網走川を遡って船着場に帰港したのが11時10分過ぎです。荷物を降ろして、というか干潮時なので引き上げて車に積んで、一息ついた時には昼近かったので市内で昼食にしました。
食後、店内から見える海が霧に包まれて見えなくなっている帽子岩に、キッシーさんと二人で行ってみました。

帽子岩の奥にある「網走港帽子岩ケーソンドック」が久しぶりに稼動しているようで、帽子岩へと続く道を歩いているとコンクリートミキサー車が走って行きます。
当然、工事車両が安全に走ることができるように整備されていて、あの波によってガタガタに破壊された道も見違えるように再生されていました。
防波堤通路もコンクリートによって所々直してありましたが、車道表示である黄色い車線やロープまで引いてあるので、今回のケーソン造りはいつまでかかるのか心配になりました。
というのも、8月からのアキアジ釣りの時期に出入り禁止になってしまうのでは?そんな心配をするのは釣り人として当然のことと思います。

ところでこのケーソンドック、平成18年度土木学会選奨土木遺産に「網走港帽子岩ケーソンドック」が認定されたそうです。
網走開発建設部によると、選定理由は天然岩盤を掘削したケーソン製作専用のドライドックであり、寒冷地海洋環境下のコンクリートケーソンによる築港技術を確立したため、だそうです。
大正12年に竣工して以来450函余りのケーソンが製作され、現在でも使用されているのは確かに土木遺産にふさわしいかもしれませんね。
実際に何度か近くまで足を運んで見学したことはありましたが、大正時代からケーソン造りをしていたとは驚きでした。

ブラーの釣果
長い時間散歩して寒くなってきたので駐車場に引き返し、キッシーさんと別れて帽子岩を出発すると、網走湖岸は晴れていました。後方の網走市内だけが霧に覆われているという不思議な光景です。
その後、能取湖岸は晴れていましたが、常呂漁港上が霧に包まれているのが遠くから見るとよくわかりました。
エサが残っていたことで、釣りを楽しみたい欲求に駆られて漁港を覘いてみることにしました。
港内中央部付近で投げ釣りとチカ釣りをしている人がいたので聞いてみると、投げ釣りは全くダメだがチカは型は小さいが釣れているとのことで、私がお話を聞いている間も時々チカの姿をみることができました。
さっそく車内を探してみましたがチカの仕掛けが見当たらなかったので、投げ竿を準備して先ほどの人たちに挨拶して奥へ向かおうとしたところ、親切に仕掛けを二人分頂いてしまいました。

じっくり見ると可愛い?
投げ竿をセットしてからサビキを垂らしますが、投げ竿にもサビキにも反応がありません。
そこでライトロッドでブラーを使って探ってみたところ、25cmほどのハゴトコがヒット!
寒さに退屈していた妻にブラーロッドを渡してチカ竿を持った私に、今度はチカがヒット!
しかし後が続かず、強くなってきた風に耐えいていたところ、先ほど仕掛けをくれた人が納竿するので残った撒き餌を私達に渡すためにわざわざ来てくれたのでした。

これは何でしょう?
投げ竿を撤収中に妻の竿に魚が釣れていたらしいのですが、途中で外れてしまいました。
道具を片付けてから、車の近くのチカが釣れそうな場所に移動して、撒き餌をしてみたところ・・・・・入食いになりました。
10cm程度の小さなチカばかりでしたが、なかには20cmほどの大チカも釣れましたので車内の妻にアピールします。

釣られてやってきた妻も入食い状態に楽しそうでしたが、すぐに寒さに耐えられず車に戻ってしまいます。
釣れたチカの中に一匹縦縞が入った魚が釣れました。写真は少々ボケていますがキズではなく、両側に同じような模様が入っていました。気味が悪いのでリリースしましたが、あの魚は何だったのだろうと気になっています。
私も車内で温まってからチカ釣りを再開していましたが、港内にも霧がかかり始めると気温はさらに低くなってきたことと、撒き餌がなくなってしまったので納竿としました。
思いがけずチカ釣りまで楽しめた今回の釣行は、初夏というにはまだまだ寒いオホーツクの海でした。
翌日からは気温も上昇するとのことですので、そろそろカレイ釣りも本格的になることでしょう。
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