自動車開発や生産の変遷を学ぶ目的でつくられたトヨタ産業技術記念館は、最後の自動車館を見ています。
あまりにも真剣に見ていたので、少々疲れてきています。
自動車が動く仕組みの解説は続いています。

ハンドルの動きがタイヤに伝わる仕組みがわかります。
私は以前、このハンドルとタイヤの動きをつなぐタイロッドという部品が折れてしまったことがありました。
当然、ハンドルを切っても思うようには動かなくなり、その場から全く動けなくなってしまったことがあります。
エンジンのコーナーは見応えがありました。
古くて懐かしいエンジンから、最新型のハイブリットなものまで並んでいました。

こちらは1989年に発表されたハイメカツインカムエンジンで、当時の最高品質のエンジンでした。
40%をアルミ化して軽量化を図っているそうです。
ロータリーエンジンと言えばマツダですが、トヨタでもロータリーエンジンの開発をしていたことがあったそうです。

小型、軽量、低振動まではよかったのですが、いかんせん燃費が悪いという問題を解決できず開発が中止されたそうです。
この大きなエンジンは、確かセルシオ用だったと思います。

或いはランドクルーザーだったか?
タイヤを見ると、ランクルではなさそうですね。
会場には、修学旅行生や自動車関係の社員旅行でしょうか。
そんな真剣な目をした来場者が、目を輝かせて見ていました。


この奥の展示は、600トンプレス機などが動く様子も再現されていました。
これは、昭和35年に国内初の乗用車専門工場に配備された画期的な性能のプレス機で、のちのプレス技術の発展に影響を与えたそうです。
懐かしいメータ類の展示もありました。

これは初代セリカの多連メータです。
セリカに搭載されてから、スポーツタイプの車に多く採用されるようになりました。
スピードメータとタコメータを大型にして、その他のメータは小型化され連なる配置に憧れたものです。
このメータが搭載されたセリカに憧れた頃には、すでに中古車でしか入手できなかったものです。
更に懐かしかったのは、このデジタルメータです。

初代ソアラに搭載と書かれていましたが、スープラにも搭載されていました。
リトラクタブルヘッドライトが採用されたにもかかわらずフェンダーミラーだったので、輸出用のドアミラーを取り寄せて取り付けたりしたものでした。
ステアリングも、童夢の派手なものに交換していました。
当時、私が生涯初めて乗ったツインカムエンジン車でした。
この車も展示されていました。

トヨタS800です。
この車のことは詳しくは知りませんが、実物は小さいですね。
そして独特のフォルムのセリカです。

リフトバックの方が好きでしたが、当時は憧れの車でもありました。
特にGTは羨望の的でした。
懐かしい車から、最新の車まで陳列されていました。
その奥には、自動車の主要部品を製造する機械が動いていました。

カムシャフトは、最も精密で頑強な加工技術が必要ですね。

こちらはシリンダーです。
大量生産が始まった頃の鋳造・鍛造・機械加工・プレス・塗装・組立の生産工程を再現したコーナーもありました。
創業当初は手叩きの板金加工で形成したボデーパネルを、溶接治具で組付けていました。

しかし今では、ボデー組付もロボットによるスポット溶接で行っています。
量産への対応と自動化をめざして開発された、日本初の本格的産業ロボットから世界に先駆けて開発しました。
ここでは最新の溶接ロボットまで、6台を年代順に配して動態展示しています。
最後の展示は未来に向けた車です。

コンセプトカーというものですね。

詳しく見ていませんでしたが、ちょっと不気味な車ですね。
見応えがあった自動車館でした。
まだ他にも見るところはありましたが、真剣に見たので疲れました。
ここでトヨタ産業技術記念館を後にしました。
帰りもバスに乗ることにしました。

名古屋駅方向に歩きますが、風が冷たくて寒かったですね。
300mほど歩き、バス停を見つけました。

産業技術記念館と書かれている割には、遠かったなあと不思議がりました。
ノリタケの森というのは、あの焼き物のノリタケなのでしょう。
高級食器で有名ですね。
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