最近知った便利な優れモノ。
Bluetoothは、スマホを使っていると何かと有効な通信手段となっています。
例えば、カーナビとの連携。
運転中に電話がかかってきた時、カーナビと連携して相手の声はスピーカーから聞こえ、こちらの声はハンドル上のマイクから通話相手に届きます。
また、スマホからの天気予報などの情報がナビ画面に表示され、場所が変わればその地方の天気予報が自動で表示されます。
Bluetoothの電波が届く範囲は狭く10m程度ですが、FMトランスミッターとは段違いの高音質が得られます。
ということで、Bluetoothは音声やデータなどをやりとりする等色々使えるのです。
そこで最近知ったのが、Bluetoothスピーカーなるものです。
これは、スマホなどのBluetooth通信機器から受け取った音源を聴くためのもの。
ただ鳴らすなら、これまでにも有線でいくらでもありました。
しかし、最近のスピーカーは驚くほど音がいいのです。
初めて聴いたBluetoothスピーカーは、ソニー製の片手にすっぽり収まる野球ボールほどの小さなものでした。

SRS-X1です。
この音が衝撃的で、高音が澄んでいて低音が意外なほど出ていたのです。
もちろん置く場所にもよりますが、このサイズにしては信じられない低音でした。
となると、同じソニーのSRS-X3が気になります。
こちらはステレオで聴くことができます。

パッシブラジエーターという低音増幅装置のようなものが、超小型なのに重低音を響かせるスピーカーでした。
ただ、聴く位置や音源の関係もあったのかもしれませんが、中高音がややスッキリしていませんでした。
聴く曲によって変わることも、何度か試しているうちにわかってきました。
ソニーではSRS-X5という上位機種があり、こちらは高音から低音までとてもいい音を聴かせてくれました。
しかし、持ち運ぶ時の私の許容サイズを越えていることと、価格的にも合いませんでした。
次に、同じく店頭で見て聴いて驚いたのがBOSEのSoundLink Mini です。

事実上ソニーと2大人気メーカーといってもいいほどの、Bluetoothスピーカーの代表のような製品です。
さっそく聴いてみました。
自分のスマホを使って、その場でペアリングします。
・・・・・低音が激しいです。
僅か20cm程度の小さな箱から出てくる低音には驚かされました。
しかし、その低音はやや違和感を感じるもので、そのせいか中高音がボケてしまっていました。
無理に作られた低音なので中高音を邪魔しているのか、その辺のところは専門家ではないので不明ですが、私にはそのように聴こえました。
価格コムを見るとダントツでBOSE人気ですが、多くの人が暗示をかけられたりかけたりしているように思いました。
みんながいいと書くからそう思いこんでしまい、レビューも絶賛するので買う人が倍々と増えてしまう。
そんな印象です。
もちろん、そうではない人の否定的なレビューも1割くらいはありました。
やはり自分の耳でじっくり聴いて、好みのものを選ぶのがいいと思います。
もう一台、BOSEに大きさがよく似たスピーカーがありました。

KENWOODのAS-BT77です。
聴いてみると意外に良い音で、やや硬めに感じましたが低音も出ています。
質感はBOSEによく似ていますが、BOSEを聴いた後ではやや物足りない感じもあります。
でも、私が聴いたなかでは、最も日本製らしくきっちりしているなと感じた音でした。
ある程度試聴した結果、熟慮に熟慮して購入したのがJBLのCHAEGE2という500mlの缶ビールほどの大きさのスピーカーです。

500ml缶よりは、いくらか太くて僅かに重いですね。
JBLは私の憧れのメーカーで、かつてオーディオに凝っていた頃に特に欲しかったメーカーです。
ただ、スピーカー1台が30万円以上もするので、購入することはかないませんでした。
スピーカーだけを買ってもそれに見合ったアンプなどが必要で、スピーカーの性能を発揮できるいい音で聴くためにはそれなりの資金が必要なのです。
このBluetoothスピーカーは1万円ちょっとで、価格は驚く安さでした。
ただし、これを選ぶまでには色々なスピーカーを調べて聴いて、随分検討することになりました。
さて、JBLのCHARGE2です。
この手の外国製品は、安っぽくて薄い箱に入って説明書はメモ程度というのが私のイメージです。
しかし、思ったよりもしっかりした箱と包装でしたね。

