すでに正午になっていましたが、昨夜と朝の食べ過ぎの影響が残っていたので、途中にある五大堂へ行ってみることにします。

入口の紅葉が色付いていて、ここだけ秋のようです。
石段を数段上ると朱色の橋があります。

色付いた紅葉と松の濃い緑が美しいです。
渡りきった左に売店があります。
商品の写真を撮るのはマナー違反だと警告の注意書きがありました。
でも、日本語だけじゃダメだと思います。
その向かい側には御堂らしきものが建っています。

解説があったのか定かではありませんが、解説の写真も撮っていませんでした。
五大堂へは、もう一つ橋が架かっています。

すかし橋です。
真上から覗くと、海面までは高さがあるので初めはゾッとしました。
当時は縦板はなかったはしご状だったそうで、恐ろしくて渡れない人もいたそうです。
気を引き締めてお参りするように、このような緊張感のある構造にしたそうです。
五大堂は海に向って建っていました。

五大堂は瑞巌寺の一部で、本堂までは500m程あります。
伊達正宗が建てた、東北地方では最古の桃山建築です。
内部には五大明王が安置されているのが、この五大堂の由来なのでしょう。

平安時代中期に製作された秘仏で、33年に一度しか開帳されず、次回は2039年の御開帳予定らしいです。
この小高い五大堂から見る松島の風景は絶景でした。

再びすかし橋を渡って戻ります。
慣れると、縦板がなくても恐ろしいとは感じませんでしたね。
国道45号線を渡って土産物店を覗きながら東へ向かいます。

この道が近道のようです。
人がすれ違うのがやっと程度の道を行くと、目的地らしい開けて賑わった場所に出ました。

松島さかな市場です。
ここもグーグルマップで確認済みだったの、思った通りの雰囲気でした。
予定では牡蠣の食べ放題だったのですが、昨夜からの食べ過ぎのために定食メニューにしました。
13時は過ぎていましたが、土曜日のせいか混雑しています。

ここで会計を済ませてから、カキ小屋という名のビニールハウスのような小屋に入って待ちます。
隙間だらけなので冬は寒そうですね。
海の家のような簡単な造りです。
番号を呼ばれて合図すると、定食が運ばれてきました。

五大堂A、五大堂B定食です。
正直に言うと、ガッカリな味でした。
厚岸の牡蠣と比べてしまい、その差は歴然過ぎました。
大きな殻の割に親指くらいの牡蠣が、水分を絞り取られた細長い姿に涙が誘われます。
牡蠣汁は東北地方らしい濃いめの味で、底をかき混ぜるとマイクロ牡蠣が現れました。

赤く囲ってある部分が牡蠣小屋です。
やはり穴が開いていましたね。
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