

海は波もなく雲がすっかり消えて、太陽が燦々と照り付けています。
もう少しすると、暑くなりそうな予感がしました。
しかし、私だけまだ釣れていません・・・。
私にアタリがあったのは、皆に遅れること1時間後でした。

ズシンとした重さの後、ただ重いだけかと思っていると強烈にドラグを鳴らして引き込まれます。
昨年の6kgを超えたスレ掛かりのブリは別として、これまでで一番ファイトしたブリだと思います。
バレないことを願いつつ、慎重にかつ素早く巻き上げ、結構私自身も応えましたが無事ネットインしました。

計測すると、強烈な引きの割には6kgにも満たないブリでした。
帰ってから動画を確認すると、2分ちょっとしかファイトしていませんでした。
3分くらい掛かっていた印象だったのですが・・・。
2本目は僅か7分後でした。

この時期の青物は引きが強いですね。
5kgにあと少しのワラサでしたが、丸々として美味しそうです。
今回は血抜きの後、鰓と内臓も抜いてみました。

この2本は、初めて青物をさばいたという人に差し上げましたが、内臓がなかったのでとても楽に調理することができたそうです。
次からも、面倒くさがらずに処理しましょう。
胃の内容物を見ると、カジカの子供やオオナゴのような小魚が入っているだけで、あまり一杯にはなっていません。
ベイトが少ないのでしょうか?それにしては食いが悪いですね。
陽が高くなると、麦わら帽子にして暑さ対策をします。

海面に自分の影が映っています。
海の奥深くまで影が沈みこんでいますね。
しかし、ブリのアタリが遠のいていました。
途中、根のある場所でタイラバで根魚を狙いましたが、途中でバラしてしまいます。
しかも、潮の流れが速すぎて底が取れなくなってしまいました。
仲間はシマゾイを釣っていました。
そのうち、釣り船仲間の情報でナブラが立っているとの情報で網走沖に移動します。
安全運転の船なので結構な時間の移動でしたが、着いたときにはすでにナブラは消えていました。

しばらく粘りますが、諦めて初めの場所に戻ります。
戻って間もなく、仲間に久しぶりのヒットで盛り上がります。
その1時間後、Kさんにヒットしました。

これで全員が複数本の釣果となりました。
喜んでいた僅か10分後に、再びKさんのロッドが曲がっています。
連続ゲットすると、暑さとファイトでKさんがうれしいグロッキー状態でした。

早くも丸々としています。
どちらも5kgを超えていて、今期は本当にいいサイズばかりですね。
最後のひと流しのつもりがもう一回となり、これで仲間が最後のヒットと続きました。
船長がもう一回流すと言ってくれましたが、時間も時間だったので丁重にお断りして納竿です。

数は出ませんでしたが、4人で11本は充分でした。
今回は左手でロッドを持ち、右手でリールを巻くことができたら、疲れを分散できるのではと考え代用のタックルを持ってきましたが、結果ダメでした。
かえって疲れてしまいました。

港が近づくと、心地よい風が陸から吹いてきて生き返るようでした。
船が着いて陸に上がると、気温が高くてムッとする暑さでした。
時間も時間だったので、コンビニで軽めの昼食を購入します。

畑の緑と小麦色が美しいですね。
アクセルを踏む右足が、長く運転していると攣りそうになるので、水分を多くとって休憩しながら帰ってきました。
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