昨夜は僅かながら雨が降っていましたが、夜が明けると青空になっていました。

前泊の道の駅と違い、駐車場は2割ほどしか埋まっていません。
いつもよりは遅く起きてしまい、出発も7時過ぎになってしまいました。
とりあえず、コンビニのあるところまで走らなければなりません。

この国道に限らず、道内どこを走ってもシカの飛び出しには注意しなければなりません。
特に夜間や薄昏時は要注意です。
今回の旅の間にもシカの飛び出しがあり、速度に注意していたので未然に防ぐことができました。
以前取り付けた、シカ笛の効果があったかどうかはわかりませんが、効き目があると思うことにします。
厚床の市街地のコンビニで朝食を済ませて、ここから風連湖をぐるっと回りこむように進みます。

酪農地帯なので、見渡す限り建物はほとんどありません。
野付国道といわれる道を北へ向かい、湿原なのでしょう、風連湖へ注ぐ河口近くに停車します。

この先は風連湖で、川は矢臼別川でした。
水は濁っていて、怪しい魚が生息していそうです。

穏やかな、流れが見えないほどの河口です。
車は滅多に通らないというより、停まっている間は一台も通りませんでした。
海に出る前、ほんの僅かな林の間から風連湖が見えましたが、すぐに見えなくなってしまいます。
風連湖を見たかったので、本別海地区から右折して海岸線を根室方面に走ります。

舗装したてのきれいな道で、サーフでは釣り人の姿も見えます。
ルアーマンのような服装をしていましたね。

左に海が見えて、周りは湿原の枯草状態です。
この先に風連湖と海の境目があります。
その境目には漁業関係で成り立つ集落があり、港も整備されています。

公衆トイレには、魚を洗わないでくださいという注意書きがあったので、ここ走古丹は釣り人も訪れるのでしょう。
そういえば、ニシンの時期に走古丹という名前を聞いたことがありますね。

ズームすると、釣り人の姿も見えました。
コマイかカレイあたりでしょうか?
漁港をぐるっと見てから、来た道を引き返します。

突然、Kさんが何かを見つけたようです。
タンチョウでした。
ゆっくり走っていたので、停車してみます。

タンチョウは、車から降りない限り逃げません。
車は見慣れているのでしょう。
しばらく観察しましたが、やがて餌を探して奥の方へ行ってしまいました。
天気は雲一つないほどに青く、ドライブ日和でした。

波はほとんどありませんが、気温は低いままでした。
海沿いの道は集落も少なく、秋鮭の番屋らしき建物がありました。

道の駅おだいとうです。

天文台のような形の建物が目を引きます。
テーマが北方領土の道の駅なので、北方領土に関する資料を見学することもできます。

これは「叫びの像」といいます。

叫ぶ方角に国後島があります。
正しくは、北方四島返還「叫び」の像といい、戦争は終わっても続けられているソ連の不法占拠は許されるべきものではないことを訴えていました。
三階の展望室には望遠鏡が設置されていて、ここから北方領土を見ることができます。

天気は好かったのですが、ぼんやりとしか見えず、肉眼でもその島の姿は確認できました。
テレビ望遠鏡も一台ありました。

これは、尾岱沼のネイチャーセンターです。
視界が良い時は、その向こうに国後島がはっきりと見えます。

2階は北方領土の資料等が展示されていて、映像設備もありました。
もちろん、署名もしてきました。

北方領土の冊子は無料で配布されています。

べっかいのコーヒー屋さんという三角パックのコーヒー牛乳です。
雪印よりもコーヒー味が強くて、ちょっとだけ大人の味でした。
予定では、尾岱沼の先まで行こうと思っていましたが、何度も見ているので今回はパスしました。
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