岩見沢のしょう太郎丸ラーメンは収穫ありでした。
ただ、少々お腹が満タン過ぎて苦しいです。
つり具センターに寄ることもなく、ここから国道を小樽方面へと走りました。
時間がなければ高速道路をと考えていましたが、それも必要なく、順調に計画通り進みました。
小樽市内に入ると、夏休みのせいか外国人が増えたせいかはわかりませんが、運河通りは混雑していました。
後で知りましたが、友人が時間差で近くに来ていたようでした。
海岸の道を走って、前回通過したホーマック近くにある施設を目指します。

ここは広い駐車場でしたが、ほぼ満車に近い大盛況です。
夏休みの家族連れでにぎわうことを考えていませんでした。

小樽市総合博物館です。
着いた時は閉館まで2時間を切っていたので、これでも少なかったらしいです。
後のことを考えて、売店を先に見てから入場しました。

館内には子供たちの声が響き、そこら中駆け回っていました。

入場券は昔の切符を模したもので、この形や硬さは懐かしさを感じました。
入場すると、出迎えてくれる機関車があります。

この蒸気機関車は「しずか号」といって、北海道の近代化初期に活躍していたものです。
北海道初の鉄道は、明治13年に幌内鉄道が開通しました。
このしずか号はその4年後にアメリカで製造されて、翌年には手宮に配置された機関車でした。
車両の後方には客車があって、中を見学することもできます。

レトロではありますが、気品と豪華さも併せ持っていますね。
豪華さを感じたのもそのはずで、この客車は1等客車なのだそうです。
館内の展示は後にして、屋外車両展示を先に見ることにしました。

屋外は広く、北海道で活躍した様々な鉄道車両が展示されていました。
展示車両の多くは、中を見学することもできます。
山側に名物の転車台があり、丁度機関車が動いているところでした。

テレビのニュースや特集番組などで何度も見ていた転車台です。
鉄道ファンでなくても見ていて面白いです。
この蒸気機関車は「アイアンホース号」といい、アメリカで製造されグアテマラや北米で活躍したのち小樽に来たそうです。

アイアンホース号は、ゆっくりとバックして格納庫に入って行きました。
この格納庫は国の重要文化財に指定されていて、旧手宮鉄道施設というそうです。
写真を撮っていた人たちが少なくなったので、近くで見てみます。

このアイアンホース号は、客車を引いて走り乗車も可能とのことでした。
知りうるSLに比べると小さい蒸気機関車ですが、その迫力は近くで見ると圧倒的でした。
転車台を囲むように機関車庫があり、古い車両が休んでいました。

ここには、明治28年に北海道炭礦鉄道手宮工場で完成した大勝号があります。
日本製の蒸気機関車としては2番目に誕生して、現在見ることのできる最古の国産蒸気機関車です。
残念ながら、この日は見かけることはできませんでしたが・・・。
転車台から手宮口方向に進むと、この時はすでに運航は終了していましたが、動く古い車両乗り場がありました。

屋外展示車両はざっと見ても100両以上はあるようです。
懐かしい車両から見たことがない珍しいものまでありました。

カラーリングから形まで、実に懐かしい車両です。

背もたれの青い色が懐かしく、肘掛けや窓の日除けもいいですね。
この奥にはグリーン車もありました。

こんな大型スクリーンが付いている車両もあったんですね。
足元の足置き盤が懐かしいです。

とにかく広いです。
この日は陽射しが幾分強かったので、歩いていると少し汗ばんできました。
一番奥までは行きませんでした。
ここには、珍しい救援車両というものが展示されていました。

救援車とは、脱線事故などの時に出動する車両です。
特殊なクレーンのような大型機械が装備されています。
救援車には様々な装備があります。

いざという時には、すぐに出動できるように各種工具が用意されていました。

何日もかかることもあるので、宿泊できる車両もあります。
簡単な炊事設備も用意してあります。

枕木なども積まれていました。
発電機から溶接機までが備えられ、あらゆる状況に対応できるようになっています。
一般的な工具もありますが、ジャッキなどは車両の大きさに合わせて大きなものが多くなっています。
救援車から続く2階の展示室に入ると、中は涼しくてホッとしました。
科学展示室でおもしろ体験を楽しんで、1階の売店のあるロビーを覗きました。

混雑していた売店付近も、すっかり閑散としていました。
閉館まではまだ幾分時間はありましたが、あれだけ沢山いた子供たちは消えていました。
1階に下りてプラネタリウムに行きましたが、すでに終わっていました。

鉄道に関する展示物やジオラマなどを見て、博物館を後にしました。
駐車場はすでにガラガラになっていて、次々に駐車場から出て行くところでした。
この博物館は、もう一カ所運河館があるそうです。
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