ひと月も、アキアジ釣りをしていませんでした。
さあアキアジ釣りだ!と準備を進めていると、台風が現れ釣行日には接近するのです。
それが3回も連続したのは初体験で、もう笑うしかありませんでした。
ただ不思議なことに、この期間はほとんどと言っていいくらいに釣れていなかったのです。
いつもたくさん釣っている師匠でさえ、この期間中は20本弱と聞きました。
そして今回、台風は来ていませんが沖は荒れているとのことでした。
ブッコミの道具とウキルアーを用意して、どちらでも臨機応変に対応可能にして出発します。
初日は、前日に友人が実績を残し確保してくれた場所でした。

前日の雨はすっかりあがって、東の空が日の出を待っています。
薄暗いうちからキャストしている釣り人もいますが、その様子を見ていて本当に釣れていないんだなと実感してきました。
それでもキャストせねばと始めます。
5時を過ぎるとかなり明るく、東の空が青くなってきました。
5時半には完全に明るくなりましたが、この貴重な朝マズメに見える範囲全く釣れていません。
アタリは頻繁にあるのですが、これはウグイです・・。
それもそのはずで、海水はぬるくてまだ初秋の海の状態です。
近くの釣り人がウグイを数本釣っていましたが、ウグイをリリースせずに放り投げて放置していました。
ウグイとて同じ命です。
それに、漁港が汚れるので釣り人が嫌われる要因を作っていることにもなります。
困ったものです・・・。
しばらくして、近くでアキアジが1本釣れました。
少しだけ期待しましたが、すぐにまた静かな海に戻ります。
昨夜、運転中に夜汽車を見ましたが、これを見たときは「必ず釣れる!」と断言していたKさんですが、本当にヒットしました。
時間は5時45分でした。

やや小ぶりの70cmほどのオスです。
本当に釣っちゃいましたねぇ。
まだ6時前だと、希望を持ってリーリングを続けます。
Kさんのヒットから15分後のことです・・・波の変化ではない、ラインが引かれるような感覚がありました。
そして、すぐに合わせのタイミングがきました・・ヒット!
ヒットすると、すぐにアキアジっぽくない暴れた引きが伝わってきたので、何だろう?
その後はアキアジの引きになり、さほど重くはなく寄せることができました。
ネットインしたアキアジは、何と!鱗が飛び散る美しさ、そして顔が小さい。

目から口先まで3cmもないほどの小顔のメスです。
ヒレは破れ気味で尾ビレに銀色の線が放射状に光っていますが、鮭児ではありません。
メジカです。

人生初のメジカゲットしました。
一本で十分満足の、記念すべき釣行となりました。
あとで写真を確認して、もう少しきれいに撮っておけばよかったと残念がる私でした。
その後友人も釣り上げて、全体でひと桁の釣り場としては満足度の高い朝となりました。

青空と白い雲が眩しい空でしたが、時々風が吹いていました。
7時過ぎには、全く釣れないモードに突入です。
周りを見るとチカ釣りをしている人もいます。
1ヶ月近くも釣りをしていない間に、もうそんな時期なのですね。

予定通り翌朝まで粘れば可能性もあったかもしれませんが、風の冷たさと釣れなさに心が折れました。
11時に納竿しましょうかの提案は、すぐに受け入れられました。
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