国道40号線の比布町から旭川市の間に、トンネルがあります。
このトンネルの旭川側に「男山自然公園」の入り口があります。
この日は、4月も間もなく過ぎようとするゴールデンウィークが始まったばかりのタイミングです。
平日にしては車が多く感じられたのは、大型連休のせいかもしれません。
舗装路面ではありますが、補修もされていない道はでこぼこしています。

道の両側の桜が5分咲きで、すぐに入口に到着です。
ここを右折すると奥に一般駐車場があります。
適当な場所に車を停めて、カメラ片手に車を下りました。

観光バスが数台と一般車両が20台ほどで賑わいをみせております。
入口の広場には、売店や食堂風の建物やテントもあります。
ここは男山酒造の所有地で、この時期無料開放されています。

桜並木の散策路を山の方に向かって歩きます。
振り返ってみると・・。

みなさん、カタクリの見頃コースに向かっているようです。
私たちは静かな山側に向かいます。

さっそく、ニリンソウが咲いていました。
必ず二輪で咲いているからニリンソウっていうんだと、ウルシさんに教えていただきました。
ニリンソウとトリカブトはよく似ていますが、トリカブトの塊根部には猛毒があるそうです。
ただ、ニリンソウは白い花、トリカブトは紫の花を咲かせるので、一目でわかります。
あちらこちらに小さな野草が咲き乱れています。

紫の可憐な花はエゾエンゴサクでしょうかね。
少し大きな白い花もあります。

オオバナノエンレイソウです。
野草の花畑にも、アレは早くも育ってきています。

イタドリ、別名スカンポです。
スカンポというのは子供の頃、中が空洞なのでそう呼んでいました。
食べると酸っぱくて水分の多い草です。
これが、僅かの間に2mにも成長するのです。
さて、頂上に着きました。

ここを真っ直ぐ行くと旭川刑務所ですね。
左に曲がって下って行きます。

このあたりのカタクリは、ほとんど枯れてしまっていました。
すでに時期外れだったようです。
所々にベンチも設置してあります。

手作りのシンプルな丸太製です。
違った花がありました。

キクザキイチゲでしょうか。
小さくて可愛い花ですね。
結局、カタクリは萎れた花が多く、写真を撮るには至りませんでした。

では、遅咲きのコースに向かいます。
ここからさらに下って行きます。
木陰とはいえ、この日の気温は25℃を超えていて、じわっと汗ばんできていました。

エゾノリュウキンカで、お年寄りの方々にはヤチブキと呼ばれています。
すでに何度も食していて、春の山菜といえばヤチブキなのです。
少し下ると、カタクリが咲いていました。

どうしてこんな咲き方なのだろう?
虫たちへのアピールでしょうか。
可憐という呼び方が最もふさわしい花ですね。
この先行き止まりです。

池には水鳥が一羽泳いでいました。
ここから引き返しますが、ずうっと登りです。

カタクリを眺めながらゆっくり歩くがいいでしょう。
団体さんが帰ったようで、すれ違う人もほとんどなく静かでした。

他に、水芭蕉が咲いている場所もありましたが、今回はパスします。
喉乾いたので出店を覗いてみました。

色々ありますね。
もうすぐお昼なので、軽くアレですね。
ソフトクリームを注文すると、最後の一個だとか固まり過ぎだとか苦戦しています。
少し時間がかかって完成です。

かなりイビツですね。
まあ、味に変わりはないと言うことで・・。
昔懐かしいオッパイキャンディの味がしました。
帰り道、真っ黒い1mくらいの蛇が横断していました。
停まって見ようとしたら、するすると草むらに逃げてしまいました。
カラスヘビだったのか?
春ですねえ。
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