ブリが期待できないなら、この時期はアキアジ釣りをするしか大物ファイトは楽しめません。
しかし、8月から始まっているアキアジ釣りですが、ここにきて釣果は今一つ・・・らしい。
場所や遠征距離を厭わなければよく釣れるポイントはありますが、私たちが集中出来る時間はせいぜい半日程度です。
今回は現地着が22時頃となったので睡眠時間は短く、それでもポイントを暗い時間から確保して準備をしました。
すでにルミカを付けてまだ暗い海にキャストしている人はいますが、噂通り誰も釣れていませんでした。

周囲の様子を見ながら待機します。
この日はやや風があったので、しつこい蚊の姿を見ずに済みました。
長そでシャツに風を通さないジャケット一枚しか着ていませんでしたが、丁度いいくらいの気温でした。
やがて、東の空が赤く染まり海の様子が見え始めたので、ウキが見えるようになってからキャストを始めました。

この瞬間が一番ドキドキしますが、アキアジの反応はありません。
波の加減でウキが引かれて、アタリかと思いましたがそれだけでした。
少しして、やや離れた人気ポイントで釣れている様子が見えました。
しかし、その一本のみで、後が続きません・・・。
さらに時間は経過して、隣の地元の方が釣り上げました。
自分のルアーも近辺を泳いでいたのにと思いましたが、まだ始まったばかりです。
そして5時20分、コツンという微かなアタリから根掛かりします・・いえ、ヒットです。
アキアジがクネクネしている様子が見えました。
なかなかの重量感に、楽しむというよりはフッキングがしっかりしているか心配でした。
残り10mくらいと近づいた時、いきなり右に走り出しました。
ドラグはそんなに緩くはないはずと思いましたが、近くの方に迷惑を掛けられないので少し締めます。
その後は、強力に抵抗するアキアジを何とか寄せてネットインしました。

重さは4kgちょっとでしたが体高が高く、写真ではわかりにくいかもしれませんがいいオスでした。
翌日食してみましたが、身はふっくらと柔らかくて脂がのっていて美味しい魚でした。
これに続けと期待しますが、時々どこかでといった釣れ方しかしません。
7時になったので朝食をゆっくり食べて、アキアジを車内のクーラーボックスに収めに向かいます。

砂浜のブッコミ釣りも暇そうでした。
と言うか、この砂浜で爆釣している姿を私は見たことがありません。
もしかして、車に戻っている間に釣れていたりして、と聞きますが状況に変化はありませんでした。

陽が高くなってくると反射でウキが見えず、元々ウキなどあまり見てはいませんが・・・眩しいです。
正面から吹いている風がなかったら暑いのでしょうが、風は冷たくて気持ちが良かったです。
太陽の位置がずれると、いくぶん見やすくなりました。

時々、群れからはぐれた魚が目の前を通ります。
ガヤでしょうか?たまーに餌に食いついてきますが、私はもう騙されませんよ。
そう言えば、お隣さんがマガレイをヒットさせていました。
後で気付きましたが、このカレイは私たちのバケツに入っていましたね。
2時間以上も誰も釣れない時間が続くと、帰る人も多いのですが、やってくる人も同じくらいいるのがこの釣りですね。
それでも、11時くらいまではやろうと粘っていた9時半頃でした。

やけに軽いと思ったら、カラフトマスでした。
まだいたんですね。
誰も釣れていない時間だったので釣り人が集まって来て、「これはまだいいオスだから美味しい」とか「〇〇して食べるといい」などと言うのでリリースはできませんでした。
そして、次はその15分後でした。
何という幸運でしょう、またまたヒットです。

今度はアキアジで、しかもメスでした。
これで味噌筋子ができると、うれしい一本でした。
ラスト1時間と思っていたのですが、幸運はまだ続きました。
やや遠くで、ルアーに食いついたアキアジがクネクネしているのが見えながらの大合わせです。

一本目のアキアジと同じくらいの太さでしたが、引きはそうでもありませんでした。
この後、近くで同時に3本ヒットを見ましたが、その後は元通りの釣り場でした。
粘ればもう少しは釣れたかもしれませんが、もう十分でした。

風が全く吹かなくなり、太陽の光が焼けるように熱くなってきたので納竿です。
上着を脱ぐと、中のシャツが重いくらいに汗を含んでいました。
それでも、気温は低いので日陰に入ると涼しいです。
このポイントで顔なじみになった地元の人たちに、色々な情報を教えていただきました。
たくさんは釣れませんが、混雑しなくて釣り人がギスギスしていなくていい釣り場です。
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