安価ながらも、箱のデザインはJBLスピーカーのオーナーになったんだと実感できるようなお洒落なものです。
通常は横にして聴きます。
上部にボタンスイッチが並んでいます。

左から、電源スイッチ、bluetoothボタン、5つ並ぶのはバッテリー残量と音量、ペアリングスイッチ、受話ボタンです。
電源スイッチは、押すと「ボム!」というような電子音がします。
誰かがこれを爆音と書かれていましたが、大げさすぎますね。
まあ、図書館で聞くと爆音かもしれません。
スマホとのBluetoothペアリングはとても簡単ですが、私のデスクトップパソコンとは一発でとはいきません。
デスクトップPCには小型のBluetooth用USBアダプタを使用しています。
PCとのペアリングは毎回認識させる必要があり、それでもワンクリック程度なので面倒ではありませんが。
Charge2の特徴として、スマホ等への充電が可能なところです。

左の端子はマイクロUSB、右はUSB端子、中央は音声入力ピンジャックです。
本体の充電時にはマイクロUSB側、スマホなどへの給電はUSB端子で行います。
Charge2を購入した人たちが意外と気づいていないのが取扱説明書です。

箱の中に入っていたのは中央の黒い取扱説明書で、この中身は各国語の簡易な説明しかされていないものでした。
箱の底をふと見ると、ビニール袋に入った写真左右の書類が出てきます。
袋ごと底に貼りつけてあるのでわかりにくいですね。
右の保証書と、左のやや詳しい取扱説明書でした。
スイッチ類は少ないので直感的に使えるものですが、あれば安心ですね。
本体はやや重量感がありますが重いというほどでもなく、質感も作りも十分満足できるものでした。
さて、それでは実際に聴いてみましょう。
なんといっても実物を見るのは初めてだし、もちろん聴くのも初めてなのです。
ネットでの試聴は何度もしていますが、それが正しかったのか?

期待していなかった低音が思ったよりも出ています。
両サイドの銀色のパッシブラジエーターがブルブル揺れています。
中高音は予想通りのクリアさで、これぞJBLと感じる正に真骨頂です。
ここまでいい音が、それもまだエイジングも済んでいないのに・・・。
今後が楽しみです。
スマホやPCとの相性も良く、音切れはほとんどありません。
家の中では、階が違って距離を置くと途切れることはあります。
スマホにメールや電話があった時は、自動的に音量が低くなり、電話なら通話ボタンを押すとハンズフリーで会話ができます。
通話が終わると、ボリュームは自動的に元の大きさに戻ります。
二つ不満を言えば、ボリュームコントロールが単一で、送り側のボリュームを最大にしてCharge2側で調整などといった使い方はできません。
もう一つは、本体に「進む」「戻る」ボタンがあればもっと便利ですね。
4時間ほどの充電時間で12時間ほど鳴らせて、USB接続でスマホなどの充電も可能です。
他にない特徴としては、3台同時にペアリングできることです。
これによって交互に音楽再生を行うことができます。
色は選べる5色で、白と悩みましたが汚れが目立たない黒にしました。
最後に、音には人それぞれの好みがあります。
電器店などで、自分の耳で確かめて選ぶのが一番いいと思います。
ソニーは、ほとんどの電器店で試聴できると思います。
BOSEやケンウッドは100満ボルトにありましたが、JBLはなかなか試聴は難しいと思っていました。
ところが、先日オープンした東神楽のアルティモールにありました。

他にも、JBL製品が3種類も勢揃いです。
店員さんが気さくにその音を聴かせてくれますので、関心のある方はぜひ試聴してみてください。
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